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私の父ってどんな人 【パーキンソン病を治すぞ!】


目次
1. 元々はスポーツマンだった父
2. 怒られた記憶がほとんどない優しい父
3. 一見怖そうに見えるけど、本当は優しい
4. 変わっていく父と、変わらない父

1. 元々はスポーツマンだった父

私の父は、ずっとスポーツが好きな人だった。
仕事が休みの日も、ランニングに出かけたり、体を動かすことを欠かさない。

最近は年齢的なものもあるのか、少しずつ運動量が減ってきた時期もあったけれど、今でも毎日頑張って体を動かしている。
「少しでも長く健康でいたい」
そんな気持ちが伝わってくるようで、私は密かに応援している。

一時期、コロナ禍をきっかけに「体が動きにくい」「左側の動きが悪い」と言っていたことがあった。
今思えば、それがパーキンソン病の最初のサインだったのかもしれない。

2. 怒られた記憶がほとんどない優しい父

父は、私に対してほとんど怒ることがなかった。
どちらかといえば穏やかで、優しく見守ってくれるタイプだった。

だからこそ、私の中で印象的なのは、反抗期の頃に一度だけ怒られた日のこと。
夜遅くまで帰らず、友達と遊んでいたとき、家に戻ると父の表情がいつもと違っていた。

「どれだけ心配したと思ってるんだ」

そう言われた時、申し訳なさと同時に、「ああ、本当に私のことを大事に思ってくれているんだな」と感じたのを覚えている。

3. 一見怖そうに見えるけど、本当は優しい

父は、初対面の人には「ちょっと怖そうな人」と思われがちだ。
でも、本当はとても優しい。家族のことを大事にして、私や母の話を静かに聞いてくれる。

そんな父が、私の結婚式の日、写真の中であまり笑えていなかったのを後から見て気づいた。
「緊張してたのかな?」と思っていたけれど、今になって思えば、あの頃すでに病気の症状が出ていたのかもしれない。
表情が動かしにくくなっていたのかもしれない。

あの時は気づけなかったけど、今ならわかる。

4. 変わっていく父と、変わらない父

昔のように走り回る父の姿は、もう見られないかもしれない。
それでも、父の優しさは変わらない。

病気と向き合いながらも、今も父は仕事を続け、運動も欠かさない。
その姿を見ていると、やっぱり父はすごいなと思う。

これから先、父と過ごす時間を大切にしたい。
昔の思い出も、今の父の姿も、私の中ではすべて大切な宝物だ。

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