小さな変化・成長を見逃さない大人になるには
小学校で支援をつけていると、連絡帳のほかに支援学級在籍児用のノートがあります。
授業での様子や重要な連絡事項を書き記してくださるノートです。
記入してくださるのは、支援担任の先生か、入り込みをしてくれた先生たち。
子どもの様子が端的に綴られています。
例えば、
3時間目 算数
「割り算のテストがありました。あまり気がのらずクールダウンしていました。授業後半で席に戻っていました」
5時間目 英語
「ローマ字をしました。なぞる方がやりやすいと教えてくれたので、なぞり書きにしました。すごく集中し取り組んでいました◎」
などなど……。
授業中の子どもの様子を知ることができるのはありがたいですよね。
でも中には「できなかったこと」を集中して見つけてくれる先生もいます。
「授業に集中できずウロウロしていました」
「後ろの席の子に何度も話しかけ注意を受けていました」
などなど……。
はいはい。今日もたくさんできませんでしたね。ふぅー。
ってため息をつく。いつしかノートを開くことすらしなくなる。
大事な連絡事項が記載されていても気づかないので、学校からわざわざ電話がかかってくる。そんな悪循環に陥っていた時期もありました。
もちろん人の迷惑になるのはダメです。
でもできないことを数える必要はないと思っています。
支援をつけているからって、「できない」の烙印を押されたわけではありません。
みんなと同じにできない中で、その子一人一人の小さな成長を見つけるのが、本当の教育者ではないかと思うのです。
特性を個性として活かし、その子なりにできたことを見逃さない力。
簡単なようで、これができる大人は少ないような気がします。
そして子どもの小さな成長を見逃さない人は自分をも大切にしています。
自分の変化、成長ってなかなか見逃しがちなんですよね。
それは毎日、自分の中に自分がいるから。
ちょっと俯瞰的に自分のことを眺めながら、1秒前から成長した自分を見つけて、褒めてあげてください。
慣れてくると、子どもや周りの人たちみんなの成長がどんどん目に入ってきて、
笑顔で毎日を送れる様になります。
今日もnoteを書けた私素晴らしい!
こんな感じにね。