高齢者とアレクサ
母さん宅にAmazon echo show8を設置してから約2週間。
私も初めての端末だし、ポケットWiFiのスリープ機能を知らなくて何度かトライアンドエラーを繰り返したけど、やーっと慣れてきた。
アレクサって言えるかとか、訛りを聞き取ってもらえるかとか心配したけど、78歳の母さんと84歳の父さんに、電源のオンオフと『アレクサ、写真見せて』を覚えてもらったので、毎日ひ孫の写真を見ては、これはめんこい、めんこくないと言いながら楽しんでいるようだ。
案の定、こちらに電話をかける機能は覚えられないし、私からの発信への応答すら怪しいから、私や妹から連絡する時は毎度呼び掛けでかけている。
これでいいのだ。
というか、これが、いいのだ。
父さん母さんが操作をしなくても顔を見れるのはまじ助かる。
そしてコロナ禍だし、直接じゃなくても顔を見れるツールがあるのは、嬉しいし、安心感。
まあ昨日今日と一緒にご飯食べてんだけどさ。
いい意味で想定外だったのが、前は四六時中寝ていた父さんが、起きてひ孫の写真を眺めるようになったこと。
そして度々、アレクサ、偉いね!と褒めては、アレクサからサンキューと返事され、何気にニヤニヤしていることだ。
今日それを目の当たりにした私もニヤニヤしてしまった。
画面を触ったりしなくても自分の言葉に反応してくれるのが驚きでもあり、そしてとても便利なようだ。
簡単ケータイすら使いこなせない母さんが、簡単ケータイすら持っていない父さんが、ひ孫の写真を見れる時代。
テレビ電話できる時代。
ほんとすごいし、開発してくれた人にマジで感謝したい。
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