GLOSA畑での野菜作り
今年も僕の地元での野菜作りの活動が始まりました(3月末)。
今年はそこに加えて篠山での野菜作りの活動も開始します。
地元宍粟市での野菜作りで考えている事
僕福原は上記の写真の通りわりと田舎な環境で育ちました。
家のすぐ裏は山。向かいの山まで300mも離れておらず、その間に川(揖保川)と田んぼが(小さく)広がっています。どんなところかと言うと、小学校の時の同級生は18名。狩猟の解禁になると通学途中で鹿が吊られていたり、友人の家に猪が飼われていたり(たぶん食用)、隣の家のおじいちゃんは目の前の川で鮎かけ(網での漁名)をしていたり、近所のおじさんの家の裏山で山葵が生えていたり、僕の裏山でも筍・柿・栗・茶が採れ実家の両隣は畑になっているのでおばあちゃん(当時)が年間で野菜を作っているのできゅうりや茄子、ほうれん草、などなど畑にある間はその日に収穫したものを即調理して食べてて、家の一部は漬物蔵になっているので沢庵(たくわん)や梅干しなどは自家製で、お風呂は薪火で沸かせるスタイル、トイレは汲み取り式(平成10年ごろまで)でした。
そう書くと特殊な様に思われるかもですが、日本の地理を考えるとそうした地域はそこまで特殊ではなく、そこそこ田舎育ちの方だと「そうそう、うちもそんな感じ」みたいな環境なんだと思います。
元々農業するつもりで起業して、いずれは〜と思ってましたがそのいずれな状況はなかなかやってこないので始めております。起業した経緯は最終なんとなくなのですが、やっていくうちに自分の地元である様な地方と関われる事を実感していき、そこと関われる事、そこをより良くする活動に繋げていける事にやりがいを感じてまして、GAのビジョンである「食で、地方を元気にする」に繋がっています。
始めたきっかけとして決めてだったのは息子が生まれてその1~2年後に僕の卒業した小学校が廃校した事だったと覚えています。頭の中では「これだけ元々少子高齢化な土地だし合理的な判断やな。」という頭でしたが、しかし一方で「このままやとこの地域なくなるやん。この息子が大きくなった時にこの村あるんかな?なんとか残せへんかな。」という非合理な想いが出てきて、残す為には「仕事」があって、住む人がいて、インフラを維持すべきと行政に認めさせる必要がある。まずは仕事作りからという考えで畑をやってみています。同じ想いで廃校した小学校を活用した味噌作りも行っています。
両親はじめ地元の方々に協力してもらいながら進めていますが、まだまだ事業化できるまでに至らず、ここをもっとできる様にしていきたいです。
地元をなんとか維持したいという想いと、こうした地域は他にもたくさんあるという認識の中で、こうした山間地域を活性化する実業をもっと出来ないかと考えています。現在小売業をしているGAにできる事は、そこで商品開発を行い、その流通量を最大化させていき、その地域で仕事を最大化するという活動です。ここをもっと伸ばせていけないものかと試行錯誤しています。
篠山での野菜作り
篠山での野菜作りを始めようとしたきっかけはつないでいただいたご縁から。篠山にも家がある敬愛する先輩経営者が活動を共にされている篠山の農家さんを繋いでいただき、お話しをしている中で、目指している方向性は同じだと共感する部分が多々ありました。
その地域も同じく耕作放棄地が年々増えている地域で、そこで農業を営まれている吉良さんは地の方で且つまだお若いという事もあり、畑を借りて欲しいというご依頼がよく舞い込むそうです。
しかし作って売るには販売先が不足している。「だったらGAで契約して販売していきましょう」となり、その畑でできた野菜はGAで全量買取を行う予定をしています。
さらに、僕の地元の難点として距離が遠くなかなか阪神間から体験にお連れするというのが難しい地域なのですが、篠山だと車で1h。且つ電車でも行くことができる利便性もあり、この篠山の畑ではお客様をお連れしての収穫体験や農作業体験、GLOSAで働くメンバーの農業研修などを実施していきたいと考えています。
僕福原としては店舗での販売をなるべくみんなにお任せしていきつつ、こうした地方での活動に力を入れていけないかと考えています。
追記
こうした活動に共感いただける方は是非是非!GLOSAで働いてほしいです。
https://www.g-a.jp/news/401/ 現在も募集中ですのでよろしくお願いします。mm