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西成(あいりん地域)を1人で歩くということ-1-


2019年3月21日。午前9:20。
私は大学生の時に知った、日本三大ドヤ街と言われる大阪市西成区にあるあいりん地域を訪れた。この日は午前中は小雨が降っている状況。

利用した駅は梅田から大阪環状線で行ける新今宮駅。
(この時和歌山に行ける電車も通ることを知らずに素直に環状線が来るのを待った私を少し殴りたいことは別の話)

駅を降り立った階段からすぐに見えるのは曇天の空に似合うあいりん労働公共職業安定所だった。
恐らく高度経済成長の時に建てられたであろう建物とこの日の空はリンクされていた。
階段を降りて信号を待っている間少し身震いがした。
あぁ、ついにこの地に来れたんだなという気持ちでいっぱいだった。

まず、どうしてこの地に来ようと思ったきっかけはいくつかある。

・私の実家のある東京都足立区とどこか似ている気がしたから
・高校生の時に何度か炊き出しのボランティアをした時に感じた矛盾、モヤモヤしたところをよく考えたかったから
・元々関心のあった貧困、ホームレスなどの社会的弱者と呼ばれる方をきちんとこの眼でしっかり確認したいから

決して冷やかしで行っている訳ではなく、大学生の時に調べて見つけたあいりん地域は卒業までに行けなかった後悔の1つである。
色眼鏡や他の人の意見に左右されずに自分が見て聞きたいと思い、今回訪れていることをご理解頂きたい。

色眼鏡ということで、私の育った街の東京都足立区もあいりん地域同様色眼鏡で見られている地域の代表的なところだと言える。
足立区というのは過去に「女子高生コンクリート詰め殺人事件」が起こった場所であり、生活保護受給率(世帯)は東京都内で台東区に次ぐ多さ(6.08%)、主な会社が建設業や製造業(町工場のようなところ)が多い地域だ。
多くの人が持っているステレオイメージは「犯罪が多くて、ヤンキーが多くて怖い地域」というところではないだろうか。
もしかしたら、5−20歳まで足立区で育った私が見た景色はここで見る景色とあまり変わらないのではないかと。

なので、(恐らく)色眼鏡で見られている街で育った私があいりん地域に行っても色眼鏡で見ることは無いのではないか?と考えた。

今回は長くなりそうなので、あいりん地域に訪れたきっかけだけにしたいと思う。
次はあいりん労働公共職業安定所で見てきたものだけでまた1つのnoteができるぐらい濃い経験をしたので、ゆっくり更新していく予定。
ゆるゆるとお付き合いください。

(である調で強い感じになっていたらごめんなさい)

参考文献(備忘録のように書いています)
Yahoo!ニュース2017
足立区統計
データえっせい

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mayu
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