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B6角ダッチで冷凍うどん

キャプテンスタッグのUG-3062角型ダッチオーブンmini(通称「B6角ダッチ」)を私は愛用している。冒頭の写真はメーカーのサイトから拝借した。
今回はこれで冷凍うどんを調理したことを書きたい。

使用した冷凍うどん

今回はローソンで売られている「冷凍讃岐うどん」を使った。見た目の大きさからしてB6角ダッチで調理できそうと思ったので、買ってみた。
なお、「見た目の大きさからして」と書いたが実際にパッケージから取り出してB6角ダッチに入れると蓋が閉まらない。微妙に大きすぎた。

かけうどん

パッケージには十分な量の熱湯に入れて1分加熱するよう書かれている。しかし今回はB6角ダッチ1個で調理したい。メーカーサイトによると750mLしか容量がないB6角ダッチである。パッケージに書かれた方法で調理することは、ハナから無理があるだろう。
とりあえずB6角ダッチには350mLほどの水と一緒に冷凍うどんを入れた。蓋は閉まらないので、しない。これをエバニューのチタンアルコールストーブで加熱した。使った燃料は30mLである。加熱しながら、生姜をすりおろしてはB6角ダッチに入れていった。時々、箸で麺をひっくり返す。
ようやく蓋を閉じることができるようになったので、蓋をして加熱した。吹きこぼれることを心配したが、吹きこぼれるよりも前に火が消えた。自家製の白たまりを5mLほど加えて完成とした。
味は普通に美味しい。スープは猫舌には丁度良い温度だが、生姜の辛さでスープのぬるさを誤魔化している感じがする。燃料を30mLではなく45mLにしていたら、より美味しく食べられたかもしれない。
それにしても具が生姜だけとは、かけうどんとはいえ少々寂しい。

焼きうどん

やっぱり、うどんに具が欲しい。
今度はB6角ダッチにエノキ茸と白菜を半分くらい詰めて、その上に冷凍うどんを乗せて加熱することにした。恐らくエノキ茸と白菜からそこそこの水分が出るので蒸し焼きにできるだろう。
しかし蓋が閉まらない。とりあえず蓋は乗せて加熱する。先程のかけうどん同様、とりあえず燃料は30mLとした。
面白いことに、蓋は自然と閉まった。凍っていた麺が融けてダッチオーブンに収まってくれたことで、蓋それ自体の重さで自然と閉まったのである。
ダッチオーブンは蓋が閉まってからが早い。蓋が閉まって1分ほどしたところで生卵を割り入れてかき混ぜ、火から下ろした。燃料は20mLくらいで十分だったかもしれない。生卵を入れる時、少し麺がダッチオーブンにこびりついていた。こびりついた麺は、食べる時に箸でこすると簡単に落ちた。コゲてはいない。
火から下ろして5分くらいしてから、軽くウエイパーで味付けして食べた。これも味は普通に美味しい。

実は健康的なダッチオーブン

ちなみに焼きうどんと言えば、一般的には油を使って焼いて作る。しかし今回、私は油を使わなかった。一般的な焼きうどんと比較して低カロリーに抑えられた可能性が高い。
それとダッチオーブンは鋳物である。病気の治療の都合で私はここ3年ほど2ヶ月に一度の頻度で血液検査を受けているが、ほぼ毎日このダッチオーブンを使うようになってからは貧血を指摘されなくなった。恐らくダッチオーブンから必要な鉄分が得られているのだろう。

今後、期待したいこと

かけうどんも焼きうどんも、うまくできた。ただ、あえて今後、更により良くしたい点を述べるとしたら、次の2点だろう。
まず、もう少し具を多くしたい。かけうどんに関しては、例えばおぼろ昆布や梅干しといった加熱しなくても食べられる具を使うことも可能だが、将来的には煮込みうどんや鍋焼きうどんのような具沢山なうどんにできたらと思う。焼きうどんも食べる直前にダッチオーブンの蓋を開けた瞬間の中身がダッチオーブンの容量の半分ちょっとであることを思うと、もっと具沢山にできる余地はある。
それから廃熱を活用したい。せっかくダッチオーブンを使っているのに、今回は蓋の上でもう一つ何かを作ることをしなかった。熱がもったいない。もちろん蓋を閉めておける時間が限られるため、できることは限られるのは確かだが、そのような制約条件下でも何か作れたらと思う。
このB6角ダッチで麺類と言えば私の場合いつも無印良品や100円ローソンで売られているミニラーメンか、温麺くらいだった。そこでコシの強い讃岐うどんというのはとても魅力的ではあるが、まだまだ改善の余地はある。今後もあれこれ試してみたい。

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