QOLを上げるコツについて
こんにちは、たちばなです。今回はQOLについて話していきたいと思います。
QOLとはquality of life の略で文字通り生活の質のことを表します。WHOの定義を噛み砕くと人生の幸福度や人を人たらしめる要因について言及しているものです。なのでQOLが高い人は生活に満足しバイタリティに溢れているという訳です。
私は受験生のとき、常に編入のことが頭にあったためにこのQOLがかなり低かったように感じます。しかし今は編入試験が終わったことで生活に区切りがつき、自身の生活を見直す時間が出来ました。
そこで試験前と試験後の生活を比較し、QOLを上げるために必要だと感じたことをまとめておきたいと思います。ではさっそく本題に入りましょう。
【QOLを上げるためには】
結論から述べるとQOLは可処分時間の充足度に依存するため、無駄を省いて根本の時間制約を緩和することでQOLが上がります。
順を追って説明していきたいと思います。
まず始めに、そもそも質の高い生活とはどのようなものなのでしょうか。
私が想像する質の高い生活は次のようなものです。
海外旅行に行って世界遺産に感動を覚えたり、給料日に奮発して高級店で外食をしたり、たまの休日に恋人と出かけたり、居心地の良い部屋で観たかった映画を鑑賞したりなどなど...。どれも楽しく幸せで、有意義な生き方だと思います。
しかしこれらはどれも「自由に使える時間がある」という前提の上に成り立っています。
長期の休みが無ければ海外には行けませんし、残業続きで予約が取れなければいくらお金が有り余っていてもご馳走に舌鼓を打つことは出来ません。
休日出勤であれば友人と予定は合いません。
仕事をさっさと終わらせて早めに家に帰れても溜まっていた家事に追われてクタクタになって夜が更ければ2時間の映画よりも睡眠を優先することでしょう。
つまりここで言いたいことは体力や所得といったものは自己の裁量で増減させることが出来る一方で、時間は全ての事象の根底に存在するにも関わらず1日24時間で固定されているということです。
これは中々厄介な問題です。体力が無くて疲れやすいならば運動をして筋肉量を増やすことで対処出来ます。所得が低くて生活が困難なら副業をして生活の足しにすることで余裕が生まれます。しかし時間に関しては自由時間が無いから1日36時間にしよう、なんてことは出来ないのです。
つまり時間に対する解決策を考える時、体力を増やす、稼ぎを増やすといったポジティブな解決策ではなく、今ある何かを削って時間を捻出するというネガティブな解決策が主流になっているのです。
しかしそのようなネガティブな方法で時間管理を行うことはオススメしません。わざわざ睡眠を削ってその時間で趣味に没頭すればいずれ体にガタが来ますし、結局削ったものを他の形で保管しているだけなのでQOLがそこまで上がらないからです。
ではどのようにして今ある生活を削ることなく時間を捻出し、質の高い日々を送るのか、ということを考えると無駄を省くという結論になります。
考えれば当たり前なのですが睡眠や食事といった必要不可欠な時間を減らすよりも、掃除をルンバに任せたり小銭で支払わずキャッシュレス決済にしたほうが少量ですがポジティブな方法で使える時間を増やすことができます。
今まで満足度に直結していなかったプラスでもマイナスでもない時間が自由に使えるようになるため、QOLも必然的に向上します。
ではどのように無駄を省くか。これがこの記事で1番伝えたい部分なのですが、私は無駄の省き方は2種類あると考えています。
1つは”現在の無駄”を省くということです。
これは先に述べたようにキャッシュレス決済やロボット掃除機の他、ドラム式洗濯機の使用などが挙げられます。どれも近年普及してきたもので便利な物ばかりです。
これらの無駄の省き方に共通していることは直接的に可処分時間が増えるということです。
小銭を数える時間、掃除機をかける時間、洗濯物を干す時間...。これらを全て省略することで1日24時間のうちいくらかの時間を自由に使えるようにしています。つまるところ、行動と可処分時間に直接の因果関係があるという訳です。一般的に、「無駄を省く」と言われればこの省き方が思い浮かぶと思います。
ではもう1つの無駄の省き方は何なのか。
それは”将来の無駄を省く”ということです。
具体的には運動や健康に良い食事、規則正しい生活が挙げられます。これらの行為は一見すると時間を奪う行為です。
スポーツが苦手で今まで運動をしていなかった人がわざわざ趣味の時間を割いてまでランニングをしていたらQOLが下がっているように見えます。自炊をせずにジャンクフードばかり食べていた人がわざわざ栄養バランスを考えた食事をレシピ通りに作れば、したくもない料理に対する時間が今までの何倍にも増えてしまうでしょう。
しかしこれらは俯瞰的に考えると寿命を伸ばし、人生における可処分時間を大幅に増加させます。
日常的な運動は将来的なダイエットにかかるストレスや時間を無くし、健康に気を遣った食事は生活習慣病のリスクを減らして健康寿命を伸ばすという話です。
つまり、1つ目がショートスパンにおける無駄の省き方であるのに対して、2つ目はロングスパンにおける無駄の省き方であって将来の無駄を予防出来るいうことです。
【まとめ】
以上をまとめると
①満足度の高い生活には可処分時間が必要である。
②可処分時間を生むために無駄を減らす必要がある。
③そのためには現在の時間を増やす無駄減らしと
④将来の時間を増やす無駄減らしの2つを行うべきである。
となります。具体例に私が行っている無駄の省き方を列挙すると、
・paypayとクレカによって現金を出来る限り持たない
・徒歩ではなくバス・タクシー・電車移動
・必需品のまとめ買い
・ワイヤレスイヤホンの使用
・白湯を飲む
・筋トレ
などを最近始めました。交通機関の使用やワイヤレスイヤホンなどはコストがかかるので手を付けにくかったのですが、歩いて家に帰る時間や毎回イヤホンの絡まりを解く時間とストレスを考えると、どれもやって良かったと思うことばかりです。
特に時給換算をすると、目先の1000円よりも1時間を大切にしようと考えるようになりました。これに関しては、今後のnoteで金銭感覚をテーマにして深く掘り下げるつもりです。
以上で終わります。