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駆け出しエンジニア しょうたろうくん オンラインサロン編 #駆け出しエンジニアと繋がりたい
こんにちは、普段はツイッタラーランド、エンジニアエリア在住のコピペエンジニアと申します。
今回はとある駆け出しエンジニアがオンラインサロンに捕まる話を物語にしました。
あくまで僕の創作です。
※登場人物は実在のツイッタラーとは関係ございません。
駆け出せ❗しょうたろうくん❗🚂💨
しょうたろうくんはお刺身タンポポ工場に勤めている25歳。
ただお刺身タンポポ工場にも自動化の波が来つつあり、リストラの噂が流れています。
しょうたろうくんの現在の年収350万円、月給は手取りで約22万円(賞与なし)です。
しょうたろうくんは焦ります。彼は学歴は高卒で資格も自動車免許くらい…妻子も居ないので解雇されやすい立場だからです。
しょうたろうくんはTwitterをやってたので次に転職するなら何がいいか情報収集をしました。そこで彼が見たものは「未経験から3ヶ月勉強して月収50万円」「副業で月々10万円稼げる」「リモートで自宅作業」などという言葉でした。
しょうたろうくんはエンジニアとして駆け出すことを決意!
さぁ!しょうたろうくん駆け出すぞ🚂💨
サロン「緑の機関」
しょうたろうくんはエンジニアになることを決意!
ですが、彼の周りにはエンジニアは居ないですし、本屋さんに行ったらプログラミングの本がいっぱいでわかりません。
しょうたろうくんは困り果ててTwitteでツイートしたのです。
エンジニアになりたいと思ったけど僕の周りにはエンジニア居ないよ😥
本屋さんもいっぱい本があってわからない😅
誰が僕にプログラミング教えてー😖
そんなツイートをしたら何と彼のツイートに反応してくれたのサロン運営をしているフォロワーが2万人超えのエンジニアだったのです!
困ってるなら僕の運営してるオンラインサロンに入りませんか?
初心者もサポートしてますよ😌
ここから登録できます。
http://percy.xxxx
フォロワー2万超えの雑魚系エンジニアサロンを運営してるパーシーという方インフルエンサーに反応してもらえて嬉しかった早速オンラインサロンに登録したのです!
(月額:1,980円)
これでエンジニアとして駆け出せる!そう思ったしょうたろうくんです。
緑の会のオンラインサロンでは会員たちが様々な議論を行ってたりサロン主のパーシーさんが色々と答えてくれたりしました。
しょうたろうくんは色んなことを聞きました。
✅エンジニアとしてまず最初に何を学ぶべきか?
✅どうすれば転職 or 副業が出来るのか?
✅絶対儲かるようになれるのか?
………
……
…
しょうたろうくんが色んなことを聞く度に「それはこれを見てもらうとわかるよ」都度回答を貰えたのですが毎回パーシーさんの3000円の程のコンテンツを購入して見ています。
しょうたろうくんは既に合計10万円近く、計30個程のコンテンツを購入しています。それでもエンジニアとしてどうするべきかわからないしょうたろうくんは聞きました。
色々コンテンツを見て勉強しましたが最終的にどうすればエンジニアになれますか?😅
パーシーだよ😆
そのマインドではサロンを活用できない、テイカーではなくギバーになれ
人から貰ってばかりではなく人に与える人になってくださいね😌
しょうたろうくんはオンラインサロンを脱会することに決めました。
緑の機関被害者の会
しょうたろうくんは10万円も使ったのにエンジニアとしての具体的な指針が見つかりませんでした。
緑の機関やめた😓
僕には合わなかったみたいで10万円ほど無駄だったかも…
Twitterでこんなことを呟いたら反応がありました。
しょうたろうさんFF外から失礼します。
くろさわと申します。
僕も緑の機関に参加していましたが色々と酷かったです。
一度詳しいお話をお聞かせください。
しょうたろうくんはくろさわさんとTwitterのDMでやり取りしました。
くろさわさんは緑の機関に所属していたことがあり、しょうたろうくん同様に多額のお金を使ってもエンジニアになれなかったのです。
緑の機関を辞めた後に独学でくろさわさんはエンジニアになりました。
現在くろさわさんは緑の機関の被害者を増やさないためにTwitterでアンチ緑の機関をやっていて、しょうたろくんの話をみんなに知ってほしいから教えて欲しいと言われたのでエンジニアになりたいこと、緑の機関で10万円ほど使ったことを伝えました。
緑の機関の話をまたお聞きしました💢
使えもしないオンラインサロンへ加入を進めること、加入しても質問に答えず、商材を買わせること、詐欺と言っても過言ではありません。
辞める前に「ギバー」になれとか言って自己責任にするのも酷い💢
彼は今もエンジニアになりたいと苦しんでいるんですよ💢
しょうたろうくんの話が拡散されましたが、しょうたろうくんは知りたいのはエンジニアになる方法で緑の機関の実情を知って欲しい訳ではないのです。
やる気なしエンジニア元瀬
