【フィリピンの保険情報】債権の保全について

コロナウィルスの新規感染者数がなかなか収束せず、5月15日の時点でECQ/GCQが終了するのか不透明であり、仮に事態が収束してもこれまでとは事業環境が大きく変わることが予想されます。
このような状況下で経済面における負のインパクトは大きく、取引先の倒産や資金不足による不払いなど、債権回収に問題が発生する事態にも備える必要があろうかと思います。
対策のひとつとして取引信用保険（Trade Credit Insurance）を活用する方法もありますのでご紹介させていただきます。

サービスの概要
① 全ての取引先に対してクレジットリミット（与信限度額）を設定、倒産等事故発生時にはクレジットリミットを限度に債権未回収分を保険で補償
※一定の自己負担は発生します
② クレジットリミットの金額は、信用保険会社が信用調査をして審査・承認手続きを取るため、取引先の与信管理を信用保険会社にアウトソーシングできる
③ 事故の際の債権回収業務は信用保険会社がサービサーとして前面に立って行う
④ 懸念される一部取引先のみを対象とすることはできず、原則として全ての継続取引・全取引先を対象とする。

事故の際の損失を保険で補償するだけではなく、与信管理全般のサービスを提供するもので、ヨーロッパでは企業間（B to B）取引では一般的に使われています。
詳細なご説明のご希望、ご質問等ございましたら何なりとご連絡下さい。

中川：　kenichi_nakagawa@cotton-diaz.net
石井：　daisuke_ishii@cotton-diaz.net