#17 斜めの演説
こんばんは。マゼンダよ。
今日もクラブマゼンダへようこそ。
いよいよ、明日は都議選ね。
私は、いつも、候補者の公約を見て、期日前投票をするから、街頭演説ってちゃんと見たことないのよ。
けれど、今日は、政治家としてではなく、殿方として好きな方が応援演説に来ていたから、初めてしっかり演説を見に行ったわ。
正直な感想を言うとね。なんか感動したの。
「あぁ、この人(達)は、本当に日本を良くしたいと思ってるんだな」って。
もちろん、選挙に落ちてしまったら、その後の人生が大変な事になるから、必死だろうし、綺麗な言葉を並べるのは当然だと思うわ。
でも、やはり素敵な言葉で、力強く演説する姿には感化されたわね。
でね、もし、私が選挙に出たら(多分出ないけど)、どんな演説をするんだろうと思いながら聴いていたの。
きっと、私ならこんな演説をするわね。
「私はゲイです。皆様の中には、私のようなセクシャルマイノリティの人々に嫌悪感を抱く人もいるでしょう。しかし、私達は確かに存在します。
もしかしたら、貴方の身近な人やお子さんもセクシャルマイノリティかも知れません。
しかし、今の日本では、私達は結婚すらできません。それどころか、街中を恋人と手を繋いで歩くことすら、周りの目を気にして出来ないでしょう。
皆さんはこれを当たり前だと思いますか?当然だと思いますか?
もう一度言いますが、私はゲイです。ですので、恋愛の対象者は男性です。
ですが、人を好きになり、愛することに性別は関係ありません。そこのお父さん、息子さんが男だからと愛せませんか?違いますよね。
それと、同じことなんですよ。私達は、ただ人を人として好きになり愛しているだけなんです。
私には、夢があります。
子ども達が、自分のセクシュアリティを普通に受け入れられて、自分らしく生きられる未来を作りたい。
そして、恋愛も結婚も当たり前な未来を作りたい。
更に、今、生みの親に恵まれなかったり、愛されず、孤児になってしまった子ども達がたくさんいます。
そんな子ども達を私達、セクシャルマイノリティのカップルが引き取り、愛情を持って育てられる環境を整備したい。
そのためには、今この演説を聞いてくれている皆様の意識が、今この瞬間少しだけでも変わることが必要です。
どうか、私達をいない者として扱わないでください。
そして、出来ることなら私にあなたの貴重な1票を入れてください。
よろしくお願いします。」
こんな事をふと考えながら演説を聞いていたら、少し目が潤んでしまったわ。
利権に目が眩んで、自分の周りだけが良ければ良いと言う政治家は好きでは無いけれど、今日の演説者はそう言う雰囲気を感じなかったわ(そう言う演出だったとしても)
まぁ、つまり何が言いたいかと言うと、東京都にお住まいで選挙にまだ行ってない貴方。
是非、明日は選挙に行ってちょうだい。
1票じゃ何も変わらないなんて思わず、その1票で変わる未来の可能性を信じてちょうだい。
って、2日連続で政治の話をしてしまったわね。
じゃあ、そろそろ今日は閉店するわ。
じゃあまたね。大好きよ💖
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