ヘルスケア・データガバナンスラボ、9月2日始動!
この度、弘前大学COIサテライト「Collaboration center of Law, Technology and Medicine for autonomy of older adults(COLTEM)」のイニシアチブに、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター・日本医療ベンチャー協会・日本医療政策機構が協力する形で「ヘルスケア・データガバナンスラボ」という、新たなヘルスケアデータ・プラットフォームを立ち上げます。本プラットフォームでは、オープン参加型のウェビナーや、クローズドな討論など様々な形式で、日本と世界におけるヘルスケアデータ・ガバナンスの最新アジェンダ等を議論・検討致します。
第一回はオープン参加型のウェビナーを9月2日(木)19~21時で行います。(詳細・登録は下段)
*COLTEM http://coltem.com/
*日本医療ベンチャー協会 https://jmva.or.jp/
*日本医療政策機構 https://hgpi.org/
日本と世界のヘルスケアイノベーションを後押しするプラットフォーム
新型コロナウィルス感染拡大の中で加速したテクノロジー・データの活用や、IoTデバイスやセンシングの発達が、人々の生活全般、そしてヘルスケア分野に大きな変化をもたらしてきました。全世界の健康アプリのダウンロード数は2020年の第一四半期で593百万回を記録し *1、同年第二四半期さらに46%増加した *2 と推定されています。
Image: greenbutterfly/Shutterstock
このようにSociety5.0時代におけるヘルスケア領域へのデータ活用が期待される中、本プラットフォームでは、以下4つの目的を軸として、産学官民のステークホルダーによる良質なコミュニティで議論し、日本におけるヘルスケアガバナンスの有り方への示唆に留まらず、世界経済フォーラムなどの国際的な議論の場へのアジェンダ設定等へ貢献することを目指します。
<1> 日本とグローバルにおけるヘルスケアデータの利用とガバナンスを比較し、日本が世界から学ぶべき事例やアジェンダの特定
<2>日本とグローバルにおけるヘルスケアデータの利用とガバナンスを比較し、日本から世界に発信すべき事例やアジェンダの特定
<3>最新のヘルスケアデータガバナンスの事例やアジェンダの特定
<4>世界と日本が今後向かうべきヘルスケアデータの利用とガバナンスの方向性を議論
9月2日に期待の幕開け!
【第一回:2021年9月2日(木)19:00 - 21:00】
テーマ:Society5.0時代におけるヘルスケアデータガバナンスとは
Society5.0時代のデータ駆動型社会において、個人の権利や社会的な価値を守りつつ、ヘルスケアデータ活用による価値創造を促進するためのEnablerは何なのか、データガバナンスの見取り図を元に議論します。
(登壇者)
・落合 孝文(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業・パートナー)
・尾藤 誠司(国立病院機構東京医療センター臨床研究センター 政策医療企画研究部臨床疫学研究室・室長)
・伊藤 建(厚生労働省大臣官房総務課企画官)
・遊間 和子(国際社会経済研究所調査研究部・主幹研究員)
・多田 智裕(株式会社 AIメディカルサービス・代表取締役 CEO)
・羽間 康至(株式会社エクサウィザーズ・執行役員 Care&MedTech事業部長)
・立石 優子(株式会社エムティーアイ・常務執行役員 ヘルスケア事業本部長)
(モデレーター)
・乗竹 亮治(日本医療政策機構・CEO)
ウェビナーへの事前登録はこちら
予定されているオープン参加型ウェビナーのテーマ
第二回:公益目的とプライバシーの両立 (2021年11月吉日)
コロナ禍によって、データ活用による社会的な価値・公益の実現と、個人のプライバシーの両立の難しさが再認識されました。感染症を前提とした活動の再開がデファクトとなりつつある今、いかに公益目的とプライバシーを両立する社会システムや環境整備、サービス設計を実装していくべきか、産学官全ての方々にとって重要な本テーマを議論します。
第三回:Healthy AgeingとAI・データ (2022年2月吉日)
世界では今、急速に高齢化が進んでいます。歴史上で初めて、世界で65歳以上の高齢者人口が5歳未満の子供の数を上回り、今後更に加速します。高齢化によって一人ひとりがより長く人生を謳歌出来る側面がある一方で、社会全体では社会保障費や介護人材不足など課題が顕在化しています。WHOやUNでは2021年から2030年までをDecade of healthy ageingというイニシアチブを掲げ、これは日本だけでなく世界のアジェンダとなっています。AIやデータといったイノベーションや産学官連携によって解くべきアジェンダの特定と、各プレイヤーの役割などについて議論します。
第四回:「ヘルスケア」を再定義する (2022年5月吉日)
テクノロジーやデータによるイノベーションによって、ヘルスケアという価値を実現する方法の多様化が進んでいます。健康に関して従来より大きな役割を果たしている「医療」の領域だけでなく、これまでデータやエビデンスが十分整っていなかった「介護」の領域や、病気になる前の健康維持を支援する「予防」の領域でも、様々な試行錯誤が為されています。ヘルスケアは人そのものに関わる領域であり、人の幸福やウェルビーイングとは何か、という観点と切り離せません。Society5.0時代における新たなウェルビーイングとヘルスケアの在り方を再定義するための議論を行います。
*1 https://www.statista.com/statistics/1127248/health-fitness-apps-downloads-worldwide/
*2 https://www.weforum.org/agenda/2020/09/fitness-apps-gym-health-downloads/
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