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【随時更新】名古屋駅裏ちょい歩き【中村区役所~笹島】

6月中旬に地下鉄「中村区役所駅」から「駅裏」こと笹島までぶらぶらした時の写真を載せます。

心残りとしては
①中村遊郭の跡を見つけられなかった
②人目が気になってあまり写真が撮れなかった
③途中で雨脚が強くなり断念
の3つ。
雨がなければ熱田神宮近くのバラックにも行く予定だったのが、名古屋駅周辺を申し訳程度にぶらつくだけという結果に。

スタート「中村区役所駅」

初めて降りた。
申し訳ないのですが、偏見かもしれませんが・・・心なしか?いわゆる「低所得者層の高年齢者」らしき人の姿が多いような・・・

ここからちょっと頑張って歩けば名古屋駅。

ここを起点にしたのは何よりも「中村遊郭」の跡を見つけるためだったのに、結局どこにあるのか全く分からずという結果に。なさけねえ。

追記
ちゃんと落ち着いて調べたら、今回歩いたところとはあさっての方向にあるようです。目印は「ピアゴ中村店」。ということは「中村日赤」で降りたほうが近かったと・・・。

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というわけで、その中村区役所駅周辺で撮った唯一の写真。
ここに限らず、もう使われていないと思しきこうした古い建物がこの辺りは多くて興味深かったんですが、想像以上に人の目があったのでほとんど撮れず。

まさか置屋ではないだろうし、中に建材っぽいのがあるのを見ると普通に倉庫として使っていたとか、そんな感じでしょう。

「駅西銀座」

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駅西銀座。
それまで住宅街だったのが一気に繫華街の雰囲気に。
この辺りは朝鮮系の方々が経営していると思しき飲み屋が非常に多いです。

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言わずもがな、銀座といっても東京の銀座とは大違い。
昭和の香り漂うモチーフがそこかしこに。
この柵なんて、当時はシャレオツ最先端だったのでは。

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これは何を撮ったんだっけなあ、と思ったら、そう、「グリコ」。
昔はこのロゴでしたよね。
確か同じ場所に雪印(これももちろん昔のロゴ)のアイスケースがあったので、おそらく駄菓子屋だったのかなと思います。
それもさることながら、ケースの下の花柄のレース生地もなかなかイケてますね。

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こんな建物もあったり。肝心の正面を撮り忘れる・・・
確か玄関中央に「金魚」という看板があったので、昔は熱帯魚販売していた建物だったのかなと。2階・3階は居住スペースで。
それにしても不思議な壁面。
解体、あるいは改装途中にやめてしまったのか。
桜通り側の名駅周辺では、まず有り得ない光景。

たまに用事があって止む無く、名駅を太閤通り側から出ることもありますが、駅の前のベンチや道沿いでホームレスのお爺さん(おじさんじゃなくてお爺さん)がたむろしているんですよね。あとハトね。暑い時期だと臭いも気になる。
夜になったら笹島の安宿に泊まっているのでしょうか。

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「焼肉食堂 マルイ」。こう見えて現役の焼肉屋さん。
夜しか開かないお店もこの辺りは多いのですが、失礼ながら廃業してるのか定休日なのか見分けがつかない。
調べてみると、リーズナブルで美味しいみたいです。
しかし、こんな狭いところで火事なんか起きたら隣2件は危ういでしょうな。

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こんなお店もあったり。
やけにアメリカナイズで、名古屋というより沖縄の米軍基地周辺にありそうな外観のお店だったので撮影。

「U.S.SUBCULTURE」「TOYS」「WEAR」なんてあるからアメリカンファッションのお店かなと思いきや、隣には「BUSINESS CONSULTING」「LIVE SEMINAR」とおよそここの雰囲気にはそぐわないことが書いてあって不気味・・・と思って調べたら、なかなか香ばしい、いや、面白い方の活動拠点だったようです。
興味のある方はシャッターの一番左下に書いてある名前で検索してみてください。

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椿神社前の交差点まで来ました。
ここまで来ると名駅周辺の高層ビル群も間近に見えてきます。


中日新聞の広告でおなじみ「あかひげ薬局」。
男性向けのみならず女性向けの精力剤も扱っているようです。
一度でいいから入ってみたいけど、女性一人ではなかなか(;^ω^)

相変わらずの写真不足なのですが、この辺りになってくるといよいよいかがわしい雰囲気はMAXに。
DVD試写屋さんがあったり、いかにも怪しいスジへ売りつけていそうな「iPhone・iPad高価買取」の看板を掲げた事務所があったり。

また行く機会があったらこの辺りの画像を補充できたらいいなと思います。

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ビジネスホテル「第1スターナゴヤ」。
同じ椿町に「第2スターナゴヤ」「ニュースターナゴヤ」があります。
この写真で左に見切れてるのは第2スターナゴヤ。

なお、「ニュースターナゴヤ」のほうはリニア新幹線名古屋駅建設工事の関係で閉館するとのこと。
こと「駅裏」に関しては笹島ドヤ街なんかもあって鬱蒼とした雰囲気を漂わせていますが、リニア建設によってやはり変化していくのでしょうか。

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そのスターナゴヤの向い。同じ屋号が2つ。ディスカウントショップと質屋。似た業態ですし親族で経営していたのでしょうか。

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スターナゴヤとどっちが年上なんでしょう。

追記
改めて調べたところ「ディスカウントショップ 舟橋」「質店舟橋」ともに営業中の店舗でした。
この日はちょうど定休日だったためシャッターが閉まっていたようです。
ま、紛らわしい・・・

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青果問屋。店主の方が出張って常連と思しき方とお話していたので、これもまた車の陰からコソコソ撮るのであった・・・
本当にこの辺りは、こういう昭和から続いているようなお店が多いです。
ここなんかは飲み屋の経営者も重宝してそうですね。

