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叫んでもだいたい届かないから続けた
こんにちは!役者で参加させていただいております藤原柊人です。読みに来てくださってありがとうございます!とても嬉しいです。
卒業公演ということで、僕は今回が最後の役者になります。ただ…
演劇卒業したくない!!!大学卒業は全く未練ないけど演劇ラストにしたくない!!!!
です。
なので、僕の演劇にまつわるはじめの記憶をここに記して時の流れに逆らっていきます。
遡ること小学生6年生…
学芸会で演劇をやることになったのですが、当時の担任がめちゃめちゃ力入れて脚本やら何やらの準備して、それはもうビッグな作品になるらしいという噂がまことしやかに囁かれていました。
そんなわけで稽古開始当初はみんなワクワクしながら脚本を読み、いざ配役決めに。
正直メインどころの役とかやってみたかったのはあったんですが、小学生なんでどうしてもメインはクラスの人気者がとっていくんですね。小6の僕は手を挙げられず、それならば脇役でも少しでもセリフが多い役をと、主人公を殴る悪役になりました。
当時から僕声だけはでかくて(合唱のときとか、歌上手くないのに声でかいからという理由だけでよくクラスの真ん中に置かれてました)、なんか迫力あるだの熱量があるだの厳しい担任にやたらと演技を褒められて、僕は調子に乗りました。
めちゃめちゃ練習を頑張り、しまいには先生から役を追加でもらったりしてました。
あ、この話特にオチとかはないんですが、あと覚えてる話があって。
なんか稽古中盤で先生が劇のクオリティ?に怒って学年全体を集めて説教するみたいな時間があったんです。あとで聞いた話、この先生は学芸会指導のベテランだったらしく、皆の士気をあげるために必ず一度は大説教をするのだとか。なんじゃそら。
ただ当時の僕らはそんなこととはつゆ知らず、皆落ち込みながら(あるいは泣きながら)劇を良くするにはどうしたらいいか必死に考えました。それで最後に一人ずつ今後どうしていきたいかを一言述べて終わりみたいな流れになり、僕はたしか「今の自分の芝居は一辺倒になってきているので、ここからもっと変化をつけていきたい」みたいなことを言ったんです。それで厳しい先生に「うんうん、そうだね」と深く頷かれました。
いや発言がストイックすぎるだろ!!脇役で何を目指してたんだ小6の俺。
スポーツとか人笑わせたりとか苦手だったんで、褒められたりしたのが嬉しくて気合い入ってたんでしょうね。
まあ何が書きたかったかというと、多分今演劇ここまでやってきているのも、あの頃の自分がどこかにまだいたからなのかなみたいな。学芸会以降、大学入るまでは演劇なんて全く頭に浮かばなかったので。
そんな自分が今や「やめたくない」と無様に叫んでるくらいに演劇続けることになるとは、と勝手に感慨深くなってます。
さて、それもこの公演で一旦終わりとなります。
長かったのか短かったのかは知らんがとにかく濃かった演劇生活も、これにて一区切り。
こんなに悔しいと思い続け、それでも他の何より自分への期待をやめられなかったものは他になかったように思います。
まだ悩んだり苦しんだりすることはたくさんあるけど、日々考えていてもモヤモヤしてしまうので、あとは大人しく舞台にぶつけますわ!
皆頑張ってます。きっとあなたに何かお届けできるものがあります。観に来てください!
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中央大学第二演劇研究会
2024年度卒業公演『 プシュケーの蛹』
🦋脚本・演出:師岡亮
🦋日時:
3/6(木) 18:00~
3/7(金) 13:00~/18:00~
3/8(土) 13:00~/18:00~
3/9(日) 13:00〜
🦋会場:シアター風姿花伝
東京都新宿区中落合2-1-10
(JR山手線「目白駅」より 徒歩18分/バス6分
都営大江戸線「落合南長崎駅」より 徒歩12分
西武池袋線「椎名町駅」より 徒歩8分
西武新宿線「下落合駅」より 徒歩10分)
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