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《増殖されし者、マスター》カジュアルデッキ解説


1.初めに

本記事は統率者に《増殖されし者、マスター》を使用しデッキレベル5~7程度を目標に組んだデッキリストのざっくりとした紹介・解説になります。
一部ちぐはぐな構成などがありますが、手持ちのカードで組んだ結果ですのでご了承ください。

2.統率者紹介

増殖するM

《増殖されし者、マスター》

伝説のクリーチャー ― - タイムロード・ならず者

赤・黒・4

4 / 3

無尽
あなたがコントロールしているクリーチャー・トークンには「レジェンド・ルール」は適用されない。
あなたがコントロールしている誘発型能力は、あなたにあなたがコントロールしているクリーチャー・トークンを生け贄に捧げさせたり、追放させたりできない。

マナコストでみたスタッツは貧弱ですが、無尽とクリーチャー・トークンへの各種能力付与により一度増えれば鼠算式にコピー・トークンが増えていくことになります。
また、コピーにも無尽や能力付与は引き継がれているためオリジナルを除去されても問題なく展開を続行可能です。

3.デッキリスト

4.デッキコンセプトと勝ち手段

基本的なコンセプトは早期に《増殖されし者、マスター》を着地させ攻撃を通すことにより、戦闘ダメージで対戦相手のライフを削り切ることを目標としています。
また、攻撃を繰り返す中で増えたコピーを《村の儀式》や《ファイレクシアの供犠台》などを利用することで次のアクションへと繋げます。
増やしたリソースを最終的に《連続突撃》や《追い討ち》につぎ込み、追加戦闘で押し込みます。

5.マナ基盤

デッキコンセプトが統率者に頼ったものであるので若干過剰気味にマナ加速呪文を採用しています。
具体的には
土地27枚
マナ加速手段持ちクリーチャー4枚
マナファクト12枚
供犠台2枚
土地サーチファクト2枚
マナ加速インスタント・ソーサリー7枚
計54枚となり、半数以上がマナ基盤関連となっています。

特筆すべきカードを一部紹介します。

《Burnt Offering》
《Sacrifice》
《弱者選別》

この3枚は増えたコピーを生け贄に多量のマナを生み出します。
特に前2枚はコピーが元のマナ総量を保持するため、1マナから6マナを生み出すため本構築以外でも《増殖されし者、マスター》を使用するならば非常に有用なカードとなると思われます。
また、同系カードに陰謀団の儀式が存在しますが、手持ちと近隣店舗に在庫が無かったため採用していません。南無三。

《戦いの賛歌》

コピーが増えれば増えるほど生み出すマナが大きくなるカードです。
赤マナは《追い討ち》などの追加戦闘で多量に必要になるので、その確保に大きな助けとなります。

《伝説の秘宝》

本構築最強のマナファクトです。
即効性は有りませんが、アンタップ手段や供犠台系と組み合わせると急激にマナを生み出します。強い!
《Sacrifice》系と合わせると実質フリースペルでマナを生み出し始めます。

6.除去

除去は恐ろしく薄く、余りにも頼りないですが一部カードを紹介します。

《激しい恐怖》
《フィオーラへの侵攻》

全体除去の2枚ですが、どちらも《増殖されし者、マスター》を盤面に残しつつ場を流せるため攻撃の隙を生み出してくれます。
また、同系カードにクリーチャー・タイプを指定しそれ以外を破壊する呪文もありますが、マナコストが大きいので好みでこちらを採用しています。

7.トークン生成関連

無尽のみではコピーの生成が難しい場面があるので戦闘以外でコピーを生成する手段も複数採用しています。

《ラバブリンクの英雄、オーシオン》

特に《ラバブリンクの英雄、オーシオン》は効率よくコピーを生成できます。
序盤は1つ目の起動型能力でコピーを生成し、ある程度数が揃って来たら《伝説の秘宝》や供犠台系を駆使し2つ目の起動型能力を目指します。

《暴走魔導士、デリーナ》

また、《暴走魔導士、デリーナ》も多量にコピーを生み出す手助けをしてくれますが、こちらは生成したコピーが伝説を失っているため《フィオーラへの侵攻》や《伝説の秘宝》を利用する際は注意しましょう。

8.戦闘補助

本構築ではブロックされなければ5回の戦闘で対戦相手のライフを削り切れますが、ライフゲインを多用したり絆魂などで《増殖されし者、マスター》の元のパワーだけでは削り切ることが困難な場合も存在します。
そのため、打点を上昇させたり、ブロックを制限する呪文を採用しています。

《分かち合う憎しみ》
《旗印》

言わずと知れた暴力装置2枚、コピーが並べば一撃で試合を終わらせてしまうでしょう。
ただし、置いた瞬間にヘイトが全てこちらに向くので唱えるタイミングには要注意です。

《闇の覆い》
《精神異常》

この2枚はブロックに制限を掛ける呪文です。
精神異常は全クリーチャーがブロック不可になるので自分がぶん殴れられないように気を付けましょう。

9.最後に

《増殖されし者、マスター》のカジュアルデッキ紹介でした。
本構築が誰かの目に留まり、参考にしていただけたり打ち消しを切るタイミングの理解に繋がれば光栄です。

「《増殖されし者、マスター》カジュアルデッキ解説」はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC."

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