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さて、先ほどの場所からちょっとだけ名駅を離れて、「星乃珈琲店 椿町店」付近。
オツな色合いで「週刊現代」の文字。
これだけ見るとなかなか昭和レトロでいい感じですが、窓のカーテンは薄汚れて垂れ下がり、明らかに使われていない状態。
シャッターには共産党のポスターがベタベタと貼ってありました。

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ここの通りがなかなか凄くて、さっきの日の出書店の真隣の「旅館大松」なんかはこの有様。旅館といっても貧乏リーマン向けの安宿か。

ここ、ほかに紹介しているブログやストリートビュー(2020年9月現在)なんかを見ると凄まじい内容の落書きが確認できるのですが、私が6月に訪れた際にはこんな感じでちょっと綺麗になっていました。

「呪」とか「介護地獄」とか「Fucking Jap Law」とか「蔡 金返せ」とか「ゲス親」とか。
日本人じゃない人同士の諍いかなあと思われます。
とにかくただの落書きではなく特定個人への私怨で書かれた感じだったので、いったい誰と誰の間で何があったのか気になります。

旅館大松はまったく関係ないんだとしたら気の毒ですね。

追記(2023.5.27)
今回久しぶりにこのエリアを再訪したので再び「旅館 大松」を訪ねたところ、リノベーションでとても素敵なギフトショップになっていました。

かつての「旅館大松」だった場所

「大松」の印象的だった色褪せたタイルはそのまま活かし、令和らしいmodestなお洒落さがありながらどこかノスタルジックな雰囲気を醸し出している。

お店の名前は「セレクト土産物店オミャーゲ名古屋」。
お店の公式インスタグラムを拝見すると、名駅ではまず見かけない珍しい名古屋土産を取り扱っているようです。
ドラえもんが微笑みながら宣伝している「立呑み あんこで日本酒」も気になるところですが、スタンディングバーの一面もあるのでしょうか?

「あんこがね」ってなんだろう、気になり過ぎる。
この時は時間がなかったため中には入りませんでしたが、今度は実際に買いに来ようと思います。

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その隣の「和風ホテル 一富久」は現役。
玄関前にたくさん盆栽やら花壇やらが置いてあるのですが、それらも綺麗に手入れされていました。
ここのオーナーなら「旅館大松」の在りし日も知っているのでしょうか。

追記(2023.5.27)
「大松」再訪の際に、もちろんお隣の「一富久」も再撮影。

軒先のお花・盆栽は相変わらずとても綺麗に手入れがされており、殺伐としてどこか戦後スラムの空気感が色濃く残る「サラリーマンホテル」の多いこの椿町エリアの中では、珍しく穏やかな雰囲気を醸し出すお宿である。

調べてみると洗面所・風呂・トイレが無い(共用)部屋と有る部屋があるようだが、後者でも1人6,000円~と良心的な価格…いや、「1泊2,000円」が跋扈するこのエリアでは、高級な部類に属するだろうか。

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「ビジネスホテル 銀座」。「駅西銀座」からとったのでしょうか。
正面に回ってみたら、「8.10生活 名古屋銀座」という謎の文字。
調べてみたら高齢者向け賃貸住宅になっているようでした。


さて、明らかに不完全燃焼のこの記事ですが、この「ビジネスホテル銀座」の写真を撮った辺りで雨脚が強くなり、動きにくい服装だったこともありここで撮影は終了。
熱田神宮、中村遊郭等々、本当に行きたかったところは行けずじまいに終わりました。
また後日、名古屋に寄る機会はあるのでその時に随時画像を追加できればと思います。

追記(2023.5.27)
2020年公開当時には訪問しなかった箇所について、新たに写真を掲載する。

ここ笹島エリアといえば、の安宿=サラリーマンホテルである。
ヴィアイン名古屋新幹線口の前でひときわ目立つまっ黄色な看板に従い西へ50m歩くと、ほどなく「福屋ホテル」が出現。

「テレビ無料」この文言ほど「で、何?」と思う謳い文句はないだろう。

看板から目を上げると上にもさらに黄色い看板、が、こちらは「福屋ホステル」と表記されている。
気になってホテルのHPを見てみると、「福屋ホテル」と「Fukuya Hostel」の2種類の表記が…。かと思えばGoogleマップの表記は「ホテル福屋」で、こんなところからも既に安宿特有のアバウトさが漂う。

正面からも撮影したいところだが、なんとなく入り口すぐのところにオーナーがいて目が合ったりするのではないかと想像し、断念した。

こちらは思いっきり廃業しているビジネスホテル、「旅館 一力」である。
思いのほか人通りがありこの一枚しか撮れなかったのだが、この場所をGoogleストリートビューで確認すると建物としてはもっと大きく、ちょっとしたアパートくらいの規模はあったようだ。

きっと現役時代は労働者向けに重宝されていたと伺えるが、現在はこの通り軒先が倉庫とも粗大ゴミ不法投棄場所ともつかぬカオスな様相を呈しており、この建物がホテルであったことはこの看板で辛うじてわかるという状態である。

そういえばここも「大松」と同じくタイル張りである。
このような安宿が全盛の時代はこれが最先端だったのだろう。

こちらは先ほどの元「大松」、現「オミャーゲ名古屋」と同じく、かつて使われていた建物をリノベーションした「ホリエビル」である。
調べてみるとこの2店舗のリノベーションには「屋上とそら株式会社」という企業が関わっているようで、代表の堀江氏はフリーペーパーの制作や広告制作会社でのプロデューサー職なども務めている。

特有のアングラな雰囲気は残しつつ生まれ変わっていく笹島、今後も歩くたびに発見がありそうだ。


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