Taillight / TOO
強力なドラムビート、それに相反する感性的なピアノとオルガンのサウンドが調和して表現された曲で、先の見えない未来に対する恐れを都市の道路で列を成す車の尾灯(taillight)に比喩した歌詞が印象的。
-Melonアルバム紹介文から引用
なぜか落ち着かない
鏡の中に映る自分が
いつの間にか
知らない誰かみたいで
誰かは本当の僕を
分かってくれるだろうか
自分でさえも
自分を見捨ててしまいそう
「誰にでもいい顔しなくていいよ」
何気ない一言に
一晩中揺れる心
感情の無い慰め
聞こえない
何も考えずに済むよう
抱きしめて
もうやめて
そろそろ休みたいのに
どうして立ち止まれないんだろう
立っているのも精一杯
たった1人だけ
取り残されたようで
あの人たちは
どこに向かっているんだろう
数えきれないあの灯
追いかけることしかできないのに
誰かが迫って来ていないか
後ろばかりが気にかかる
過ぎていく光たち
それぞれの「終わり」に向かって
一体どこに
向かっているんだろう
世界にひとり
取り残されたような夜
本当に馬鹿みたい
疑問の中ひとり
過ごす夜が伸びていくたび
暗闇に呑まれてしまいそうで
忙しく逃げ続けると
残ったのは
叶わなかった夢ばかり
全部にうんざりだ
誰でもいい
こんな僕を見つけ出してよ
また夜が追いかけてくる
途切れることのないTaillights
狭苦しいはずの座席の隅
今じゃ気楽な特等席
「棘のある言葉に
これ以上傷かなくていい
アスファルトはパステルで
塗りつぶせばいい」
もうやめて
そろそろ休みたい
投げ出せないのはなぜ
立っているだけで精一杯なのに
たった1人だけ
取り残されたようで
あの人たちは
どこに向かっているんだろう
数えきれないあの灯り
追いかけることしかできないのに
誰かが迫ってきていないか
後ろばかりが気にかかる
過ぎていく光たち
それぞれの「終わり」に向かって
一体どこに
向かっているんだろう
世界にひとり
取り残されたような夜
Tonight
意味もなく振り返るばかり
どんなに歩いてみたって
何が知りたくて
何を知らないのか
自分でも分からない
華やかに見えるでしょ?
模様だけが
息を止めた都市の夜みたいに
遠くで輝く星たちが
羨ましいはずなのに
きっとここに戻って来るんだろう
終わりのないあの尾灯
追いかけることしかできないのに
何かに追いつかれていしまいそうで
後ろばかりが気になる
過ぎていく光たち
それぞれの「終わり」に向かって
この先にあるのは
どこなんだろう
世界にひとり
取り残されたような夜
Tonight
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?