旧横浜市庁舎で最終見学会、見納めの村野ディテールをリポート
新横浜市庁舎の完成により村野藤吾(1891~1984年)設計の旧横浜市庁舎は、惜しまれながらも今年6月、その歴史に幕を下ろした。解体と一部保存活用が決定している旧市庁舎の最終見学会が12月18日、19日に行われ、参加した。そのリポートをBUNGA NETに掲載していただいた。
階段・手すりなど身体スケールのデザインが魅力的なのはもちろんのこと、外壁面に露出する柱が上階ほど細くなっていたり、市民広間では吹き抜け大空間の大梁が隠されていたと、大きな建築でもゴリつかない、洗練された意匠をみることができた。
上品な村野らしい設計は歴史的価値があることに加え、市民やそこで働く人々から大いに愛されていた。一部保存活用され、ホテルにコンバージョンされる部分に関しては、村野らしい意匠が無事残されるのだろうか…。
今回もOffice Bungaの宮沢さまにご指導いただき、勉強になりました。
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