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「ユーロサトリ2024」に出展する日本企業とその製品について。

周回遅れの話になりましたがユーロサトリ2024の開催時期とちょうど重なったので結果オーライです。
こういう展示会でやっぱり気になるのは日本ブースって人も多いはずです。
今回はユーロサトリ2024に出展する日本企業とそれらの製品についてかなり雑に分かりやすく(?)解説していきましょう。


株式会社エイビット

通信系の機器の製造に長けた企業です。

汎用高度無線通信システム

長年培った技術を結集して開発された優れた無線システムです。

株式会社アスター

モーターを得意とする企業です。

大型ドローン用モータ

独自のコイル技術(特許取得済み)を採用したモーターです。
従来の同サイズのものと比較し出力は2倍となっています。
専用駆動コントローラと組み合わせることで高出力・高効率の駆動システムを構築できます

豊和工業株式会社

特装車両や工作機械、建材や火器などの様々な分野で力を発揮する企業です。

豊和M1500&高精度銃身

豊和工業株式会社は世界中で高い評価を受けているライフル「豊和M1500」と高精度銃身を出展する予定です。
高精度の銃身製造技術が使われたこの銃は世界中のハンターのみならず、日本の警察やウクライナ軍でも使用されるほどの高い能力を有しています。
この優れた技術は20式5.56mm小銃といった自衛隊の防衛装備品製造でも発揮されており、有事の際に私たちを守る大きな力となります。

ハイテクインター株式会社

産業用ネットワークと映像通信を得意とする企業です。

戦術用ビデオエンコーダ・デコーダ

陸上自衛隊での採用実績もある優れた4K低遅延・狭帯域対応の戦術用ビデオエンコーダ・デコーダです。

日本コントロールシステム株式会社


制御系システムを得意とするソリューションカンパニーです。

高速データ処理レコーダDRAシリーズ

広帯域の生データを高速で安定して記録する事ができる高速データ処理レコーダです。
カスタム可能な入力インターフェースと拡張性に優れた柔軟なストレージ構成が大きな特徴です。

日本無線株式会社

情報・通信技術分野におけるリーディングカンパニーです。

可搬型LTE 基地局システムJRL-174

高い耐久性と扱いやすさを兼ね備えた可搬型LTE基地局システムです。

MCPTTアプリケーション

多機能で信頼性の高いアプリケーションソフトウェアです。

管理者用アプリケーション

ユーザーの行動を分かりやすく可視化し、ユーザーとのやり取りを可能とする事で業務の最適化に貢献するアプリケーションです。

JX金属株式会社

先端素材の製造・販売を得意とする企業です。

レーザーアプリケーション用YAGセラミックス
化合物半導体基板インジウムリン(InP)
3D成形可能な電磁波シールドシート(Mighty Shield®)
高強度チタン銅合金

高出力レーザーなどへの応用が可能なYAGセラミックスを筆頭とした最先端の製品を展示予定です。

マッハコーポレーション株式会社

半導体メーカーと人工衛星搭載用機器のメーカー技術者で構成された、極めて高度な技術に特化した企業です。

耐放射線CMOSセンサー

JAXAとの共同研究により開発に成功した世界最高レベルの対放射線CMOSセンサを出展予定です。
高性能でありながら小型軽量軽量、省電力で広い応用性・有用性を誇る日本の技術の結晶と言っても過言ではありません。

メトロウェザー株式会社

高性能ドップラー・ライダーを開発する京都大学発のベンチャー企業です。

ドップラー・ライダーWind Guardian-100

小型で高性能、低価格の三拍子が揃った高性能のドップラーライダーです。
赤外線レーザーを用いて微粒子(エアロゾル)からの散乱光を受信。ドップラー効果による信号周波数の偏移を観測することで風の移動速度・向きを計測できます。


ミツフジ株式会社

繊維・医療機器などを得意とする京都の企業です。

電磁波シールド材

元は民間のイベントなどでの電波の混信を防ぐ事を目的として開発された機材です、
特殊な繊維で電磁波を遮断し、軍事衛星を使用した偵察の妨害を行います。
また電磁波による攻撃などから航空機や軍用機器を保護にも適した設計です。

