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私的Mリーグダービー(12月前半)運命の5人目

前回のMリーグダービー


チーム表

ルールおさらい

各プレイヤーは4~5名1チームの仮想チームを作り、その4~5名のレギュラー成績の合計で競う。

4~5名の構成要件、決定方法は以下の通りである。
・最初の4名は9/17 22:00~ドラフト会議で指名。
・ドラフトは入札抽選方式とし、指名が被った場合はLINEのあみだくじによって抽選を行う。
・最初の4名は男女混合(男性、女性各1名以上)とし、同一チームの選手は2名以上チームに入れることはできない。
・レギュラーシリーズ全体の半分である54節目(12/19)が終了した時点で、各チーム1名助っ人としてチームに加えることができる。
・助っ人選手に関しては1~54節の成績は算入されず、55節以降の成績のみ加えられる。
・助っ人選手に関しては、性別や所属チームを問わず、指名されていない選手全員から指名可能であり、指名なしとしてもよい。
・助っ人選手の指名はウエーバー方式で行い、54節終了時点で成績が低いチームから優先的に指名を行うことが可能。
・助っ人選手の指名は12/20に行うものとする。

 重要なのは黒字の部分。今回のルールでは、全体の半分が経過した時点で助っ人という名の5人目を導入することができる。最後の5人目を選んでしまえば、あとは本当に対局を見守るしかない。今回はこのドラフトまでをピックアップする。

~#88

チームブルー  -91.8
チームグリーン 398.6
チームイエロー 532.7
チームレッド  139.0

12月前半の結果

 選手名は敬称略

#89,90

 チームグリーンは松ヶ瀬連闘連敗。この日はとにかくリーチがあまりにも実らな過ぎた。これにより3位との差が110ptまで縮まり、チームイエローはグリーンにダブルスコアをつけた独走状態になる。

#92

 再び三つ巴、チームブルー魚谷VSチームグリーン渋川VSチームイエロー松本。ここでも魚谷がトップを持ち帰り、チームブルーは7連続連対。渋川3位、松本4位で大きく上下が縮まった。ちなみにこの対局、最終局、萩原が裏ドラ1枚のせればトップというところでのらず、終局直後の魚谷と萩原の表情がクローズアップされたあの対局である。

#95

 今回は三つ巴が続く。ブルー大介VSグリーン渋川VSレッド東城。5つのあがりを全てロンであがるという珍しいことをした渋川がトップ。最後大介がギリギリ東城と並び、大介&東城は同点2位で終局。

#97

 三つ巴その3。ブルー魚谷VSグリーン瑞原VSレッド岡田あと一人は中田と、今期初女性卓となったこの一局。いつぞやの魚谷VS瑞原VS松本の三つ巴のときと同じように魚谷が最後に瑞原を捲り自身3連勝。チームブルーの連対記録も9まで伸びる。瑞原は魚谷に捲られるも2位。南場の2回のリーチが実らなかった岡田が3位。この結果、ブルーは海面浮上を果たし、最大で500pt以上差が開いていたレッドとの差を50pt近くまで縮めた。開幕以降ずっと最下位だったがその座を明け渡せるか。

#100

 運命の対決はすぐに訪れた。チームブルー渡辺VSチームレッド多井&寿人。MVP2人に昨年度総合成績2位の本田を相手にまわして、渡辺が逃げ切り勝ち。多井&寿人が逆連対となり、なんと開幕から100戦目にして初の最下位交代となった。チームブルーの連続連対数はとうとう大台の10に乗った。

~#103

 しかしチームブルーはその後3戦でトップ1回ラス3回であっという間に最下位復帰となる。そして#104ではどのチームの選手も出場せず、前半戦ラスト4戦を残すのみとなった。

#105

 首位のチームイエロー松本と2位につけるチームグリーンの瑞原の一戦。首位と2位の対決と言えど、その差250pt以上。歴史的大差トップラスでない限り逆転はない差である。試合は瑞原が終盤2回松本からロン和了するも、先に抜けた内川には届かず、瑞原2位、松本3位の決着

#107

 前半戦最後の大勝負。チームグリーン園田VSチームイエロー伊達&勝又VSチームレッド東城。勝又が2回の立直をどちらも仕留め、堂々の4連勝。序盤の1回の和了でなんとか3位に持ちこたえた伊達とあわせて、イエローの地位をさらに不動のものとした。対して園田は和了3回にも関わらず、めくりあいで伊達に放銃した12,000が響きラス。首位と2位の差は300点以上開いた。東城は2位をしっかり持ち帰り、3連続2位と連続ラスからの復活の兆しを見せている。

#108

 前半最終戦。連闘の東城が全局参加レベルの超積極的な麻雀でロン和了4回で堂々のトップ。チームレッドとしても#49ぶりのトップとなり、後半戦復活のシナリオの足掛かりとなるか。

チームブルー  27.8
チームグリーン 266.1
チームイエロー 570.7
チームレッド  123.7
以上で前半戦の順位が確定し、5人目の指名順はブルー→レッド→グリーン→イエローとなった。

ドラフト会議

 このドラフトが終わってしまえば、本当にもうあとは見守るしかない。最後の最後。残り20名から自由に指名できる状況で各監督は誰を選ぶのか。

五位指名

チームブルー 仲林圭
チームレッド 鈴木たろう
チームグリーン 白鳥翔
チームイエロー 滝沢和典

 チームブルーは現在個人18位+8.9pt、今年發王位連覇と雀王の2冠を達成した仲林を指名。
 チームレッドは個人27位-99.8pt、麻雀最強線では決勝まで残り準優勝という成績を収めたたろうを指名。
 チームグリーンは個人26位-86.6pt、昨年セミファイナル2位、ファイナルでは4戦全連対2トップとポストシーズンで大奮闘した白鳥を指名。
 チームイエローは個人13位+71.9pt、昨年ファイナルではMVPの活躍を見せた滝沢を指名。
 各チーム既に、2名が選出されているチームから選手を指名し、ブルーとイエローは既に同じチーム所属選手がいるチームからの指名となった。

各監督の感想

チーム表

チームブルー

 例年シーズン後半は前半のポイントが原点近い選手が点数を伸ばす傾向があるように感じた。条件的には仲林選手、本田選手あたりが良いのではないかと考えていたが、順位分布的には、もっと上位でおかしくなく、前回の断ラスで膿を出し切ったのではと考え、仲林選手を指名した。

チームグリーン

 白鳥選手は、リーチ成功率38%(平均48%)の低さとリーチ時放縦率16.13%(平均11%)の高さ、放縦率17.53%とTOPクラスの高さが目立つ。どう考えても「ツイてない」ので、そろそろプラスすると感じる。(データ出典:Mリーグ成績速報(非公式))
 黒沢選手が例年シーズン後半が強く、前半のポイントが-70切っていたら指名していたが、前半マイナス3桁から後半にプラス3桁した例が少なく、今回は見送った。

チームイエロー

 下位のチームと点差が開いていて、得点維持が目標のため、今シーズン安定感のある滝沢選手を指名した。もし滝沢選手が取られていたら、指名なしの予定だった。

チームレッド

 単純に揺り戻しに期待してたろう選手を指名した。

総括

 全体的に逆転を狙う3チームは、前半の成績よりは、前半奮わず後半に巻き返しが望める選手を指名。圧倒的有利なイエローのみ前半から安定的にポイントを稼いでいる選手を指名と言った形か。
 20名に増えたことにより今後直接対決が増えポイントの変動が大きくなることが見込まれる。イエローの逃げ切りか、他の3チームが追い上げを見せるか。
 熾烈な後半戦は早速今日から始まる。

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