割合で覚えるカンタン煮物
慌てて投稿したので昨日の補足です。
昨日はお子さんからのご希望が「和食」「天ぷら」でした。
6年生と、3年生ということもあり、少し難易度の高いものに挑戦しようという話になり、「煮物」を作ることになりました。
「和食では煮炊きができてようやく一人前」と言われます。
せっかくなら作っておしまいではさみしいので、お家に帰ってもまた自分たちで作ってもらえるように「割合で覚えるカンタン煮物」をお伝えしました。
2人ともすぐに覚えてくれたカンタンなレシピです。
皆さんにもぜひ覚えていただきたいのでここでもご紹介しますね!
その割合というのが、「8:1:1」です。
出汁8:しょうゆ1:みりん1という意味です。
煮物というのは全てこれが基本になっています。
例えば、この8:1:1で「天ぷらのつゆ」になります。
今回の肉じゃがもこの割合に砂糖0.5を足して作りました。
さらにこの割合で、みりんを酢に変えれば「酢の物」に。
酒に変えれば「お浸し」ができます。
どうですか?カンタンでしょ?
まず「この割合で出汁を作る」→「材料がひたひたに浸かるくらいまで入れる」→「落とし蓋をして具材が柔らかくなるまで煮る(+αでしょうがやネギの青いところ)」
これだけで煮物が作れちゃいます♪
里芋などの根菜類の煮物は10:1:1が基本です。
これは煮えるまでに時間がかかるため、8:1:1だと煮詰まってしょっぱくなってしまうので少し薄めてあげます。
ごぼうなどさらに固いものは15:1:1とかでもいいかもしれません。
逆に煮魚などはダラダラと煮るとパサパサになるので濃い目の6:1:1でサッと煮ます。
でも素材自体から旨味が出るので動物性のものを煮るときは水と酒で煮ます。
酒を使うのは臭みを消すのと素材が固くなるのを防ぐため。
カレイなど淡白な魚の場合(基本の割合)は
水5:酒1:しょうゆ1:みりん1です。
サバやイワシなど青魚の場合は
水4:酒2と覚えてください。
砂糖の量はお好みです。
ここまで読んでいただいた方はなんとなくおわかりかもしれません。
この割合さえ覚えてしまえば鍋の大きさやお玉の大きさが変わっても1カップが〇〇ccで…なんて考えなくてもいいんです。
これらの割合で素材に対してかぶるだけの煮汁を作ったらあとは煮るだけ。
どうですか?できそうな気がしてきませんか?
皆さんもぜひ煮物にチャレンジしてみて下さい!
《まとめ》
基本 天つゆ8:1:1
**肉じゃが、筑前煮(出汁4:水4)
出汁8:しょうゆ1:みりん1 :砂糖0.5 **
**酢の物 8:1:1(酢)
お浸し 8:1:0.5(酒) **
**野菜の煮物 10:1:1〜15:1:1 **
**煮魚6:1:1 +砂糖お好み (水:酒5:1〜4:2) **