DXサミット報告 #1 DX for Well-being Society
2023年4月28日(金)、経済産業省と世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターは、G7 群馬高崎デジタル・技術大臣会合の公式官民イベントとして「デジタル・トランスフォーメーション・サミット(DXサミット)」を群馬県渋川市において開催しました。
4月30日(日)に採択された「G7デジタル・技術閣僚宣言」では、DXサミットとその議論が取り上げられ、「デジタルトランスフォーメーションに係る重要な課題について行った討議とそれに基づく要請を承認」いただきました。
本記事では、DXサミットの開幕にあたる「Opening Session」と第1セッションである「DX for Well-being Society」の概略をご紹介します。
登壇者(敬称略)
Opening Session
Jeremy Jurgens, Managing Director, World Economic Forum
DX for Well-being Society
Moderated by Basma AlBuhairan, Managing Director, Centre for the Fourth Industrial Revolution Saudi Arabia
Koji Ishikawa, Group Chief External Relationship Officer, Executive Vice President and Executive Officer, Sompo Holding
Masato Iwasaki, Director, Japan General Affairs, Takeda Pharmaceutical
Kevin Kawasaki, Global Head, Business Development, Palantir Technologies
オープニング・セッション
オープニング・セッションでは、世界経済フォーラムの Jeremy Jurgens が開会挨拶を行いました。
DXサミットの前日にあたる2023年4月27日、東京で「アジャイル・ガバナンス・サミット」を主催しました。G7各国の実務家・専門家だけでなく、G20やグローバル・サウスの実務家・専門家も対話に加わり、ガバナンス・イノベーションについて議論しました。
前日の内容も踏まえて、DXサミットでの議論をさらに深め、最後のセッションで共催者である西村康稔経済産業大臣に対して各セッションからの報告を行う形で、G7デジタル・技術大臣会合に貢献したいとJurgens は述べました。
「地球、経済、そして、社会の人々の利益のために、第四次産業革命のテクノロジーを確実に活用できるよう、共に貢献できると信じています。 本日の議論に期待しつつ、皆さまのご貢献に感謝します」と Jurgens は、開会挨拶を締めくくりました。
DX for Well-being Society
パンデミックを経てデジタルヘルスツールの導入は加速し、2027年の市場規模は4,000億ドル超と予想されています。DXサミットの第1セッションである「DX for Well-being Society」では、包括的で豊かな社会を実現するために、新たな医療技術とデータ分析を活用し続けるための仕組みが議論されました。