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逃げ道を作ってから始めるな

何かを始める時、「とりあえずはまだ初心者だから」とか、「最初からそんな高価な道具を揃えなくても」という人がいますが、それって途中で飽きたり投げ出すことを想定して事前に逃げ道を作っているように思うのです。



「できるだけ安く」とか、「なるべく損しないように」と思って始めたことって大抵続かないですよね。

リスクがない分身が入らないんです。

だから僕は何か新しいことを始める時はできる範囲で最上の道具やアイテムを買うようにしています。


もちろん限度というものはありますが、場合によっては最初から上級者向けのものを揃えることも少なくありません。

なぜかというと一番の理由は少し上達するとまたすぐに上のランクの物が欲しくなるからです。

その時に新たに買い直すくらいなら最初に良い物を買ってそれを大事に手入れして使い続ける方がより一層手になじみ愛着も湧いてきます。


また、ある程度高い物を買うと人は損をしたくない気持ちが働くので、必然的に結果を意識します。

「元を取るまでは」とか「〇〇できるようになるまでは」と言った感じです。


逆に最初にコストがかかっていないということは結果が出なくても痛みが少ないということ。

すると人はできなかったことや、やめることを正当化し始めます。

そして結果的に挫折。

こうなってはもはや当初の目標を達成することはないでしょう。


だからこそ初心者のうちこそ良い道具を持つことはとても大事なことなんです。

よく「退路を断て」と言ったりしますがそれも同じですね。

最初に逃げ道を断つからゴールがよりはっきりと見えてくる。

そんなものだと思います。


まとめると、

・初心者のうちだからこそ使う道具はなるべく良い物を持つようにする

・コストをかけリスクを取ることでゴールはグッと近づく


誰だって失敗はしたくないものですが、最初からこの気持ちでいてはなにも始まりません。

ダイエットなら新しいウェアを揃えることでやる気と見た目が変わります。

そうやってできるだけ最初にスタートダッシュをかけて進むことも後のゆとりを生み、結果も大きく変わってくるでしょう。


このコロナ禍で「なにか新しいことを始めなくちゃ」と思っているあなた。

全てでなくてもかまいません。

何かひとつでも自分のこだわりや意気込みが反映されるような物を使うようにしましょう。

それがあなたの成功への第一歩です。


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高橋 優介@越後妻有の料理人タカハシ
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