ダイヤモンドオンラインが流す誤情報
どうやらダイヤモンドオンラインがデマを流しているそうです。
問題となっている記事を読みましたが、デマや説明不足である箇所がかなり確認できました。
ひどいのはどちらでしょう…
こうやって記憶を塗り替えられてしまう前に防がなければなりません。
渋滞の原因はマスコミ?
これに関しては「渋滞の理由」であるマスコミの方が奥能登を目指した車両の割合について説明しているのでそちらを参考にしましょう。
これを踏まえるとマスコミというよりは一般の方が渋滞を助長する形になっていたと筆者は考えます。
一般車両の渋滞もあってか石川県と北陸地方整備局は一般車両の能登半島入りを控えるよう要請しています。
また発災の数日後には一部道路での一般車両の通行規制が行われました。
この記事は「のと里山海道」の通行制限のニュースですが、1月4日に通行制限が行われた道路もあります。
石川県知事が現地視察していない?
これは明らかなデマです。
「第3回石川県災害対策本部員会議 知事発言要旨」を読むと1月2日に消防防災ヘリコプターに搭乗し、現地の状況確認を行なっている事が確認できます。
これは言い換えればヘリコプターによる現地視察です。
1月14日には輪島市と珠洲市の総理現地視察に同行しています。
そして1月20日には穴水町と能登町を現地視察しています。
そしてそして1月26日には輪島市と珠洲市を現地視察しています。
この記事を書いた方は他の人とは時間の流れ方が違うのでしょう。
奇抜なアイデア?
その「奇抜なアイデア」のうち後者は1月4日の時点でなされています。
海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」に搭載されたエアクッション艇1号型(LCAC)にて重機や救援物資の輸送を実施しました。
1月14日には民間重機の輸送を実施。
他にもNTTドコモなどの通信事業者が保有する車両の輸送も実施しています。
そしてこの記事にはLCACを使う上で大事な点が書かれていないのが問題です。
LCACで物資や車両を輸送する場合、上陸地点の確保が必要です。
と言っても広い場所を確保するだけではありません。
車両の走行を可能にする必要があります。
過去の訓練では砂浜で車両がスタックした事例もあるように、いくら重機や車両を集めてもそこで停滞してしまうと意味はありません。
言うのは楽ですが実行には意外と難しい部分があるのです。
また、前者に関しては「どこに置く想定がされていたのか?」が気になる所です。
道路に少なからずダメージがある地域にどこまで物資が集積できるのかという点、それらに関連する人員が宿泊する場所の確保ができるのかという点も疑問です。
五島屋ビルに関する説明が足りない
これはデマとまでは言えませんが、この内容では色々な誤解を招いてしまうので筆者が情報を追加する事にしました。
倒壊した五島屋ビルに関してはその居酒屋の店主より倒壊原因が判明するまで解体はしないでほしいとの訴えがなされていました。
ですがしばらくして輪切り解体の検討がなされる事になります。
これまでの方針が原因調査をしてから解体する物であった事を考えると9月に解体計画ができるのはそこまでおかしな物ではありません。
最後に
衝撃的な情報ほどこうしたデマが多い傾向があるのでその点に注意しましょう。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。