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『誰も寝てはならぬ』と言われても…①

おはようございます☀️
こんにちは😃
こんばんは🦉🌛
c_cotton358です。

【星×音楽家】で書き連ねて来た投稿も今回のこの方のもので、ひとまず12星座さん分走破までもう少しかな…、と思います。
投稿の順番とは異なりますが
牡羊座さん→J.S.バッハ
牡牛座さん→ヨハネス・ブラームス
双子座さん→アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン
かに座さん→ルロイ・アンダーソン
獅子座さん→クロード・アシル・ドビュッシー
乙女座さん→アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク
天秤座さん→誰が来るかな?
さそり座さん→ヨハン・ゲオルク・レオポルト・モーツァルト(父)
射手座さん→ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
山羊座さん→今日の肖像画の伊達男(?)
水瓶座さん→ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(子)
うお座さん→フレデリック・フランソワ・ショパン
ここまでで既に眠気が襲ってきてしまった人もいらっしゃるかな?(笑)
…と言うわけで、今日取り上げるこの方は山羊座さんなわけですが、この人の名前、即座に思いついた方、どのくらいいらっしゃるでしょうか?🤭
ジャコモ・プッチーニ(出生名は、ジャコモ・アントニオ・ドメニコ・ミケーレ・セコンド・マリア・プッチーニだそうです…って、長っ💦)です。

そんなプッチーニ家、18世紀から続くトスカーナ大公国(現イタリア)ルッカの宗教音楽家の家系だったそうです。中には器楽作曲家もいたそうですが、その音楽家の血筋の中で唯一オペラ作曲家を目指し、唯一世界的な音楽家として後世に名を残したのはこのジャコモ・プッチーニだそうです。

【意外⁈作曲家としては結構遅咲き…】
1858年12月22日、先述のルッカで生まれたジャコモ・プッチーニ
わずか5歳の時に父親のミケーレを亡くしてしまい、その後の教育は叔父であるフォルトゥナート・マージにより温情をもって与えられたそうです。最初は教会オルガニストとしての職を得ていましたが、ある時ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ『ア・イーダ』の上演に接して、オペラ作曲家を志したそうです。1880年、『4声のミサ曲』(グローリア・ミサとして知られる)の完成をもって、初期の音楽修行と宗教音楽家としての道に区切りをつけています。この作品の楽想は、彼のオペラ作品の中に転用されることになったそうです。
1880年から1883年までミラノ音楽院にてアミルカレ・ポンキエッリ、アントニオ・バッジーニの両氏に師事。その傍ら、1882年に1幕物オペラの作曲コンクールに参加。その時は入賞とはならなかったようですが、後に別の出版社の代表の目に留まって1884年に舞台化。その後、『エドガール』、『マノン・レスコー』、『ラ・ボエーム』、『トスカ』、『蝶々夫人』など、オペラ自体は観たことないけど、タイトルは知ってる…とか、劇中音楽は聴いたことある…、みたいな作品がたくさん出てくる訳です。

【初演は何故か毎度不評…】
ライバル多数だったのか、初演時は敵意をもって迎えられることが多く現代の感覚に置き換えるなら、アンチコメントがたくさん飛び交っていたみたいです。でも、その後に大幅手直しを入れた後の公演は大成功を収めています。そこまで深読みしたわけではないけれど、恐らく彼のネイタル(出生時のホロスコープ)と、トランジット(時期読みのホロスコープ)の試練を持ってくる土星さん(土星先生とも言われますね…)が真逆の位置関係だったんじゃないかなぁ⁈なんて思ったりしてます。アンチの声にふてくされて手直しせずそのままにしていたら、ここまでの成功に繋がったかどうか…👀
アンチの声を跳ね返すにはどうしたら良いのかを考えて、それこそ真面目にコツコツ努力を重ねていたのかも知れないですね。

【最期の作品となったトゥーランドット】
プッチーニ、実はかなりのヘビースモーカーだったらしく1923年末に咽頭癌であることが判明して、翌1924年、治療のために滞在していたベルギーのブリュッセルで手術後に合併症を引き起こし急逝してしまいます。そんな『トゥーランドット』の中のアリアが今回の投稿のタイトルにもなっています。

Il principe ignoto
Nessun dorma!
Nessun dorma!
Tu pure, o Principessa,
nella tua fredda stanza
guardi le stelle
che tremano d'amore e di speranza...

Ma il mio mistero è chiuso in me,
il nome mio nessun saprà!
No, no, sulla tua bocca lo dirò,
quando la luce splenderà!
Ed il mio bacio scioglierà
il silenzio che ti fa mia.

Voci di donne
Il nome suo nessun saprà...
E noi dovrem, ahimè, morir, morir!

Il principe ignoto
Dilegua, o notte!
Tramontate, stelle!
Tramontate, stelle!
All'alba vincerò!
Vincerò!
Vincerò!

日本語訳もたくさん出回ってるので、ご興味の湧いた方は調べてみてください。
なかなかに情熱的な歌詞ですよ。2006年のトリノオリンピックで荒川静香さんがフリーで演技してた時に流れていた楽曲です。

この作品中にも実は山羊座さん的な一面が垣間見られてしまうんですよね…
トゥーランドットは、作品中に出てくる冷酷とされるお姫様の名前。求婚者に対してあれやこれやと無理難題を出して求婚者達をことごとく打ちのめしていくのだけれど、その中でこのアリアを歌うカラフという名の青年だけは、姫の出す難題を次々とクリア。それにも関わらず、結婚を渋る姫に対して、カラフが夜明けまでに僕の名前がわかったなら潔く結婚は諦めてあなたにこの命を差し出します的なことを言うんですね。そこで、姫は自国の国民に対して、『彼の名前を突き止めるまで誰1人寝ることは許さん。夜明けまでに突き止められなければ、こやつ諸共皆殺しじゃ!』的なお触れを出すのです。
ビジネス的なシーンでは実にサバサバでドライだけど、こと恋愛となると青春マンガの主人公にでもなったかのようなウブさを見せる山羊座さんたち(特に女性)なので、案外この作品のストーリーの流れ、好きな方に入る方多そうな気がします。

…思ったより長くなってしまったので、もう少し書き足したい内容は、また次の投稿とさせてください。あまり長いと、みなさんが画面スクロールするのも大変になってしまうだろうし。

ここまでお目通しいただいて、本当にありがとうございます。
みなさんからの♡やコメントが書き続けられる原動力であり励みになります。
それでは、また。

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