【あと7日】いきなり対談/ふたりごと観劇パイセンに聞く!|30日後に東京で初めて公演する劇団、の記録
こんにちは。シイナナの藤田サティです。7日後に東京ではじめて公演をするシイナナという劇団で、脚本・制作を担当しています。
このマガジンでは、関西の小さな劇団が東京に初上陸するまでの記録と、東京でお会いできるかもしれない、はじめましての皆さまに、シイナナのこと、公演のこと、などなどをお伝えしていければと思います。どうぞよろしくお願いします!
公演情報はこちらから!シイナナ 二人芝居企画 Vol.3 『ふたりごと』in TOKYO
さて、本日はこの記事で予告した、「シイナナ、ふたりごと観劇パイセン」のお三方による対談企画!半ば強引にいろんな話を聞きましたので、その模様をゆるふわにお届けします。ご観劇の参考にしてくださいませ〜
参加者:
七江夏妃(以下、ななえ)
あっぱれ北村さん(以下、あっぱれ)
古後七海さん(以下、こご)
インタビュアーは、ワタクシ藤田サティでお届けします!
観劇先輩に聞く!「ふたりごと」のいいところ
ーみなさん、過去の「ふたりごと」観劇経験者なんですけど、どこが良かったとかあります?
ななえ:手作り感!
ー手作り感!
ななえ:ふたりごとを初めて見た時の1番の印象が、丁寧に作られている物語を見れたなっていう。舞台美術がすごかった!とか、衣装がすごい!とか、そういうところじゃなく、きっと人間の「中身」を大切に作ってるんだろうなぁっていうのをすごく感じたんですよね。私はそれが好きだから、すごく満足してニマニマしながら帰ったという・・
ーおお〜
ななえ:あとは、創意工夫というか。劇場じゃない場所で、どうやったらお客さんに楽しんでもらえるんだろうっていうのを、すごくたくさん考えてはるんやろなーこの人たちは、って思った
ななえ:あとはやっぱり、バラエティパックみたいに、いろんな作品を一気に見れるって言うのはお得だなって思います
ーあっぱれさんは、どうですか?
あっぱれ:ぼ、僕もそうです!
ななえ:ちょけない!(笑)
あっぱれ:ちょっと〜そういうの言わんといてよ(笑)うーん、そうですね。僕が好きな劇団とか作品と、また色の違う好きさがあるんかな、シイナナさんは。僕好きなのは、どストレートに、「おもろくて」「笑える」作品なんですよね。
ななえ:うんうん
あっぱれ:それとはまた違った路線で好きになったのが、シイナナさんかなって言う。言葉あれですけど、そんなドカっと笑う作風でもないじゃないですか。けど、なんやかんや見てて、心がほっこりするっていうか。なんか、ええなって思える。
僕、そんないっぱい見てるわけじゃないですけど、少なくとも僕の中では新しい好きのなり方やったんですよね。シイナナさん。面白いと思うものの種類が増えた。
ーおおぉ〜すごい。元はコメディが好きってこと?
あっぱれ:うん、まぁそうですね。おもろい作品が好き。笑えるの。
ーということは、コメディ好きな方でも、楽しんで見ていただけそうということですね・・?
あっぱれ:(笑)ですね。もう編集してはるわ!さすがやな(笑)
ーいただきました!では、こごちゃんは、どうですか?
こご:シイナナ作品の好きなところは、人間の描写をすごく丁寧にするところ。それはとても大切にされていると思うんですけど、やっぱりそれがあるから共感できると思うんですね。
あと、サティさん作品も湊さん作品も、不思議な要素がポッと現れてくる。不思議ってちょっと怖くも感じるじゃないですか。でも「不思議」のよくわからない怖さって美しくも見えるんですよね。その美しさを、演出や身体で表現しようとされているなと思っていて。人間の魅力的な部分、温かさとか、それと不思議な美しさが共存する、そこがとても好きだなぁと思います
あっぱれ:めっちゃいいこと言うやん
こご:っていうのを、あっぱれさんが喋っている間に、ずっと考えてました。もぐもぐ
あっぱれ:ちゃんとしてるわ!