エンジニアになりたいと思ったしょうたろうくんですが、色々疲れや不安があり、会社の上司のかつのりさんに相談したのです。
「エンジニアになりたいと思って勉強しようとしたんですが、オンラインサロンや商材買わされただけで全く勉強になりませんでした」
「しょうたろうくんエンジニアになりたいの?なら少し変わった人だけどエンジニア紹介しようか?」
「いいんですか?」
「良いよ。君の上司としては辞めて欲しくはない。だけど僕個人としてはエンジニアとして転職するかも知れなくても君の人生だから応援したいんだ。」
かつのりさんはしょうたろうくんにとって頼れる兄貴分でしたが、やはり上司だったので相談しにくかったのです。
ですが、かつのりさんはしょうたろうくんの相談してくれた思いを考えて応援してくれるのです。
〜数日後〜
かつのりさんの紹介でエンジニアの元瀬なる人物に会うことになりました。
「おぅ、久しぶり。こっちが元瀬って言って元々ニートで現エンジニア。」
「こんちはー」
そこに居たのは想像違っていて女性で、しかもやる気の無さが全身から出てて、とても気だるそうな雰囲気でした。
「どうも…」
しょうたろうくんはたじろぎながら挨拶をしました。
3人は酒を交えて居酒屋で話しました。
しょうたろうくんがエンジニアになりたいこと、オンラインサロンに入ったこと、辞めたこと、オンラインサロンの実情を話したこと、これまであったこと全てを話しました。
「しょうたろうくん、大変だったね。話してくれてありがとう。もし訴えるなら僕が力になるよ」
かつのりさんは励ましてくれましたが、元瀬は気だるそうに、そして面白そうに言うのです。
「あぁ〜…これはやられちゃった典型パターンですね。まぁ、まとめるとこんな感じですわ。」
✅自称インフルエンサーのフォロワーが多いだけのやつは信頼するのたはだめ
✅フォロワーは信者も居るかも知れないし、よく炎上するからフォローして見てるだけのやつもいる
✅オンラインサロンはインフルエンサーが稼ぐための場所
✅クローズな空間でのやりとりは意識誘導されやすくインフルエンサーにお金を払う(貢ぐ)べきと考えてしまう
✅インフルエンサーのアンチもインフルエンサーの露出を上げるのでやるべきものではない
✅インフルエンサーは「アンチが湧く=嫉妬されるほど稼いでいる」というサイコパスがいるので注意
「しょうたろうくんはまず自分の頭で考える必要があるよ。人に情報を与えられるだけはダメだよー。Twitterとかもそうだけど情報の取捨選択してるようでフォローによって流れる情報が偏ってるのよ。今回もパーシーが本当にエンジニアなのかとか考えた?」
「確かにフォロワーが多いからって信用してました…あとパーシーの弟子とか名乗ってたスマジャーとかもフォローしていて偏ってました…」
「元瀬〜、こいつもまだ若いんだからきつい言い方すんなや。で、しょうたろうくんがエンジニアを目指すならどうするのがいいの?」
「まぁ、簡単なのがロールモデルになる人を探すんやで」
✅まずは自分のなりたいエンジニア像を明確にする
(やりたい職種など)
✅そのためエンジニア界隈のフォローなどして情報収集
(フォローの意見の偏りに注意)
✅リモートなどは職種などではなく会社によるのでエンジニアになりたいのか、ただリモートで仕事したいのか別問題なので切り分けること
→リモートしたいのならエンジニアじゃなくてもリモート出来る会社に勤めればええんやで
✅ロールモデルになる人が見つかったら自分がその人のようになるにはどのようなスキルが必要か調べること
✅スキルを得るための勉強・資格の取得
✅スキル取得と並行で該当の職種に転職活動するのもよし
(百聞は一見にしかずなので転職して実務経験もあり)
「ざっと、こんなところかなー?まぁ、君の人生だし、これも私の結局の立場から言ってるからポジトークなんよ。君に置き換えて考える必要があるんよー」
「ありがとうございます…色々と考えます…」
「元瀬は言葉を選ばないから辛辣に聞こえるけど事実をちゃんと言うから良い奴なんだよ。後なしょうたろうくん、リストラとかの噂を聞いて不安になったのなら俺に一言相談してくれよな。もし工場が自動化されても工員に別の仕事をやらせるとか考えるのが俺の仕事なんだから。それにうちの工員たちはみんな、俺が採用したんだから俺が最後まで面倒見る気で居るんだからさ。でも、このまま君がエンジニアになると言っても俺は応援するぞ。」
かつのりさんは寂しそうに、照れくさそうに僕を励ましつつ応援してくれていた。
この時、しょうたろうくんははっきり思えたのだ。
しょうたろうくんの目標になる人間は兄貴分として、上司としても尊敬できるかつのりさんであること。
エンジニアになるとかではなく、かつのりさんみたいな人間性を持って、工員たち、ひいては元瀬のような不思議な人とも人間関係を築けるような人間になりたいと…
「僕エンジニアになるとか今は良いです。でも、ロールモデルになる人は見つけました。かつのりさん、これからも僕の上司で居てくださいね。」
「(かつのりさん×しょうたろうくん…しょうたろうくん×かつのりさん…どっちだろなー」
元瀬の脳内に腐った考えが流れつつ、夜と酒は深くなっていったのだ。