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小さいバッグへの夢
今日は病院に行く日だった。
なのに診察に必要な診察券と自立支援の管理表を忘れてきてしまった。
iPadやノート、本は持っているのに、肝心なものが入っていないリュックを背負った私が滑稽だった。
幸い財布は持っていたのが救いだった。
私は忘れものをすると、猛烈に後悔するタイプだ。
ゆえに外出時にはあれこれと荷物が多くなる。
もしかしたら必要になるかもしれないと思ったら、持って行かずにはいられない。
小さいバッグで外出している女性に憧れはある。
おしゃれに見えるし、身軽で疲れなさそうだ。
だけど備えることをやめられない。
移動時間や空き時間に本は欠かせないし、突然書きたくなるかもしれないからノートも必要だ。
それからカフェで作業したくなったときのためにiPadも必要。
iPhoneのバッテリー持ちが悪いから、モバイルバッテリーも持っていかないと。
ここまでくると、小さいバッグへの夢は閉ざされる。
友人にはいつも荷物の多さと重さに驚かれる。
友人と同じ場所に行くはずななのにこの差はなんなのだろう。
SNSで他人のバッグの中身を見るのが好きだ。
その昔、雑誌のバッグの中身特集も好きだった。
バッグの中身には個性が出る。
私みたいに荷物が多くなる人、必要最小限の荷物しか持たない人など、人それぞれだ。
バッグの中身には個性があり、どんなバッグなのか、どういった小物を持ち歩いているのかなど、見るポイントがたくさんあるから興味深い。
最近SNSのバッグの中身の投稿を見ていて興味深く思うのは、バッグの中身だけでなく撮影の仕方にも個性が出ていることだ。
おしゃれな絨毯の上にバッグの中身を広げる人や、最近では新幹線のテーブルにバッグの中身を広げる人をよく見かける。
新幹線のテーブルを撮影背景にするのは流行なのだろうか?
友人に
「バッグの中身特集を見るのが好き」
と話したら納得してもらえなかったのだけど、雑誌やSNSでこれだけ取り上げられるということは他にも需要があるということなのだと思っている。
いつか小さいバッグを持って、バッグや中身をおしゃれに撮影して、SNSに投稿するのが夢だ。