私ともののけ姫.

小学2年の時、人生で初めて映画館で映画を観た。
それがもののけ姫だった。

父に連れられて行った、キャパ70人?くらいのミニシアター。

ファースト映画にして、ミニシアターであるがゆえの目の前で見るタタリ神もシシ神もデイダラボッチも超怖すぎだった。
いい子であれと周りに求められていた分だけ、サン側?の視点で緑を破壊しちゃダメだ!的な優等生な感想しか当時は持てなかった。

大人になって改めて昨日チラ見して思う。
子供の頃、悪だと思っていたエボシは果たして悪人なのだろうか。
正直、ジコ坊は悪だと思うんだけど。
(とはいえ彼の一本下駄であれだけ動き回れる身体能力は半端ないけど。)

エボシは物凄い先見の明があるというか、寛容さ?受容力?開拓力?共感力?など諸々を持っているのではなかろうか。
室町?の辺りが時代背景らしいが、その時代において今ですら無くなっていない差別がより根強くあったであろう時代に女性達、病気の人達に仕事と生活の場を与え、守っている。
サン達にも生きるために守りたいものがあり、エボシにも生きるために守りたいものがあった。 

キャッチコピーの『生きろ。』

が色んな意味を成していたんだなと今になって思える。

とはいえ、この映画のおかげでジブリはちょっと簡単に手を出してはいけない映画だと思っている。

Twitterを見てたら最後に出てくるコダマはその後トトロになるらしい。
あのルックスからトトロになるってポケモンばりの進化かましてくるやん!
と思ったのは、ここだけの話。

あと、ヤックルめっちゃ健気で可愛いよね。
子供の頃実在してない架空の動物だって知ってショックだったのも、ここだけの話。



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