ニボシを受けた
本日、二級ボイラー技士(略して「ニボシ」)の試験を受験した。
受験動機
…リハビリを兼ねて週に2日ほど働く先に、ボイラーがあるから。シンプルに「万が一の時に備えて、有資格者がもう1人いたほうが良いかな」と。
試験1週間くらい前に雇用主に「そういうワケで受けてきます」と受験票を見せたら、「わざわざ受けなくていいのに」と。
そう、ここで使われているのは小型ボイラー。資格がなくても動かせるサイズである。
およそ30年くらい前までは、ここにも太くて高い煙突があった。そういうこともあって、現在の有資格者は、なんと先代のオヤジさんだったりする。
それでも受験する理由
資格がなくても構わない。それを知った瞬間「合格よりも体調を優先しよう」なんて考えがよぎる。
ただ、受験料だってバカにならない。交通費やテキスト代も含めたら1万5千円くらい投資している。
「お金がもったいない」というのもあるのだが、それ以上の理由がある。テキストに書かれていた「ボイラーとは」の説明を読んで「これは勉強せんと」と思うに至ったのである。
そもそもボイラーという言葉は、英語のboil + erである。極端を言えば、どこの家庭にでもありそうな電気ポットだってボイラーである。
ましてや私は普段、太陽熱の利活用に取り組んでいる。どうやったら有効活用できるのか。どうしたら安価で高出力な太陽熱温水器を自作できるか。既存の一般的なボイラーに関する知識が役立たないわけがない。
勉強は楽しい
ニボシ対策の中で「ボイラーの構造」が面白かった。
元は理科の実験で使う丸底フラスコを加熱するようなシンプルな構造のボイラーが、圧力鍋のように高圧にすることで短時間で加熱できるようにしたり、吐き出される蒸気の熱を再利用したりと、どんどん進化してゆく。思わず「ボイラー、かっけー!」と思ってしまった。
「ボイラー萌」とまでは言わない。むしろ私の頭の中には『宇宙戦艦ヤマト』の徳川機関長が。きっと徳川機関長なら、どんなボイラーも使いこなせるのだろう。
ボイラーには種類が色々とある。そんなボイラーに、韓流さんとかチューボさんといった具合に「あだ名」を付けて覚えていく。チューボさんにはチュージョーさんという仲間のボイラーがいたりする。それらを取りまとめる徳川機関長。
試験結果は1週間後
正直、ギリギリ合格するかどうかという感じの手応えだ。
想定外だったのは、試験会場までの往復が思っていた以上に重労働だったこと。我が家からだと片道2時間かかる。乗り継ぎが悪いと2時間半はかかる。
試験時間は3時間だが、途中退室ができる。私は2時間くらいで出てきた。
実は試験開始前に、机に伏せて少し寝たのだが、おかげで受験上の注意を冒頭の5分くらい聞きそびれてしまった。試験中も途中で睡魔との闘いだった。まぁ昨夜も過去問は睡魔と闘いながらだったので、予行練習はできている。
帰宅してから1時間くらい寝た。
やっぱり自分はまだまだ病気なんだな…。
ともかく、合否に関係なく、学んだことは太陽熱の利活用に活かせることも多いはずだ。また明日、太陽熱のことを書く。
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