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高齢になった親と向き合う16


母は
自宅療養 緩和ケア


父は
お困りの高齢者


わたしは毎日
午前中に実家に行き
午後からは仕事


母用の食事を作り
薬の管理
ドレーンの処置


母は
トイレや何かは歩いてるけど
足が浮腫んでて辛そう


リンパ浮腫発症
マッサージしてあげたら気持ち良さそう


あまり食欲がなく
スイカやすりおろしりんごは
口がさっぱりするからいいみたい



できるだけ明るく接してるけど
母の弱音を聞くと
つい2人で
ポロっと泣いちゃう



父は
不安だとすぐ感情的になるタイプ

それを叱ったり
そうだねとなだめたり

 ↑
 これが1番しんどい
 重すぎ

 お困りの高齢者が
 こんなに自己中な発言をし
 デリカシーがない上に

 人をこけ下ろするような発言で
 周囲が苦笑いをすると
 ウケたと思いこんでいる

 買出しや差し入れに
 ありがとうと言う割には
 お金を渡す時は"持ってけ泥棒"と言う

 ウケると思ったんだろうな

 自覚症状などない

 冷静に
 下品だよと注意をすると

 "俺は怒られてばっかりだ"と拗ね
 “親を何だと思ってるんだ"と決め台詞

 “お困りの高齢者だと思ってる"と
   こちらも決め台詞で一撃必殺

ちゃい心の声まとめ



そんな父ですが ←  どんな父か
パークゴルフの会の役員をこなし
パーク仲間も多く信頼されているようだ

以前パーク場の休憩場に見に行くと
父が輪の中心となって
愉快な仲間達を賑やかしてた
のを思い出す



しばらくパークは休んでたけど



母に
“うるさいからパークに行きなさい“
と言われたようだ


傷つくそぶりもなく
逆に嬉しそうにパークに行きやがった

そうだそうだ
1人で勝手に困って
病床に伏せる母に頼って
いちいち聞いて
俺可哀想アピール

普段いなかった人がいると
世話がやけるし
ジタバタうるさい人を見てたら
気が休まらないし
余計に具合悪くなるわ

ちゃい心の声

  と父の悪口を心の中で言った



いっそのこと
母をわたしの自宅に連れて帰って
もっと手厚いお世話をしてあげたい
って一瞬思ったけど


孫たちにあーたんと呼ばれる母は

自宅で過ごす時間が好きな人

わたし達は
実家を
“あーたんち"と呼ぶ


少しでも長く
"あーたんち"で過ごさせて
あげたいなと思い直し

“あーたんち"を買った父を
少し許してあげることにした


イライラして悪かったね フン










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