大盤振る舞え!!オオバンブルマイ

 わたしがオオバンブルマイを買ったのは朝日杯FSとスプリンターSだけです。どうして他のレースで買えていないんですか……


この記事は

 今週にマイルCSを控えたオオバンブルマイが本当に大盤振る舞いしているのかを検証する記事です。

1走目:メイクデビュー中京

1着:オオバンブルマイ(5人気)
2着:スプル(1人気)
3着:ネオアリシア(10人気)

 新馬戦でさっそく、ルメール騎乗1番人気のスプルに勝ち、単勝1,490円の大盤振る舞い。なんと3着目に10番人気のネオアリシアも連れてきて、三連複8,630円三連単54,280円と早速その頭角を現した。

2走目:京王杯2歳ステークス

1着:オオバンブルマイ(10人気)
2着:フロムダスク(11人気)
3着:スピードオブライト(5人気)

 おそらくオオバンブルマイの名を世間に轟かせたのがこのレース。上位人気が全て馬券外に飛び、単勝5,100円、複勝ですら1,120円つき、馬連は衝撃の65,910円。三連系はというと三連複257,030円三連単に至っては2,221,830円と重賞のなかで歴代40位という歴史に残る大大盤振る舞いを見せた。

3走目:朝日杯フューチュリティステークス

1着:ドルチェモア(1人気)
2着:ダノンタッチダウン(2人気)
3着:レイべリング(3人気)
7着:オオバンブルマイ(5人気)

 なんとルメール騎乗で先の衝撃も含めて割と人気に押されていたが、馬券外となり、しかもレースはというとガッチガチの上位人気決着。オオバンブルマイの大盤振る舞いは不発に終わった。
 ちなみにこのレース、ドンデンガエシという馬も出走していたが、どんでん返せなかった。

4走目:アーリントンカップ

1着:オオバンブルマイ(5人気)
2着:セッション(4人気)
3着:ショーモン(2人気)

 後の主戦騎手となる武豊と初タッグを組んだ競走。重馬場となった阪神マイルでの闘いを制し、重賞2勝目を獲得。単勝700円三連複6,660円三連単42,710円と再び大盤振る舞いを見せる。比較的人気所の決着となったがそれでもまあまあなオッズがついている。

5走目:NHKマイル

1着:シャンパンカラー(9人気)
2着:ウンブライル(8人気)
3着:オオバンブルマイ(3人気)

 稍重となった東京で、4走目の重馬場での勝利が見込まれ、カルロヴェローチェ、エエヤンに次ぐ3番人気に推される。上位人気馬となったことで、馬券内に入っても流石に大盤振る舞いとはいかないのでは、となったその予想を覆し、道中後方で同じくらいの位置を走っていた2頭の穴馬と共に3着に入り、三連複27,690円三連単260,760円と人気に推されても大盤振る舞う力を見せた。

6~8走目:海外

 そこからしばらくは海外転戦となり日本で馬券を買えなくなる。6走目ではオーストラリアのゴールデンイーグルで1着をとり、賞金5億円を手にした。

9走目:キーンランドカップ

1着:サトノレーヴ(2人気)
2着:エイシンスポッター(8人気)
3着:オオバンブルマイ(7人気)

 ゴールデンイーグルで勝利を収めたものの、続く海外2戦で奮わず、おまけに初の1200とあって人気を落としたが、道中最後方から目が覚めるような末脚を発揮しきっちり馬券内。しかもエイシンスポッターも馬券内に入ったことにより三連複26,660円三連単109,420円と国内復帰初戦でもその大盤振る舞いぶりを見せつけた。

10走目:スプリンターズステークス

1着:ルガル(9人気)
2着:トウシンマカオ(5人気)
3着:ナムラクレア(4人気)
11着:オオバンブルマイ(8人気)

 久しぶりのG1は1200メートルのスプリント戦。あがり3Fは2位の脚を使うも道中最後方からでは届かず。

まとめ

 国内だけで絞ると、4-0-2-2。馬券内に入った6レース中、アーリントンカップ以外は5番人気以下の馬を自身を含めて2頭以上馬券内に持ってくるという結果で毎回高配当を演出している。まさに名は体を表すを地で行く馬である。
 マイルCSでも注目は集めているが、有力な実績馬が複数いる以上、そこまで人気することはないだろう。しかも鞍上は京都が庭の武豊。脚質が追い込みである以上、展開に注文はつくが、ここは一発期待しても面白いかもしれない。

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