ウェアラブルデバイス

暑熱リスク検知に特化したスタンドアロン型のリストバンドデバイスである「hamon band」と着用者の健康管理が一元管理可能なLTE通信機能付きスマートウォッチである「MITSUFUJI 03」を出展予定です。
優れたウェアラブルデバイスの存在は人の命を守る事にも直結します。

大熊ダイヤモンドデバイス株式会社

北海道大学及び産業技術総合研究所を基とする新進気鋭のスタートアップ企業です。

ダイヤモンド半導体デバイス

過酷な環境での使用も可能であり、データ通信量爆発・高速化(Beyond 5G)に対応するアナログデバイスの製造にも必要不可欠なダイヤモンド半導体。
大熊ダイヤモンドデバイスはそれの実用化に向けてのマイルストーンとなる増幅回路を出展する予定です。

300℃で1週間という高温下での安定した動作に成功した高性能な増幅回路は素晴らしい未来を予感させます。

株式会社RICOS

シミュレーション結果を予測するAI技術を得意とする会社です。

AI×CAEソリューション

AIを活用し、従来の計算速度より100倍の高速化を実現した流体計算、熱流体計算が可能なツールを出展する予定です。

他にも既存製品の形状を自動で修正し、その性能を計算する形状自動変更・最適化ツールも出展予定です。
これらは派手ではありませんが非常に重要な「縁の下の力持ち」的存在となります。

スカパーJSAT株式会社

静止衛星を17機保有し、世界でも有数の規模を誇る民間通信事業者です。

衛星通信サービス

スカパーJSAT株式会社は衛星通信サービスを出展する予定です。
災害時に地上回線が寸断された場合や山岳部などの地上回線が未整備のエリアでの運用も可能であるなど高い能力を誇ります。

東芝インフラシステムズ株式会社

東芝グループの中でもインフラに特化した会社です。
「日常のそばに東芝あり。」そう言っても大袈裟ではありません。
ちなみに子会社には西芝電機があります。

対ドローンセキュリティシステム

不審なドローンの検出、追尾、識別、対処。これら全てを担うシステムです。
・長距離探知レーダ
・RFセンサ
・短・中距離探知レーダ
・自律型捕獲用ドローン
これら4つの主要な機材で構成されています。

全天候型の長距離探知レーダは電波を発しない自律型ドローンも検知。
正確な位置測定が可能です。

1台で全周をカバー可能なRFセンサは無数の電波からドローンの電波のみを検知。RFセンサ自体は電波を発しないため電波干渉の恐れもありません。

短・中距離探知レーダは設置性に優れている他、AIによる目標の自動識別、脅威度判定が可能であり、運用をサポートします。

自律型捕獲用ドローンは地上センサと機体に搭載された短距離探知レーダより目標を自律的に追尾。
射程圏内になると自動でネットを発射して目標を捕獲。
安全な場所まで運搬できるため、目標が落下して起きる二次被害を避けることができ、捕獲した目標を押収することもできる優れた装備品です。

また、可搬型のカウンタードローンシステムもあり、こちらは最小2名で運搬・展開が可能。バッテリ駆動により電源のない場所や静粛性の求められる場所での運用も可能な装備品です。

レーザやマイクロ波が注目される事が多いですがこちらもなかなかスゴい物です。

沿岸監視レーダTPS-8ETEX

小型で軽量の三次元AESAレーダです。
長距離の探知、迅速な展開が長所の優秀なレーダです。

VFR株式会社

かつてSONYのパソコンブランドであったVAIOが独立し、誕生したVAIO株式会社の子会社です。ドローン分野に長けた企業です。

ドローンを含むロボティクス等EMSサービス

開発支援・調達・製造受託・販売・保守までの一気通貫のサービスを強みとする同社は高い技術により安全基準を最高レベルで実現するなど「日本らしい」サービスが特徴となっています。


余談

ギリギリで間に合わせたので英訳とか雑かもしれませんが見逃してください。

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