【あと19日】作品紹介「ライター編」｜30日後に東京で初めて公演する劇団、の記録

2022年11月13日 18:17

こんにちは。シイナナの藤田サティです。19日後に東京ではじめて公演をするシイナナという劇団で、脚本・制作を担当しています。

このマガジンでは、関西の小さな劇団が東京に初上陸するまでの記録と、東京でお会いできるかもしれない、はじめましての皆さまに、シイナナのこと、公演のこと、などなどをお伝えしていければと思います。どうぞよろしくお願いします！

本日は、作品紹介第１弾！作品の前情報はいらないぞ〜という方は、ここでストップ！！公演本番までのお楽しみにしてください。

『ライター』作品紹介

脚本　藤田サティ
演出　湊伊寿実
出演　ガトータケヒロ、あっぱれ北村

劇場の外に設置された喫煙所で、久しぶりに顔を合わせた男、2人。
うまそうに煙を燻らせる男と、なかなか火がつけられない男。
やがて二人の話は、微妙にすれ違いだして…
日常の中にある、”ちょっとほろ苦い”男2人のふたりごと。

この作品は、ふたりごとVol.1ではじめて上演した作品。今回は再演となります。

今回の東京公演では、キャストが代わり、まったく別の「ライター」が始まっています。同じ役、同じお話をやっても、人が変わればその人から滲み出る人生がまた違って見えるのが面白いです。

はじめましてのお客様はもちろん、初演をご覧いただけた方にもきっと楽しんでいただけるかと思います。超短編・５分少しくらいのとても見やすい作品ですよ。

この作品は、約2年前くらいに、私が一番最初に書いた短編作品です。兵庫県にあるアイ・ホール主催の「伊丹想流劇塾」４期生で入塾し、右も左もわからない時に、それでもその時なりに必死に、こんな話が作りたいな〜〜と頑張って書いたもので、その当時の気持ちが込められた、思い入れのある作品です。

喫煙所の独特の沈黙、本音を言えない男の苦味とか、そういうざらっとした手触りが私はとても好きで、俳優さんが体現してくれるその”味わい”を楽しんでほしいです。

「ライター」は、なるだけ「現実」の中に溶け込ませたいと思って作っています。５つの作品をそれぞれ楽しんで欲しいので、作品ごとの違いを結構意識しているのですが、今回の「ふたりごと」５作品の中でも、「ライター」は、一番身近に感じてもらえる作品であってほしいなーと。

すぐ身近にいる人、街の中に普通にいる人の物語を、この作品では楽しんでいただけると嬉しいです！！

僕、この本好きなんですよ。演出からのプランを俳優として忠実に表現したいなと思っています。大事な話を切り出す場面、言い出せない複雑な感情をどう滲ませるかが、僕的こだわりポイントですね！

男同士の友情の、渋苦〜い感じをどうやって表出させようかなと、試行錯誤してます。初演の「ライター」を知っているので、意識しすぎないようにしつつも、また違う”ふたり”になれるように、共演のあっぱれ北村さんとのラリーを楽しみます！

日時：
2022年
12月2日（金）20:00〜
12月3日（土）16:30〜 / 19:30〜
12月4日（日）16:30〜 / 19:30〜

※開場・受付は開演の30分前
※短編5作品の上演で各回約70分程度の上演を予定しています
（上演作品は各回とも同じです）

会場：
Café MURIWUI（カフェ　ムリウイ）
世田谷区祖師谷4-1-22-3F
HP：https://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/
※祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩7分

チケット：
チケット+１ドリンク別（500円〜）

ふたりごと割：5,000円／2人
U25割：2,500円
一般：3,000円
※U25割は、ご年齢を確認できる証明書をご持参ください

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