見出し画像

おまえもしかして金トレジャーになったからカラクリバーシが死なないとでも思ってるんじゃないかね?【殿堂予想'24夏】

どうも、CSは2ブロばっかりになりつつあるおながんです。だって5cバラモルドですら場合によっては貫通するマジック強すぎなんだもん。


脳筋すぎて3-3だったけどもう少しエルボロムに寄せるべきか

ちなみに最近のお気に入りは超エルボロム入りクリスティゲート。3ターン目にドルファディロムを投げれば人は死にます


殿堂の"方針"予想~魔覇革命をどう乗り越えるか?~

まず殿堂入りする候補を挙げる前に、今回の殿堂発表がどのような意図で行われるのかということを考えておく必要がある。

現在のデュエマ公式の懸案事項といえば、(特にオリジナルの)環境が長らく魔覇革命のギミック、カードで埋め尽くされてきたことだろう。現環境に長らく名を連ねる赤青マジック、そして黒緑アビスといったデッキは魔覇革命にて成立し、大枠をほとんど変えないまま発売から10か月経つ現在に至るまで存在している。
続く竜皇神爆輝でも様々な種族オレら強化によってメカやジャイアントはその構築が大いに向上した一方で、環境2デッキはマジック側がコールドフレイムを獲得してデッキがちょっと最強になった以外の大きな変化はなく、王道篇に入っても超化獣ギミックが大会の場において見られることは少ないのが現状だ。

無理もない。現状、普通に戦おうとすれば赤青マジックがトリガーケアしながら爆速で轢殺、後ろに構えてじっくり動かそうとすれば黒緑アビスに場のクリーチャーを踏みつけられ、あらゆる方法で飛び出してくるハンデスで全てをボロボロにされるのだ。2つを相手取ってメタを貼るデッキを選択するというのはかなり難しいため、結局どっちかを使うというオチになる。

魔覇革命が発売して以降の大型大会は必ずといっていいほど赤青マジックor黒緑アビスが上位を席巻するという状態が長らく続いている。
アドバンスでは最近はXENARCHが暴れてるがやはりマジックとアビスの魔の手からは絶対に逃れられない!


……ごめんこの記事書き始めたのファンタジーBEST発売前でまさかこんなにファイアーバードとドリームメイトが暴れるとは思ってなかったんだけど。

大会を総ナメにしているとはいえ、発売間もないファンタジーBESTのカードを主軸としたデッキから殿堂カードが出るとは考えにくく、なんなら発売直後なのでこの後またメタが回って環境がまた形成されるだろう。開発段階で種族アーマードと合わせることは想定済みの上で開発しているだろうし、最速3キルとはいえ特に非クリーチャーのメタは超えづらいだろうし、何よりどっかの絶望神とは違ってちゃんと顔面に向かうからな。
ということで、この記事ではマジック・アビス2強環境を前提とした殿堂予想をすることをあらかじめご了承願いたい。

そんなオリジナル/アドバンス環境の喧騒から離れた、もう一つの環境がある。それが今季より本格的に復活した2ブロック戦だ。
現在はアビス・レボリューションと王道篇が使用可能なのだが、ここでは赤青マジックは単騎ファイナルストップ5000VT演奏テスタを失ってかなりマシ健全寄りな速攻デッキに落ち着いているほか、黒緑アビスに至っては影も形もない。
限定上位プロモの応援妖精エールが配布されているほか、今年の全国大会に向けた店舗大会、エリア予選は2ブロックで行われるということでこちらの環境動向も加味した殿堂改定が為されるだろうと予想している。


ちなみに現在の2ブロックはただでさえ受け最強のドロマーメカCOMPLEXに加え、環境一角・ゼニスセレスにガン有利がつく黒単XENARCHの登場によりその二つがカチ合うと試合時間が25分でも終わり切らない卓が続出するという地獄絵図が繰り広げられている。いいんスかこれ。


まとめると、

公式は魔覇革命から続くマジック・アビス2強環境にメスを入れたいはず
全国大会の予選、レギュレーションの更なる定着のため2ブロックも加味した改定をするのではないか

この2つが、今回の殿堂発表で肝になる部分ではないかと考えている。
これを頭に入れた上で殿堂予想をしていく。

……前置きが長くなったな。それではいってみよう。

殿堂

実質2倍踏み倒すな《邪幽 ジャガイスト》

全てのテキストにアウトな要素しか見当たらないぶち壊れカードであり、現在の黒緑アビスのパワーと再現性を担保している存在。メクレイドで手札を切るデメリットのようなものも、何故かついている蘇生効果のタネになるんだからたまったもんじゃない。
踏み倒してなんかついでのようにテレスコテレスが複数出てくるのも、マナブーストから3ターン目に力を欲したらいつの間にかゲームが終わっているのも全部こいつのせい。しかもなんで蘇生したらそいつアビスラッシュ状態なんだ???あとここまでやって更にパワー9000のブロッカー。やりたい放題すぎる。
黒緑アビスだけでなく、火文明を加え鬼寄せの術で早出しするデアリ/赤黒型ジャガイストも存在しておりこいつを軸にデッキが回りすぎている。流石にやりすぎか。

