【釈迦に説法】自称・月光オタクに衝撃走る!カジュアる氏制作『白黒メカ軸月光王国』は今までの根底を覆すバケモンデッキだった!【デッキ解説】
はじめに動画を見てこい
まずはこの動画を見るように。10回くらい。
どうも。自称・月光王国オタクです。
月光オタク、驚愕(も~りもり)・・・
皆さん、カジュアるデュエマGAMEsの動画はもうご覧になられただろうか?忘れてるといけないからもう一回URL貼っとくわ。
このデッキでは至宝を奪う月のロンリネスを立てた状態で小型メカをドラン・ゴル・ゲルスに革命チェンジさせ、そこからロンリネスのオシオキムーンを始動していく。特に連珠の精霊アガピトスから魔獣星樹ギガゲドーを引っ張ってきてロンリネスとの布陣が揃うと、それはもう、すごい事になる。
今までにもギガゲドー+ロンリネスの半永久コスト7以下ブロッカー展開コンボは存在したには存在したが、
『そのセットをどうやって準備し』
『そうやって展開した後、結局そこから何をするのか』
『そもそもそんなコンボどうやってデッキにすんねんボケ』
月光王国強化だと騒ぎ立てた連中の中で解決策を出した者は、誰もいなかった。
だから月光王国オランウータン民の俺は月光王国強化カードとしてギガゲドーを挙げられるたびに叫びながら木の枝を揺らすなど激しい威嚇行動をとっていたわけだが……
だが、彼はやってのけた。
エアプ共のうわ言でしかなかった「月光王国強化カード」たちをまとめ上げ、
明確な勝ち筋を作り上げ、
対戦動画として、その事実を世界に知らしめた。
その名は……
彼は神です。
秒でロンリネスのシクを4枚にしたわ。通常版とシク1枚ずつしか持ってなかったし。
新弾で格段にレベルの上がった白黒メカの基盤でこれまでのミソッカスみたいなデッキ基盤の貧弱さから脱却すると同時にオシオキムーンと相性の良い新規カードを活用、コンボに必要なギガゲドーはアガピトスでデッキから場に出し、それら必須パーツをギャラクシー・チャージャーで回収、最終的には魔王と天使のオシオキムーンでシールドを全ブレイクしながらパトファールで場を離れない状態でダイレクトアタック……
一切無駄のない、理論値のようなデッキだった。自分も発表当時、白黒カラーでエンジェルコマンドと聞いて流石に組まねえといけねえだろと思ったもののまったく思いつかなかった。当然新規カードのカードパワーの上昇もあるが、最も評価されるべきは彼のデッキ構築力である。YouTubeで最も月光王国に、ひいては十王篇に真摯に向き合ってきた彼に拍手と高評価。完敗です。アガピとか思いつかなかったもんね。
だがここで一部意見の相違がある。ぶっちゃけ、個人的にはオシオキムーンは意図的に弱くされたとは思っていない。開発の手抜きの実害を被った不遇能力であることには変わりはない。
ここまでやってできるのはあくまでも「自身のシールドを犠牲にして小中型のクリーチャー展開を行い、運がよければついでに相手のシールドをブレイクする」程度であるため、別に勝ち確になるわけではないのは頭に置いておかなくてはならない。月光王国、オシオキムーンが強化された……というよりかは、月光王国がメカの基盤を取り入れることによって3年越しにようやくテーマデッキとして真っ当に成立するようになった、というのが実情だ。
デュエマにおける白黒カラーはカード単体では強いやつと強いやつの複合ではあっても、デッキをそのカラーで構成することはデュエマ20年を超える歴史の中でもほぼ不可能だった。ドロマー(=光闇水)の派生デッキはおおむね青黒か青白のデッキに残りの文明を加えたデッキであって大元に白黒のデッキがあったわけじゃないじゃん?だから月光王国はデッキの基盤からちゃんとしてほしかったんですけどもねタカラトミーさん?メカ基盤が令和の動きって言われてるけど十王篇開始当時から令和じゃねえかふざけんなよメカの小型ながら強力なクリーチャーたち、都合の良すぎるオリカことペルフェクト、そして月光王国の正統王国民たるロンリネスと魔王と天使。自分が3年間思案してきたデッキよりも月光王国本来の味を楽しめるデッキなので、全人類組むように。
自分なりの改造リスト
やっぱり、出したくなるよね。オリジナリティ。
主な変更点は、
ルベル&フォースをドルブロ/ボーンおどりチャージャーに変更
フィニッシャーをロッキンスターからダイヤモンド・エイヴンに
趣味でパーフェクトライトをピン投
概ね動画に載っているので、解説はサクッと。動画を見ろ。
変更カードには★マークを付けた。
星姫械エルナドンナ 4枚
存在が月光王国だろこいつ。ターン1とはいえシールド消費が1枚で済む真・エスケープは強すぎる。
月光王国もこういうカード欲しかったんですけどもね。純月光王国の小型はショボいブロッカーとかシールドを投げ棄てるカードばっかりでもうハゲそう。俺は序盤にサリエス出してた頃の白凰様じゃねーんだぞ。
パトファールP4/サイレント・サイレン 4枚
下面にデーモンハンドが付いてる上に上面が除去完全耐性を付与できる2コストのメカ。強すぎ。
魔獣星樹ギガゲドー 2枚
他称・月光王国強化カード。登場当時はシールドゴリゴリ減らしてもそれに見合うリターンねーだろって言ってたんですよ。
アガピのおかげで無駄にスロットを割く必要がないのが本当にうれしい。
★終断γ ドルブロ/ボーンおどり・チャージャー 2枚
最初はこの枠に悪魔右機フリルを入れて相手の除去に役立てようと思っていたが、思ったより3tギャラクシーチャージャーしない時の動きが苦しくなったためマナを伸ばし4tロンリネス着地を狙えるように採用。墓地肥やし能力はc0br4の蘇生効果をより確実にできるほか、上面がSトリガーである上にコスト7以下のブロッカーなのでロンリネスからでも出せるのがオキニポイント。
至宝を奪う月のロンリネス 4枚
自身がブロッカーを持ってないこと以外は完璧なカード。どうやら月光王国は自前のカードでハーデスを出すことを完全に諦めているらしい。
ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶 4枚
シールド回収をしながらチェンジ元を出し直すカードにメガラストバーストでSトリガー確定楯追加呪文が付いたバケモン。ゴルゲルスチェンジゴルゲルスで確定トリガー使用はもちろん、この効果でうっかりSトリガーが使えてしまうのが本当に強い。
忍蛇の聖沌 c0br4 4枚
ヤツ・・・?
