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クリーンマイニングとはなんなのか
いやはや皆様、こんにちは。
ブログ「株かコインかその他のネタか」を書いております、カブトコインでございます。
本日はまず「その他のネタ」からスタートします。
飽きられつつある時事ネタですが、後に本題へつながるため、あえて触れてみます。
「クチ」は災いの元?
昔から「口は災いの元」なんて言いますが、物理的な「クチ」が災いを呼ぶとは、ご本人も想像の外だったでしょうね。
(ロイターで世界中に配信されたりなんかして)
しかし私も充分オジサンなので、「バカなことをやってんな」くらいで許してあげれば?と思うものの、「水に落ちた犬は叩く主義」の日本社会。
そう簡単には許してもらえそうにはないですねぇ。
とはいえ「明日は我が身」の可能性もあるので「やって良いこと・悪いこと」の区別や、自分の価値観、世のモラルは、日々アップデートせねばと思った次第です。
やたらに拡散、現代の「クチ」
現代の「論理的なクチ」に相当するのがソーシャル・ネットワーキング・サービス。
中でもTwitterは、影響のある人のツイート一発で世に激震を起こしてしまう、とんでもない情報拡散ツールです。
そして今年5月に、仮想通貨界隈に激震を起こしたイーロン・マスクのツイートがこちら。
Tesla & Bitcoin pic.twitter.com/YSswJmVZhP
— Elon Musk (@elonmusk) May 12, 2021
テスラは、ビットコインによる車両購入を停止しました。
私たちは、ビットコインの採掘や取引に化石燃料の使用が急速に増えていることを懸念しています。
特に、燃料の中で最も排出量の少ない石炭を使用しています。
暗号通貨は様々な面で良いアイデアであり、将来性があると信じていますが、環境に大きな負担をかけるわけにはいきません。
テスラはビットコインを販売しませんが、マイニングがより持続可能なエネルギーに移行し次第、ビットコインを取引に使用するつもりです。
また、ビットコインのエネルギー/取引の1%未満で済む他の暗号通貨も検討しています。
「環境に悪いって評判だから、ビットコインでテスラ車を支払う仕組みを延期するわ」という内容のツイートでした。
この軽いツイート一発で「ビットコイン≒環境に悪い」という印象が強まり、後の仮想通貨の大暴落に繋がる要因となりました。
たしかに消費電力は膨大。
ビットコインのマイニングは、大量の電力を使用しています。
この記事によると「世界の電力消費量の約0.6%に相当」し、「スリランカやヨルダンのような小さな発展途上国の二酸化炭素排出量と同等」とのこと。
「Bitcoinのエコシステムが消費するエネルギーは、従来の銀行システムに必要なエネルギーの10%以下である」と記事にはあるものの、排出されるCO2は少ないに越したことはありません。
クリーンマイニングとはなんなのか?
石油や石炭などを使わない「より持続可能なエネルギー」というのは、現代社会全体の課題です。
ただでさえ仮想通貨は、脱税やマネーロンダリングを助長しているとされており、世界的にまだ「日陰者」な存在です。
そのうえ「環境に悪い」なんてレッテルも加わったらたまりません。
だがしかし、「持続可能なエネルギー」を用いている企業はすでにあるのです。
どうやって大量の電力を賄うのか。
今回はその手法の一つ、「水力発電によるマイニング」を実施している企業。
カナダのケベック州に本社を置く「ビットファーム」社を紹介します。
青い空、白い雲、巨大なダム。
ケベック州の大自然の中、5つの拠点でデータセンターを稼働中とのこと。
[いずれもケベック州]
・ファルナン
・カウアンズビル
・サンティアシント
・メーゴグ
・シャーブルック
99%が再生エネルギーのため電力コストも安く、公式ホームページでは1kWh当たり0.04ドル(4.4円)とのこと。
(US$0.04 / kWh average cost)
[ビットファームズ社ホームページ]
https://bitfarms.com/company/
単純比較は出来ないですが目安として、東京電力の家庭用電力は1kWh当たり19.88円。なんと1/4以下のコストなんですな。
また、データセンターでサーバーやマイニング機器を動作させるためには、機器自身を稼働させる電力と、故障防止のために機器を冷却させる空調機器の電力も必要になる訳ですが、そこはカナダのケベック州。
年間を通して涼しい地域のため、冷却用の電力も暑い地域と比較すると安く済みます。
元々涼しい地域で水力発電を行い、広大な土地でマイニングを行う。
理にかなった企業戦略ですね。
今後は、「環境に配慮したマイニング事業」を行わないと、投資家からの資金を集められないのかも知れません。
さぞかし好調なんでしょう?
さてさて肝心の「コインの株」の値動きをご紹介。
2021年6月21日にナスダックに上場した訳ですが、直近ひと月の株価推移は以下でございます。
仮想通貨の市況の良さも相まって、右肩上がりで上昇しています。
また、アルゼンチンにも新しくマイニングセンターを建設する計画があるとのことで、今後も期待ができる会社です。
次回予告
次回は「コインの株」から外れた話。
「FIRE」についての個人の考えを書いてみます。
今回もお読みいただきありがとうございました!
~次回、「FIREとデコピンと自由と不自由」乞うご期待!~