参考にしたい「Bチーム」
先日、姉が「好きそうかなと思って」と貸してくれた本を読みました。
結果、めちゃくちゃ好きでした。姉、さすが。よくわかってる。
これから先、デイサービス開業に向けて人を集めるうえで参考にしたい点が多くあり、今回はその内容について紹介したいと思います。
仕事に「好き」を、混ぜていく。 / 電通Bチーム
電通はみなさんご存知、超大手の広告会社ですね。
電通Bチームとは?
実際の活動としては、受注案件の実施や自主プロジェクト、講演会やイベントなどを行っているそうです。
本書では、読者をインターンとしてBチームに迎え入れ、その活動を疑似体験してもらう、という形で書かれています。ビジネス書は苦手でほとんど読まない私ですが、冒頭からぐいぐい引き込まれてワクワクして、あっという間に読み終わってしまいました。
B面を見つける
まずは、自分のB面を見つけるところから。
参考として、実際の電通Bチームメンバーを分類した5つのタイプが紹介されています。
どうでしょう?みなさんの"B面"は何ですか?
私は思いつくのは〈趣味タイプ〉ばかりでした。一番に出てくるのはやっぱり"本"。でも映画も好きだし音楽も好き。人への"贈りもの"を考えたりつくったりするのも好きだなあ。あんまり他の人と被らなさそうでいいかも。
デイサービスのスタッフを募集するうえで、医療職・介護職の経験の長さや有無にこだわらず、いろんな人が集まってくれるといいよね、というのは3人でずっと話しています。「いろんな人」というのは、職種もそうですが、私のなかではまさに「いろんなB面を持っている人」というイメージでした。
このことは、以前にもほんの少し触れています。
この記事では性格面などを挙げて書きましたが、自分のなかでは、年齢や性別、家庭での役割(子どもがいるとか多世代で住んでるとか)、作業における得意分野、趣味・特技、などなど広い意味を含めて考えていました。
私たちのデイサービスでは、利用者やスタッフの「やりたい」という思いを大切にして、活動を生み出していきたいと思っています。
その時に、いろんなB面を持ったスタッフがいれば、それだけできることの選択肢もクオリティも広がるはず。
いや、スタッフに限らず、近所のお店や住民の方、本屋に来てくれるお客さんなど、ゆるい繋がりの方たちも含め、そもそも関わる人たちが増えたら、それだけB面のバリエーションも増えて楽しそうだなあ、と思っています。
Bチームの作り方
メンバーを集めるにあたって、どういう人を探すか?
筆者の倉成さんが指標にしているのは、「お茶を飲んで楽しく」「野心があって」「心がきれいな人」だそう。
どれも共感できるのですが、特に「お茶を飲んで楽しい」というのは私も重視したいところです。要は人として好きかどうか、という感じでしょうか。たとえば少しくらい仕事が苦手でも、好きな人であればサポートしたいと思えるし、しんどい仕事があっても好きな人となら頑張れるし。能力の高さよりも、ひととなりを大切にしたいですね。
……なんかえらそうになってしまいました。
Bチーム運営のコツ
電通Bチームでは、「Curiosity First(好奇心第一)」「ゆるくやる」「常に雑談」といった雰囲気を大切にしているそう。その背後の具体的な部分を、一部紹介します。
もっと具体的に、Bチームの運営・プロジェクトの立ち上げ方・進め方なども書かれているのですが、デイサービスで活用するには少し内容が違ってくるので、この記事では割愛します。興味のある方はぜひ本を手に取って読んでみてください。オススメです!
この本を読んで、電通Bチームの立ち上げから運営、実際の活動に至るまで、総じて「遊び心」や「固定観念に囚われない柔軟な思考」を感じました。
私たちに関して言うと、デイサービスは"A面(=本業)"であって、電通のようにその中にBチームを作るわけではないけど、A面にBチームのあり方を反映させられたら最高だな、と思います。
自由に楽しく取り組む、だけどしっかり成果を出す。仕事の経験や能力だけじゃなくて、もっと個人的な部分を活躍させられる。
そんな職場にしたいです。
ますます楽しみになってきた~!
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