墓地を肥やしながら墓地蘇生が行えるバケモンカード。コブラじゃねーか!
何もなくても蘇生先を作れるのでメカ抜きにしても強いトリガー。お客様!ついでにエンゲルスにチェンジできる殴れるブロッカーをSTで投げるのはおやめください!
まあメカの構築も一枚岩ではないからな。
連珠の精霊アガピトス 3枚
デュエプレからの刺客。まさか3コスト展開がこんなに強いとは思わなかった。メカ戦略の登場によって化けた一枚と言っていいだろう。
★神楯と天門と正義の決断 1枚
パーフェクト呪文最弱の名をほしいがままにしているやつ。目玉能力であるはずの大型ブロッカー展開効果に対して、新章DM光文明の猛烈なシンパシー押しとそれによるST剥奪+7コストという激重コストが死ぬほどかみ合わないという普通にかわいそうなカードなのだが、超天・十王2ブロックにおいては真っ当に大型ブロッカーを展開できるカードがコイツしかいなかったというのは周知の事実だろう。えっ知らない?
だがこのデッキは序盤からの小型クリーチャーの展開と中盤以降の大型ブロッカーの展開を軸にしているためなぜかめちゃくちゃ相性がいい。シンプルに3軽減くらいで撃ってお茶濁すもよし、盤面を固めた後ターンが帰ってきたら焼け野原になったシールドを回復するのもよしだろう。
支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー 4枚
天門と月光王国の為に作られたオリカ。天門とクリスティゲートで使うから神アート4セット買ったんだけどこのデッキ組んだせいでまたデッキ間で入れ替えが発生することが確定した。
月と破壊と魔王と天使 4枚
キングマスター。cipでシールド2枚追加ができる当時としては革新的なカードだったんだけど後々どっかの鬼のせいでシールド追加の価値がダダ下がりになって悲しい。シールドを割り返すオシオキムーンは任意。
前にCSにクリスティゲート天門を持ち込んで魔導具対面に先1ダーツ→天門→魔王と天使を2体展開して先行1ターン目に4ブレイクして対戦をぶち壊したのは本当にごめん。あと1勝で本戦だったんだけどな。
★覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン 2枚
最終的な詰めに用いるロッキンスターの枠だが、手元にあったのがこっちだったので採用。
展開に絡めば最後、10体くらいのクリーチャーたちが召喚酔いから覚醒しGSボンキゴゴルファンタジスタ貫通で突っ込んでくるぞ。
富豪皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス 2枚
るニキの言う通りたまに絡むと超いい仕事をするやつ。これだけやってなおこのデッキまあまあ多色で苦しむので初手で埋められがちだけど。
余談:白黒メカは月光王国リバイバルなのか?
まず、アビス・レボリューションはかなり十王篇リバイバルだと思っている。5つに減らしたとはいえテーマデッキを推し進め、そのすべての派閥に強力な中間地点と切札を配った。その結果多くの大会で結果を残しており、この辺は十王篇を経て開発が不十分だった点を改善しようと動いたのが見て取れる。
では、白黒メカは月光王国なのか?という点。個人的な意見としては、「月光王国として、もしくはその強化として開発したわけではないが、月光王国を見ながら作ったであろうカードがめちゃくちゃある」という具合だ。
先述のとおり、ARev4弾の白黒メカ成立までデュエマの歴史上光/闇の2色でデッキを成立させる骨子は存在しなかったと言っていい。なんなら未だに手探り状態なのである。そのため光単色でドローができていたメカは、闇文明が入ってからは過去の事例である月光王国を参考にシールド回収や墓地蘇生をメインにしたカードが多く作られたのではないか、というのが個人的見解だ。
月光王国を見すぎたあまりそういうの3年前に出してくれよってカードが多々ある。上に挙げたマブシコワ・チャージャーもそんな感じ。わかる?この罪の重さ。
最後に
今までは主に天門の基盤でデッキを組むことが多かったのだが、今回のメカ軸で別の視点から組むことができて個人的には今年イチのデッキだと思う。皆さんも動画を参考にこの機会に月光王国のカードに触れてみてはどうだろうか?
あと、忘れないように最後にもう一回URL貼ってやるからな。
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次回 おながん、動きます。