よくよく考えれば5コスト払って5コストのクリーチャーが5コストのクリーチャーを呼んだついでにに5コストのクリーチャーが墓地から生えてくる上に2体目が生えてくれば更に捲りと蘇生を行える。言うなれば連鎖するパーフェクトネイチャー。今いくつコスト踏み倒したんだ?殿堂を生き残れる可能性はほぼゼロじゃない?

だいたいこの謎の蘇生効果は既に今後のアビス開発に支障を来してそう。ぶっちゃけヤバーダンとかジャビビルとかはジャガイストがいるプールで出せるスペックじゃないよね。
何?蘇生先がヤバいだけでジャガイストは適正スペック?それ数多の巻き添えを産んだドギラゴン剣とネイチャーの前でも言えんの?


3キルの真の巨悪《芸魔隠狐 カラクリバーシ》

バカのカード。こいつに革命チェンジしてパーフェクトファイアを唱え、横に並べた上でアンタップ、そのままカクメイジンに革命チェンジそのまま殴り切るというデザイナーズコンボだが、デザイナーズにしては明らかにやりすぎであることは嫌というほどご存知の通りだろう。

ではそのマジックからどのパーツを殿堂カードに選ぶのか?という点。カラクリバーシのほかにもカクメイジンパーフェクトファイアの3種が殿堂候補といわれており大方の予想に上がっているのはファイアだが、個人的にはこっちはない寄り。
というのも、盤面をアンタップさせる呪文であればファイアでなくてもスタートデッキから収録されている♪音速で 本番中に チューニングの存在、ラッカマジックからは攻守の天秤など数多の呪文でリカバリが効く。横に打点が増えないとはいえ、マジックというデッキを十分に規制するには至らない。
そもそもこのデッキの大きな長所はあり得ない量のドロー呪文を使い殿堂カードだろうが構わず引き込んでしまう山札掘削性能の高さ。コールドフレイムをはじめとした様々な3コスト以下の呪文を0コストで場に出ながらcipで打てることを考えると、呪文そのものより呪文を打てる方を殿堂入りに選ぶ可能性は高いのではないだろうか。

ちなみにプレ殿候補といわれている単騎は絶対にないと言い切れる。この世の終わりみたいなクリーチャートリガーまみれだから多少はね?
単騎のいない2ブロックはトリガーガン積みドロマーコンプがTier神のこの世の終わりみたいな環境なので……

ドギラゴン剣の例を踏まえて直接カクメイジンを規制するという説もあるが、これを否定するであろうカードがある。それが芸魔桂馬 バセヌテレジ

プリティーダービー

要するにコールドフレイムで1捨て2ドロー効果を2回使えば1コストで出せる5コストのマジックであり、このカードから4ターン目にカクメイジンに革命チェンジすることができる。
バセヌテレジは殿堂後もマジックをリペアし使えるようにするためのカードではないか、と考えている。確かに要求値は上がるし3ターン目にビッグアクションを起こすことはできないが、まあトリガーケアを含められる速攻デッキとしては妥当だし、それが公式のねらいであると考えている。

現在のマジックはカラクリバーシが絡んだ際の3ターン目に手札交換+ファイアで起き上がってそのままカクメイジンまでという動きがヤバいのであって、3ターン目に走るなら不安定ながらもMogi林檎+Vi無粋で2捨て3ドローに命をかける、コールドフレイム等で手札交換をしながらカクメイジンを目指すなら4ターン目以降といったような動きになれば適切なラインだと考えられているのではないか、と考えられる。まさか殿堂直前になって環境での立ち位置が危うくなるとは思わなかったけど。

最近になって金トレジャーで収録されたが、内容の決定からイラストレーターさんに発注をかけるタイミングはだいたい今年の初めぐらいだと思われるため、環境の動向を見て収録したから殿堂はしないなどという考えは持たない方がいい。だいたい金トレジャーになるなら尚更1枚あればいいじゃねえか。


百合に挟まる、壺

……ごめん、見なかったことにしといて。



あとこれは俺の個人的な願望だけど、【悲報】公式、やらかす…新殿堂後もマジックが最強な件【デュエマ】みたいなタイトルからyoutuberが大真面目にトリノドミノレオジンロをサムネに載せてる画が見たすぎる。見せろ!!




