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北イングランドの廃線跡とアーチ橋

北イングランドでは、丘陵地の谷間にローマ風のアーチ橋が、いくつもいくつもかかっているよ。

たいていは昔、鉄鋼や石炭を運んでいた鉄道で、今は廃線になったのを行政が買い取り、周辺は自然が残って緑のトンネルのようになっている。

廃線跡はあちこちでフットパスやサイクリング道になっている


駅のプラットホーム跡

駅のプラットホーム跡に立つと
「Stand clear of the doors please.
電車が来ます。後ろに下がってお待ちください」
と言うアナウンスが聞こえてきそう。

駅舎は今は誰かの家になってる。


駅舎が住宅として利用されている


ローマの文明と産業革命

北イングランドのバイアドクト

イギリスはケルトが原住民で、その後イタリアからローマ人がやってきて、ローマの文明を伝えたと言われているよ。

その一つがローマがもたらした技術で作られたアーチ型の橋。

人間が通る橋はバイアドクトと今も、ラテン語のままで呼ばれている。

行が橋の形は橋の上からは見えない


イギリスが産業革命の時代、石炭などを列車で運ぶための橋がたくさん造られたんだろうね。

炭鉱が使われなくなった後もイギリス中に、列車が通らなくなったバイアドクトがまだ残って、サイクリングロード、乗馬道、ウォーキングに使われている。

廃線跡にトロッコ電車



紅葉がきれいな橋の上を歩いて、馬に乗った人とすれ違う

馬に乗っている人に必ず会う


橋の上から

そんな廃線道の橋の入り口のベンチでお弁当を広げたら、犬が飼い主から離れ次々私たちのほうにやってきては、足に飛びかかる。

飼い主にこら!と呼ばれて戻って行くのだけど、まもなく別の飼い主の犬がブワーっと駆けて来る。

どうやら犬を連れた人の通り道になっているらしく、一匹去ってまた一匹、犬が足元盛大に飛び跳ねる。

「移動する?」
サンドイッチ食べるのを諦め、別の道に行ったらやっと食べられたよ。





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