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GR3HDFを購入して半年の感想

4月にGR3 HDFを購入し半年経過した。
半年立って使用感や自分に必要だったのかと思う事があったのでその内容を記載

①使用感

メインカメラではなくサブカメラとして使う分には、スナップ撮影でもあまり不自由は感じません。(④⑤などの問題有)
スナップから星空まで、なんでも撮れて、APS-Cセンサーの恩恵を感じる場面もいくつかありました。ただ、個人的にはスナップ撮影でGR3の必要性をあまり感じませんでした。
その大きな理由は、iPhoneのカメラ性能が非常に高くなっているからです。GR3が発売されたのは2019年で、この年はiPhone 11が登場した年でもあります。
当時は、iPhoneのカメラ性能はまだ低く、「iPhone < GR3 < 高級カメラ」という性能順序が明確だったと思います。しかし、2024年現在ではiPhone 16が発売されており、カメラ性能もさらに向上しています。スナップ撮影において、iPhoneとGR3の差はほとんど感じられません。よく見れば違いはあるかもしれませんが、スナップ写真でそこまで細かく見ることはあまりないですよね。
今では、普段のスナップはDazzカメラで撮り、観光地や「写真を撮るぞ!」という時にはGR3を使っています。

② HDF(ハイライトディヒュージョンフィルタ)の必要性

HDFについてですが、私はあまり必要性を感じません。
その理由は効果が強すぎるからです。
昼間に使うと空が白飛びしてしまい、露出を抑えると今度は全体的に暗すぎる写真になってしまいます。「適正露出」という概念がわからなくなるほどです。
ブラックミストフィルターは広範囲に薄く効果が出ますが、HDFは小範囲に強く効果が出るため、フリンジ(色収差)が発生しやすいです。
私はオールドレンズのような柔らかくふわっとした描写が好きなので、HDFの効果は強すぎると感じます。

左がブラックミストNo5でHDFがOFF、右がブラックミストとHDFがON
左がブラックミストNo5でHDFがOFF、右がブラックミストとHDFがON

③バッテリー持ち

巷ではバッテリー持ちが悪いと言われていますが、個人的にはそこまで悪いとは思いません。
サイクリングしながらスナップを撮る程度なら、200枚近く撮れることもあります。
私の使い方ではサブバッテリーは必要ないかなと思います。以前使っていたα7Ⅱの方がバッテリー持ちが数倍悪かったです。

④オートフォーカスの問題

これはよく言われていることですが、本当にオートフォーカスは酷いです。iPhoneよりもピントが合わないことなんてザラにあります。
起動に0.8秒かかり、その後AFに2秒かかります。それでも確認するとピントが合っていないことがあります。
暗所ではさらに酷くなるので、本当にイライラします。
今ではピンポイントAFしか使わなくなりました。

⑤F2.8でSS1/2500まで問題

F2.8でシャッタースピード(SS)が1/2500秒までしか設定できないという制限は意外と辛いです。
特に夏や昼間の明るい環境では苦労します。この場合、NDフィルターはかなり必要だと思います。

まとめ雑記

「これ14.5万は嘘やん?!高すぎ!!」と思います。
AF(オートフォーカス)が遅いし、防滴防塵じゃないから、もうカメラ内のレンズに水滴が付いた痕跡があるんです。
ポケットに入れればチリやホコリも入っちゃう。
GR3でしかできないことってそんなに多くないから、使い方が難しいです。
iPhoneは防塵防水だし、3つの焦点距離が使えてRAWでも撮れるとなると、GR3の活躍の場はちょっと考えもの。

ここからは撮った写真(編集済)

光の取り方がiPhoneっぽくなくて良い(ブラックミスト有り)
光の取り方がiPhoneっぽくなくて良い(ブラックミスト有り)
これはiPhoneでは撮れなそうで良い(ブラックミスト有り)
空が青くフリンジ出て飛んでて良くない(ブラックミスト無し)
空は飛んでて写真全体が白めで適正露出不明(ブラックミスト有り)
電飾が光りすぎている(ブラックミスト有り)
空が白すぎるし被写体が暗すぎる(ブラックミスト無し)
後ろピカピカすぎる(ブラックミスト無し)
(ブラックミスト無し)
星もそこそこ綺麗に撮れちゃう
(ブラックミスト無し)

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