相談は笑う「ご近所の騒音問題は意外な解決法だった!」
今日の仮想相談はこちらです。
★ご近所の布団をたたく音が気になってしょうがないです。どうしたらいいでしょうか?ペンネーム スナック茶々丸
はい、布団をたたく音は最近あまり聞かなくなったような気がしますが、習慣になっている方は当たり前のようにやられているでしょうから地域によって差があるようです。
ご近所トラブルの代表ともいう騒音問題ですが、ずっとそこで生活する場合は直接もめたりせずに解決することが必要になってくるので、さっそく考えていきましょう。
………
まず、音を出しているご近所さんですがその叩いている姿を一度じっくり見てみましょう。
おそらくあなたは音がした瞬間にイラッとして、せんべいを口に加えたまま窓を閉めテレビのボリュームを上げ、叩きショーが終わるのをイライラしたまま待っているのではないでしょうか。
そこで今度、相手が叩き始めたらレースのカーテン越しでいいのでその姿を見てみることにしましょう。
すると自分の脳内で想像していた姿とは全く違う姿がそこにあることに気づくでしょう。
布団叩き棒だと思い込んでいたソレはもしかしたら使い込んだテニスラケットかもしれません。
また別の所から聞こえてくる音の主は、町内一のあの美女妻かと思ってたのに叩いてたのは小さな女の子かもしれません。
あなたはその姿を見た瞬間にご自身の心がスゥーっと軽くなるのを感じるはずです。
憎たらしかったあの音・リズムがとても居心地の良いものに変わり、あなたはリモコンを手に取りテレビを消すでしょう
あのテニスラケットは学生時代、部活に明け暮れた思い出が詰まったものだったのです。今はもうテニスはやめてしまいましたが、またいつか出来る時がきっと来る…そう思い布団を叩いているのです。
あなたはバドミントン部でしたのでその想いが痛いほど分かります。
小さな女の子は美人妻の子供だけあってかわいい顔をしています。
叩き棒を落とさないように小さな手でギュッと持ち一生懸命たたいている姿が見えます。
布団の下の方は届かないのでベランダの格子の隙間から手を出して叩いています。あなたはレースのカーテンの端をギュッと握りしめ、「がんばれがんばれ…!!」と言っている自分に気づくでしょう。
それから数日たったある日、あなたの手には息子の部屋から借りてきたカスタネットがあります。テレビは消しレースのカーテンも開け、静かにその時を待っています。
きた…
テニスラケットの布団叩きショーが始まりました。あなたは相手のリズムをよく聞きその裏を取るようにカスタネットを叩いていきます。
カスタネットって青が上でいいんだっけ?という思いが一瞬よぎりますが、集中していないと置いていかれる!!と思い、音に戻ります。
その時です!!なんとあの可愛い小さい女の子も参加してきたのです。
音の三重奏…
あなたは思わず窓を開け重なり合った乾いた音に聴き入り目を閉じました。数日前まであんなにイラついていた自分を思い出そうとしてももう思い出せません。そう、あの時のあなたはもういないのです。
…………
「気になってしょうがない」という事は、なにか気になる理由があなた側にあるはずです。イラッとする気持ちを一旦横に置き「違う視点で見ようとすること」から解決に向かっています。
そして今までと違う発見をした時、もう以前のあなたではありません。解決策は自分の想像の外からやってきます。そしてそれは突然やってきます。
これからも素敵なハーモニーを奏でてくださいね。他の楽器にチャレンジするのもいいかもしれません。それでは。
読んでくれてありがとう
そんな君 いい事あるよ絶対にね。
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