不幸にも《アーテル・ゴルギーニ》に追突してしまう

魔覇革命にて登場した、5種族に追加された方の文明の単色SRサイクルの1枚。
アビス・レボリューションはテーマデッキの1年だったけど過去の経験を生かして単色5文明5種族から1年かけた広げ方が丁寧で、この単色でカードパワーが担保されてるSRサイクルも全員環境入りしてて十王篇も草葉の陰から喜んでるよ

とにかくすべての効果が強く、アナカラージャオウガやCOMPLEXを主軸としたデッキをはじめとして登場から現在に至るまで暴れ散らかしている。
……強いどころかインチキ効果すぎるアーテルだが、現在ではループの一端を担ってしまっている。離れるかわりに別のクリーチャーを破壊して生き残る謎の逆ウルトラセイバー効果がループに使われるのはもちろん、その能力のおかげで場残り性能がおかしい。退かないブロッカーってどうやって処理すればいいんだ?

イカれてるのはc0br4から出てくるところ。Sトリガーから出てきて更にパワーマイナスしたり墓地から2体生えたりするのダメでしょ。
もっとダメなのがジャビビルブラッド。漆黒ジャシン攻撃→c0br4蘇生→墓地肥やしからアーテル→更に2体蘇生まで連鎖した上にこの5体が全員プレイヤーを攻撃可能とか何を考えたらそんなことになるんだ。

更に2ブロック環境ではこれだけの効果を持ちながらコスト5以上のメカなのでカオスマントラにニンジャチェンジしてくるのが本当にキツい。マジで場持ちが良すぎるため必死こいて攻めてもカオスマントラが降ってきて攻撃が止まってしまう。やめて!!

え?COMPLEX本体は潰さないのかって?
2ブロでXENARCH対策として黒緑アビスに入れてるから勘弁して。ベートーベンキューブと相性いいんだよ。


プレミアム殿堂

ややこしいから消えそうな枠《Treasure cruise七福神の宝船巡り

ドリームメイト強化によっていきなり脚光を浴びた除去カード。本来はホリデーカードなのでふざけた効果でも許されていたのが大会でも使用可能、しかも全体除去で実用性があるともなると無視できず、特異な存在すぎてタジベス種族からは殿堂しないという前提が唯一効かない

ドリメのカードとはいえこ ん な カ ー ドの為にCS会場でクリーチャーを盤面いっぱいに広げないといけないというのは流石にアホじゃないか?というところが問題のミソ。
頭からカードを落とす練習をしなければならなくなるのはもちろん、相手の頭からカードを自分に向かって降り落とされるというシチュエーションは決して気持ちのいいものとは言えず、なんなら配置によっては破壊されたくないカードの横に離れる時に効果を及ぼすクリーチャーを寄せておく等の訳の分からないプレイングを要求される可能性すらあるため、特に競技シーンで試合に与える影響が大きすぎる。……これプレイングか?

現在ではリモートによる試合もできるようになるなどどう考えても使えないシチュエーションも増えCSによっては独自に禁止カードにしてる会場もあるため、プレミアム殿堂入りor公式大会使用不可カードとして一律に使用禁止してしまうというのは手だろう。

解除枠

早く返してください《奇跡の精霊 ミルザム》

シールドを分厚くするプレ殿カード。その後に登場したムザルミブーゴはある意味ミルザムを解禁するべきか否かを判断する試金石のような役割であったと考えている。
ムザルミブーゴの登場により確かに白緑天門はアドバンスで環境入りしたものの、それは超次元ゾーンに触れられることと自然文明の確保が強かったからであり、シールドの下に5枚敷いているプレイヤーは俺以外見たことがないという有様。

巨大設計図で拾えるエンジェルコマンドであるという点では危険な存在に見えるが、ムザルミも楯に5枚敷けるのに一向にその能力が使われないということはミルザムは許されてもいいんじゃないか?どうせ単騎は規制を逃れるだろうし。

アドバンスでもオシオキムーンを6倍にさせてほしいんだけど。


ネタデッキで遊ばせて《バロン・ゴーヤマ》

ネイチャーの被害者。

構築縛りも相まってキューブリックが邪魔すぎた
なお2-4ボコボコにされた模様

BBQラジオ鯖のディスペクター分解祭で使ったバロンブリックで楯全部ぶち割ってダイレクトまで行くアホデッキに採用。5コスト単色でありながら山札からバロンブリックをサーチできるのがこのデッキでは強力。今ならフミビロムがパワードブレイカー付与+手札補充で役立ちそう。




あ?バスター?モモキングRXやピザスターがバスターが帰ってきてもセーフなデザインしてるように見えるか?


おわりに

既に環境は刻一刻と変わっているが、長い間環境に居座り続けたデッキが規制されることは間違いない。新たなデッキにも目を向けつつ、今週末の殿堂発表を見守りたいと思う。

スノーフェアリーの次に気になってた
+
嫁シク自引きしただけなのに

ぶっちゃけファイアーバードは相当ヤバイ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?