パナソニック再編という話

「パナソニック株式会社の解散」
衝撃的ではありますが、そこまで驚く話でもありませんでした。

一体どういうことなのでしょう?

パナソニックの構造を知ろう!

このニュースを理解するには、パナソニックの構造から知る必要があります。

「パナソニックはパナソニックだろ。」

こう言いたい人もいるでしょうが、少し落ち着きましょう。
この構造を知らないとニュースの意味が理解しきれないのです。

パナソニックは2022年4月より、持株会社制へと移行しました。
そのため、社名が「パナソニック株式会社」から「パナソニック ホールディングス株式会社」へと変更されています。

そのため変更前の会社を指す場合、「旧パナソニック株式会社」として扱います

出典 旧パナソニック株式会社プレスリリース

私たちが「パナソニック」と言う場合は「パナソニック株式会社」ではなく、これら「パナソニックグループ」「旧パナソニック株式会社」を指すことが多いでしょう。

ちなみにソニー、東芝も持株会社制に移行(後者は事実上の移行)しています。

これまではどうだった?

パナソニック グループは主にこの8つの会社を中心に構成されています。

イラスト みぃ先生

これからはどうなる?

先程の図にある「パナソニック株式会社」を3つの新たな会社として再編します

再編後、パナソニック株式会社は
・スマートライフ
・空質空調・食品流通
・エレクトリックワークス
この3つの会社になります。
筆者はこれにパナソニックをつけ、例えば「パナソニック スマートライフ」といった社名になると予想します。

あのブランドはどうなる?

レッツノートやタフブックはどうなる?

頑丈さが評価されるレッツノート、タフブックはパナソニック コネクト株式会社の製品であり、この再編の影響で消えることはないと考えられます。

エボルタやエネループはどうなる?

長持ちでお馴染みのエボルタ、エネループはパナソニック エナジー株式会社の製品であり、この再編の影響で消えることはないと考えられます。

ビエラはどうなる?

鮮やかな映像が特徴のビエラは再編予定のパナソニック株式会社の製品ですが、ブランドは継続するでしょう。
テレビ事業に関しては今年2月5日の時点で売却・撤退も含めて決定している事実はなく、今は「考え中」だと言えます。

どうなるかは今後の収益構造の改革次第ですので「しばらくは消えない。今後消えるかどうかは売れ方次第。」となります。

まとめ

・私たちが言うところの「パナソニック」は無くならない。

・パナソニックグループのひとつである「パナソニック株式会社」を再編する。

・再編であり、なくなるわけではない。

・テレビ事業に関して、決定している事実はない。

余談

「パナソニックの終焉」などと言っている人がいますが、パナソニックの構造を調べたら内容がどういったものなのかは分かるはずです。

それなのに「パナソニックグループの解散ではない」という内容の発表がされたということは「それほどに文章を読まない人がいる」ことを示唆していると言えるでしょう。

それはそれとしてタフブックは欲しいと

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鹿島響(あきづき)
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