2022.01.18
「フランシス・ハ」という映画を見た。
映画が始まったら白黒で、作中にはiPhoneやiMacが出てくるのがなんだか不思議だった。
くるくる回りながら映るニューヨークやパリの景色は、白黒でもカラフルに思える。
共感できるかどうかよりも、なんだか呪いのようなものを感じて、それが推進力になっていることは分かっていてもそのものの存在を大きく感じた。
なんだか、30歳前の方が年齢の呪縛ってむしろ強いんじゃないのかって思った。
韓国住んでたとき、「もうすぐ30歳になるどうしよう」って頭を抱えて悩む人と「30歳になってからの方が人生楽しくなるよ!」ってすっきりした顔で話す人を目の前で見たことあって、自分の年齢を数える度にその会話を思い出す。
私自身は、韓国に住みながら年齢の呪縛からは結構自由になれたと思っていたけれど、最近自分と同世代でたくさんのキャリアを重ねている人や、俗に言う「成功」している人たちを見る度にどこかで焦ってしまったり、自分だけ取り残されるんじゃないかと悲観的になってしまう自分もどこかにいて。
人生を数字の若さだけで、長い時間のたった現在時点でだけ判断してしまうのって本当に良くない癖だなぁってハッとしまう度に気をつけようとするけど、私たちの生きる社会は休みなく年齢の呪縛をかけてしまう。
映画の中では、主人公の葛藤しそうな場面で軽やかに駆けていくのがとても軽快で、深刻化させないのがかえって魅力的に映った。
こういう呪縛って、30歳超えたらむしろ解けるのかなぁ。
あと、映画ですごくよかったのが女と女の話だったこと。
私も恋愛というか、人生でこういう運命を探し続けている。
最近は貪欲になったのか、そのときの気分によって本、映画、ドラマ、YouTube、ラジオなど何かを知りたいって欲のままに手を伸ばしている。
インプットが楽しくてしょうがない時期ってアウトプットが億劫になるけど、何を知って何を感じたのかってことはできる限り残していきたい。
年明けてポッドキャストにもハマったのだけど、部屋を静寂にするのが苦手で何か音で満たしていたい私にはとにかくありがたいし楽しい……。
ポッドキャストで色々話を聞きながら、私も人とこういうこと話してみたいなぁって色々考える時間も好き。
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