東京はこわい?
ーみなさん、ありがとうございます!そんな「ふたりごと」が東京っていうね。東京はどうですか?楽しみ?
あっぱれ:コワイ
ななえ:コワイ
ーえ、何が?いい感じの稽古ができたんかなーと思ってるんやけど
ななえ:楽しいんですけど・・迷子(サティ注:芝居に行き詰まっているという意味だと思われる)
あっぱれ:そうなんよな、掴めたかな〜と思ったら迷子なるんよな
ー東京行ったら、なんとかなりそう?
ななえ:毎朝稽古
あっぱれ:共同生活やからね。「夫婦と茶碗」ずっとできる(サティ注:お二人が出演する、食卓が舞台の夫婦のお話です)。早朝稽古や
ななえ:朝練ですね〜
あっぱれ:いやー…だって、関西でいい役者さんいっぱいおるのに、なんで僕にって思ってますからね。大阪で出といたらよかったなぁって、ちょっと思ってますもん。東京は、怖い
ーそれは「東京」やから怖いんですか?
あっぱれ:いや、東京やからってことはないんですけど・・
ななえ:えー、東京怖い東京怖いって、ずーっと言ってますよ、あっぱれさん(笑)
あっぱれ:だって、東京やで!?
こご:(笑)
ななえ:だからそれはなんでなんやって、聞いてんねん!(笑)
ーなんか、未知の恐怖があるんですかね?
ななえ:あっぱれさんの話しているのを聞いていて思うのは、「ふたりごと」ってオムニバスでやるから、東京の役者さん達といやがおうにも比較されるのをビビってるっていう・・
あっぱれ:あーそれ、めっちゃ怖いよな!それ怖い!作品によって比較されるじゃないですか
ーそれはそうですね、それは「ふたりごと」の宿命みたいなもんで
あっぱれ:そうやねんな〜
ななえ:それは怖い!けど、もう考えない!
ー意外と、お客さんの好きな作品、いつもばらけるしね
ななえ:そうそう、それで「好き」が満遍なくばらけるのは、いいことだと思うんですよね。一定のラインにクオリティが揃えられたとも言えるのかなって。純粋に作品の好みで分かれているのかなって。
あっぱれ:でもそれで言うと、今自分がやってるクオリティは、東京で大丈夫なラインになってるんかな、っていうのはビビってるかも。
(考え込む)・・・いや、違うな、一緒っすよ。東京でやるのも、大阪でやるのも、やること一緒。やれることやっていこ
ーおお、どうした(笑)
あっぱれ:東京でやるのも、大阪でやるのも、一緒や。やれることやっていこ!東京でやるのも、大阪でやるのも、一緒や!!
・・・・怖い〜〜東京怖い〜〜いやや〜〜東京行くん恐なってきた〜〜
ななえ:(笑)情緒
こご:情緒不安定になってきた
あっぱれ:いや、あれやねん。シイナナ好きやからさぁ。成功して欲しいやん。何が成功かってのもあるけど。満席でやって、お客さん大満足の作品、いっぱいできたら嬉しいやん。そこに、僕が微力ながら力貸せるかなっていうのがさ、一番心配やねん。僕が見て思った、シイナナええなぁっていうのを、僕が壊さへんように伝えられるんかなって。それが怖いんかもね。
こご:素晴らしいですね!
あっぱれ:ちょっと、あんまりいい感じに言ったら、嘘ついてるみたいやと思われるな。俺のこと知ってる人らに
ななえ:どういうこと(笑)
あっぱれ:お前、なにええこと言うてんねん!嘘つけ!って。でもねー、見て欲しいすわ。今回、見て欲しいけど見てもらえない人とかもおるんですけどね、でも本番終わって「ホンマ見て欲しかったわー」って言いたいよね
シイナナで新しい顔が見れる?
ななえ:あっぱれさんを知っている人に、見たことないあっぱれさんを、見てもらえるんじゃないかなっていうのもありますよね
ーというと?
ななえ:私が知らないだけかもしれないんですけど、今回の作品の役は、今までに見たことないあっぱれさんだなと思って。そんなことないですか?
