編入試験のメリットについて



こんにちは、たちばなです。今回は編入試験のメリットについて話そうと思います。


無事に神戸大学経済学部に合格して受験生としての生活を終わらせた今、編入はメリットの方が大きいと感じたのでこの記事を書くことにしました。次回は編入試験のデメリットについて書く予定です。この記事を読んで今後編入試験を受けようとする人のモチベーションの向上に繋がることを祈っています。


ではさっそく本題に入ります。


【①:試験の科目数が少ない】


試験そのものに対する感想はこれに尽きます。一般試験で国公立に入ろうと思ったら莫大な科目数をこなす必要がありますが、編入は少量で済みます。英語は中高からの延長線上にある科目であり、ゼロから学ぶということはあまり無いはずです。また、専門科目に関して言えば大抵の人が半年〜1年ほどの勉強期間で合格しているのでやはりそこまで負担のかからない試験であると言えます。


【②:併願ができる】


私は併願をしていないのでこの恩恵は感じていないのですが、多くの編入合格者がこのメリットを挙げていたので一応書いておきました。学歴ロンダリングを考えている人にとって、やはり複数の国公立を受験可能な点は編入の最大の特権であると思います。科目数が増えたり学校ごとの対策をする必要がありますが、その価値は十分あるはずです。


話が逸れてしまうのでこの記事には書きませんが、私が神大を単願した理由については以前書いた記事である「神戸大学経済学部の編入試験がコスパ最強である理由について」を見ると納得してもらえると思います。正直な話、併願は完全に個人の好みだと思います。



【③:ダブらない】



編入以外の受験方法で大学を変えようと思ったら基本的に浪人か仮面浪人をします。そうすると周りより人生のサイクルが1年遅れます。友達の話を聞いていると「浪人は楽しかった」とか「1年間勉強し続けて合格を掴んだら人生に深みが出る」とか言っているので良い印象しかないのですが、世間一般的にはマイナスイメージです。(個人的には1年間受験勉強に費やしたとしても生涯的な労働時間や精神負担を軽減出来るなら全然アリだとは思うのですが....)



そこで周りから遅れを取らずにストレートで大学を変える道は編入か院試くらいしかないと思います。文系で院進は少数派ですし、就職を重きに置くなら院進は就職が2年遅れるのでやはり編入が1番賢い選択肢かと思います。


【④:勉強に集中しなくて良い】


大学生は基本的に自由です。今までの学校のようにガチガチに縛られた生活ではありません。そのため大学受験の時は娯楽を切り詰めて勉強に励んだと思いますが、編入の場合は長期的な計画をしていればそこまで勉強に注力することは無いです。デメリットの方で詳しく話しますが、編入は時間勝負というよりは精神が持つかどうかの勝負だと思っているので、息抜きが無ければかえって負担が大きい気がします。



【⑤:頭の良い人は既に抜けている】



編入試験を受ける人の志望理由は「現役時のリベンジ」が大半を占めていると思います。そうであれば一般試験で既にふるいにかけられているため、編入試験の受験層はそこまで厚くないはずです。純粋に学問をするために編入を志す人や一部の天才を除けば、受験者の学力はあまり変わらない気がします。



【⑥:目標ができる】


大学に入ると、ほとんどの人が目標も無くバイトやサークル、授業といったものに日々を消費してしまいます。そこで2年生の秋まで「編入試験」という目標があると生活に抑揚がつきます。


実際、私も編入を考えていなかったらTOEICや経済学の勉強を自主的にする訳がありませんでした。試験日に向けてコツコツ勉強したおかげで中高時代からの机に向かう習慣が途切れなかったことはとても良い経験になっています。


【⑦:勉強した内容を学部3,4年で使う】


大学受験で用いた知識というのは、使わなければあっという間に忘れてしまう儚いものです。和積の公式がなんだとか、中国の国名の変遷がどうだとかいったものです。

やはりそういった知識は「試験に合格するための勉強だ」という認識をする人が多いのではないでしょうか。勿論、生涯を豊かにするために勉強は必要不可欠ですが、今学んでいる勉強内容を使う将来像を明確に想像出来なければ中々学習し辛いものです。


しかし編入試験の学習内容は今後の生活に大きな影響をもたらします。英語は極めてしまえば生涯の武器になりますし、専門科目は編入後の2年間で必ず使います。有用性が担保されている勉強なのでモチベーション維持がしやすいはずです。


【⑧:合格してから4ヶ月の自由時間】


私は神大しか受験しなかったので合格発表があった11月中旬から今に至るまでずっとフリーです。前期の段階で入学に必要な単位を既に取得していたので、2年の後期の授業は全て切りました。最近はずっと遊びに行くかバイトをしています。


普通の大学生も2月から春休みなのであまり大差はないですが、試験から解放されて年始年末シーズンをまったり過ごせるのはとても良い時間でした。大学受験の時から数えて3年ぶりに受験生ではないお正月を過ごすのは解放感に満ちていました。


4ヶ月も自由に好きなことができる期間はこの先だと就活が終わった後か老後くらいしかないと思うので、2年生のこの時期に自己を見つめ直す時間を取れたのは貴重だったと思います。



【⑨:勝ち癖がつく】


これは前に書いた記事「勝ち癖について」を読んでほしいです。合格すれば間違いなく自己肯定感が上がります。

編入に限ったことでは無いですが、試験や日常生活を通じて「自分に合った努力の方法」を確立させるのは極めて大事なことだと思います。



【⑩:学歴の獲得】


センシティブな人が多い話題なので触れるのを極力控えますが、やはり学歴はあって損することは無いです。努力の証明になりますし、有名大学のレッテルは一生物です。編入でコスパ良く勝ち取ってしまうのが良いと思います。

詳しい話はまたいつかnoteで書こうと思います。



【まとめ】


ざっとメリットを上げるとこんな感じです。合格した上で書いているのである程度バイアスがかかっていますが、出来るだけ客観的に考えてみました。楽しい大学生活のいくらかを勉強に費やすのは辛いと思いますが、その分返ってくる恩恵も計り知れないです。ぐっと堪えて将来の自分に投資するつもりで勉強に励んでみてはどうでしょうか。




以上で終わります。

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