【Essay詩集】好き嫌いの先
ピーマンが嫌い
卵の黄身が嫌い
人参が嫌い
好き嫌いはっきりしているの、かわいい。
肉詰めにしたときのピーマンならいい
玉子サンドならいい
人参ナムルならいい
何かにすると、まぁいいかってなるの、かわいい。
ピーマン菜園の緑色が、好き
鶏の養鶏所のベージュ色が、好き
人参畑のオレンジ色が、好き
個体から全体へ目を向けたら、色のカーペット
好き嫌いの先
それは個体でみることを卒業して
何千個単位でイメージをすること
一人を見つめるのではなく
その一人と似たタイプ何千を単位にイメージする
そうすると見えてくる景色、変わってくるから