あっぱれ:まったく新しいことをやっている感じはありますよ。シイナナでやる作品って。今までやったことない
こご:へぇ〜
あっぱれ:僕は、リアルな会話劇の経験がそもそも少ないですし、出演している作品数も全然多くないですけどね。これまで出た作品は、大体アテがきをしていただいてるんですよね。僕のキャラに合うやつ。あっぱれ北村のままやって、成立することが多かったんかなと思う
ななえ:あーなるほど
あっぱれ:やから、今回めっっっちゃくちゃむずい、全く別人やから
ななえ:あっぱれじゃなくて
あっぱれ:うん
こご:北村さんくらいの(笑)
ななえ:北村さんが見れますよってことですね、今回は
あっぱれ:そうやな〜今、あっぱれ感ゼロやもん
こご:でも、私は初めてご一緒させていただくんですけど、まったくあっぱれさんじゃない役だなとは思っていないですよ。あっぱれさんに似合うなぁって思ってますよ
あっぱれ:新しい”あっぱれ北村”を開発してもらってるってことなんですかね
ななえ:北村さん
こご:北村さん(笑)
ー(笑)あぁ、でも確かに。今回の藤田作の作品は、あっぱれさんにやってほしい〜って、結構押したんですよね。似合うと思ってたからだと思います
あっぱれ:ほらまた、もう〜プレッシャーや〜〜
ーすいません(笑)
あっぱれ:でもシイナナの稽古はほんま勉強になってますよ。シイナナさんの舞台見て、いい芝居しはるなぁって思ってたけど、稽古見て、あーこれは上手くなるわ、こんな稽古してたらって納得したもん。お前がいうなやって感じやけど
ななえ:私は不器用の極みなんで(笑)
あっぱれ:そんなことないよ。ななえさんもガトーさんも、すごい引っ張ってもらってるし、ありがたいですよ。ボケとツッコミみたいに、こう(セリフを)投げたら、こう返す。みたいな。あ、今違うの来た!みたいな、そのラリーが楽しい
ななえ:おぉ〜
あっぱれ:演出家さんによって、やっぱり違うもんね。そう、僕が輝くか輝かへんかは、演出家次第っていう・・
ななえ:でた!(笑)
こご:それはね、それはそうですけどね(笑)
ー(笑)そのラリーを楽しんでくれるっていうのはもう、二人芝居企画にもってこいのゲスト役者さんだったってことですね
ななえ:あとはただただ、東京組の稽古を見るのが楽しみですよね
こご:楽しみですね、見たことのあるあの作品が、どうなってるんやろうって
ー東京チームの作品ね、楽しみですよね。いよいよ、明日からはそんな東京チームと、対面稽古が始まりますね。
あっぱれ:こわ〜〜
ー(笑)きっと大丈夫!! みなさん、いい話ありがとう!ではあと1週間、頑張りましょー!!!
最新の座席情報
12月2日(金)20:00〜 残りわずか!🙌
12月3日(土)16:30〜 ゆった〜り🤝
19:30〜 ゆった〜り🤝
12月4日(日)16:30〜 残りわずか!🙌
19:30〜 半分くらい👏
大阪からはるばる、やってきました東京へ!少しでもたくさんの方に見ていただけますよう、がっちり滞在制作頑張ります!
公演情報
日時:
2022年
12月2日(金)20:00〜
12月3日(土)16:30〜 / 19:30〜
12月4日(日)16:30〜 / 19:30〜
※開場・受付は開演の30分前
※短編5作品の上演で各回約70分程度の上演を予定しています
(上演作品は各回とも同じです)
会場:
Café MURIWUI(カフェ ムリウイ)
世田谷区祖師谷4-1-22-3F
HP:https://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/
※祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩7分
チケット:
チケット+1ドリンク別(500円〜)
ふたりごと割:5,000円/2人
U25割:2,500円
一般:3,000円
※U25割は、ご年齢を確認できる証明書をご持参ください
[ご予約フォーム]
https://www.quartet-online.net/ticket/futarigoto-tokyo
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