流れにのって
流れにのって、少しだけ稼いだ。
そしてまた、その「少し」の半分を失う。
ちょっと待つ。
待つのもだいじ。
勢いにまかせて、ジムにいった。
そしてまた、動いた分…と言って摂取する。
また行こう。
食べるために動くのもまたよき。
カフェの店員さんが戸棚の内側を拭いている。
手慣れた様子に安心する。
また来よう。
ずっとなくならないお店には理由がある。
見習わなきゃいけないことが
世の中にはたくさんあって、
あれもこれもと羨ましくって
欲しいモノばかりだけれど、
たくさん拾って集めても、
私のお家に全部は入らないみたい。
諦めますか?
大きいお家に住み替えますか?
増築ですか?
幸せですか?
こんな日はたくさんのきらきらのお守りを
あっちにもこっちにも身につけて握りしめる。
蘇る言葉に耳を傾ける。
石蕗 茅茅