無職日記㉚ 最終回
2020年10月18日日曜日
無職生活30日め、そして最終日。
午前4時11分起床。
体温36度6分、血圧120/77。
キッチンで餃子を焼いて、金麦ゴールド・ラガーを飲みながら、今日もまたごぼうサラダを作る。
先々週の「オードリーのオールナイトニッポン」を聞き直すが、お蒲団に横になったら、すぐに眠ってしまた。
午前7時過ぎに目が覚めた。
いつものルーティンでテレビ番組を見る。
これまでは画面をパシャパシャ撮影していたが、もう止めた。
午前10時。
TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」。
毎週リクエストで5、6曲が掛かるが、今日はすべて筒美京平作品。
とくに募集はしていないのに、自分もふくめてリスナーは、そこを察してリクエストを送る。
番組側は一切その意図を明かさない。そこが粋で素晴らしいなと思う。
リスナーからの投稿が読まれるときは集中して聞き、各種コーナーのあいだは読書をするという特殊な聞き方。
続けて「松岡茉優マチネの前に」「新米記者松本穂香です」を聞きながら読書を進める。
学生時代にPFFでグランプリを受賞したふたり。ひとりは敬愛する映画監督の元へ、ひとりはネット動画の世界へ。
自分の仕事に没頭するなか、偶然にお互いの現状を知り、複雑な思いを抱く。
思い出の映画館で、転機となった作品を観に行き再会したふたりは、またかつてのような交流を始める。
映画産業とネットビジネス、個人経営の映画館やクラウドファンディング、さらにはオンラインサロンなど、現実世界の問題ともリンクしている。
「神は細部に宿る」という矜持が何度も出てくるが、本作も細部にこだわった描写がある。
表現者には何が必要なのか、心は必要なのか。
主人公の恋人が最後に示してくれる未来が、すこし明るい気分にしてくれる。
買い物に出て、ローソンで120円の生卵、コープはポイント10倍なので調味料など日持ちする物、そしてもう一度ローソンに戻って生卵を買う。
帰宅するとTBSラジオ「アフター6ジャンクション」からステッカーが届いていた。
じつはさいきん18時前半で聞くのを止めてしまうことも多く、メールは出しているものの、いつどこで採用されたのかわからない。
それでも昨年の8月から続いている連続採用は更新できた。
みそ煮込まないうどんを作り、TVerで「あのコの夢を見たんです」を見る。
そのあとお蒲団に横になり、16時ごろから22時30分くらいまで眠る。
ニッポン放送「高橋みなみ・朝井リョウ ヨブンのこと」を聞く。
めずらしく遅めのお風呂に入り、そのあと櫻坂46の番組も聞く。
ハイボールと、ままかり、ごぼうサラダでお腹いっぱいになる。
TVerで「寺門ジモンの取材拒否の店」を見る。
乃木坂、櫻坂、日向坂の番組を観なら寝ようと、睡眠導入剤を服むが、櫻坂の冒頭で眠りに落ちる。
午前2時14分消灯。
目が覚めると、午前4時ちょうど。
もう一度眠ろうと思うが、ぜんぜん寝付けず、蒲団から起き上がる。
午前5時ちょうど。
無理矢理、お蒲団にくるまる。