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村野藤吾・槇文彦、両巨匠のパブリックスペース観を知る(「M meets M」展レビュー)

 槇文彦氏が設計に参加した新・横浜市庁舎が今年2020年6月末に全面開業し、同時に村野藤吾氏設計の旧庁舎が閉館した。10月30日から横浜・馬車道ではじまった両氏の仕事を展示する『M meets M 村野藤吾展 槇文彦展』のレビューをBUNGA NETに掲載していただいた。

 市庁舎、それは全市民のためのパブリックスペースだ。納税や年金関係、介護や子育て、転居・転入、結婚・離婚の届け出など、老若男女問わず、あらゆる立場の人が様々な用事のために市庁舎に訪れる。利用者の層が幅が広いほど設計の可能性は無限にあり、「みんなのためのパブリックスペース」の提案には設計者の思想が色濃く反映される。村野氏と槇氏による新旧の横浜市庁舎を扱った本展を見ることで、両巨匠のパブリックスペースへの思想の一端にふれることができた。

 今回もOffice Bungaの宮沢さまにご指導いただき、感謝しております。

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