科捜研の女はきっと素晴らしいリケジョを育む
今コロナの影響で再放送を見ている子供たちに人気が出ているらしい科捜研の女。
先に宣言しとこう。
私は全然新参者のにわかである。
なんなら知人が科捜研の女が1年放送をやると言って喜んでいた時、え、あの演技。。。なやつ?
としか思ってなかった。
ほんっとに、ごめんなさい。
今シーズンに入っても名前だけしか知らなかったのに、秋口ぐらいにたまたま見らさって、そこから見る度にハマった。
(見ささるとか見らさるって方言か、これ。)
てか、そんなにわかの私もいまやすっかり毎週欠かさず見ている民なわけで。
私は金土日休みなので、木曜夜の科捜研の女、なんかちょうどいいのだ。
(ほんとは科捜研の女からのドクターXがとにかく最高な流れだったんだけど。。。)
1話完結、時々コメディ感もあり、時事問題にもちゃっかり乗っかり。
音楽やセリフを聴きながらなにかほかの作業しながらの流し見でもよき!
(といいながら最近はガッツリしっかり見てるけど。)
マリコさんの美しさと科学バカさと、土門さんのテンプレのようなThe・刑事感。
その他のキャストの個性の融合、役割分担、ゲストの豪華さ。
どう考えたってマリコさんのマリコビーム浴びたらひとたまりもないし。
所長のなんだかんだのゆるさもいいし。
宇佐美さんのお茶飲みながら風丘先生のおやつ食べたいし。
あみちゃんにPC習いたいし、呂太くんの末っ子感は羨ましいし、蒲原さんとは特にしたいこと浮かばないけど(というか、シーズン15を視聴中だからがっつり落合派であることをまだ消化できてない)、土門さんの取り調べをブラックミラーの後ろから見学したい。
猪突猛進な主人公をそれぞれの立場からそれぞれに支えている。
時には男とか女とか立場とか全部無視して、ただ事件解決のために邁進する主人公の危うさと潔さ。
あんなに諦めずに物事に向かったこと、あたしにはないや。
なんだろう、毎回見ていて、人が亡くなっているのにドラマであるにも関わらず、もうそこには安定感しかない。
今、シーズン15の再放送もやってるけど。(てか、色々衝撃なんだけど)
こうして土門さんとマリコさんの信頼関係や、蒲原さんとの関係が醸成されていったのかと思うと感慨深い(何目線)
てか、20年経っててなぜどもマリがくっついてないの?って思うけど。くっついてないけど時折全面に溢れだしちゃう絆感がこのドラマをより良くしてるんだろうなー。見てる側をにやにやさせてしまうどもマリタイム。
科学バカなマリコさんだけど、科学だけを信じてるんじゃなくて人間味があるからいいのかも。
考えてみればこのドラマは体は子供で頭脳は大人な某名探偵と似てるかもしれん。
毎回人が亡くなってるとは思えないテンポ感。
そして検査(推理)で明らかになる新事実。
ちなみにアンナチュラルを見ていた私は33話の後妻業の回は科捜研の女なりのアンナチュラルへのアンサー回だと思ってみてしまった。
UDIの東海林さんが科捜研の女は忙しいってセリフもあったし。(確かにマリコさんは色んな意味で忙しい)
事件がアメリカで起きていてご遺体は土葬、つまりはウォーキング出来ないデッドからの再鑑定、アンナチュラルでは口腔内に金魚の傷だったけど今回は口腔内に注射痕と舌苔からの検出、それも中堂系があの時打ったエチレングリコール。。。それが折れた爪から検出されて前回のつけ爪のくだりからの繋がりもあって。。。
自分は絶対解剖とか出来ないけど、面白い世界だなあと思う。
科学は嘘をつかない。
めちゃくちゃ頭良かったら、こういう世界もあったんだなーって。
今特に小学生女児に人気らしい科捜研の女。
たぶん男の子にはそもそも科学って面白いと思うんだけど、女の子に科学ってなかなかね。(私の感覚かもしれんが)
そう思うと、科学への入口としてはきっと素晴らしいリケジョを生みうるドラマだと思う。
なによりマリコさんが性別や立場に関係なくのびのびやってる事が1番影響を与えうる。
もちろん宇佐美さんや所長や呂太くんみたいな理系男子も増えるかも。
ゲソ痕取ってみたい!とかさ。笑
そういう可能性も秘めているのかも、と思うと最終回を3日後に控えて、来シーズンの到来をそこはかとなく期待をしてしまうわけです。まる。