#9 斜めのおバカ
こんばんは。マゼンダよ。
今日もクラブマゼンダへようこそ。
せっかく来てくれたのにごめんなさい。今日は、体力的にも精神的にも空になるほど疲弊しているの。
こうして、夜はクラブのママをしている私も、昼間の仕事もしているわ。
そしてね、取引先に言われたの「マウンティングされている。不愉快だ。」って。
私は一切そんな気が無いし、なんなら、ただの八つ当たりで、嫌いな人を作るのが得意な人っているじゃない?その人の嫌いな人に見事選ばれただけなんだと自分を慰めたわ。
コードギアスってアニメをご存知かしら?
その中では、不思議な暗示の様なものをギアスと呼ぶんだけど、その中に人に愛されるギアスってのがあるのよ。
でも、私は逆で、人に嫌われるギアスを持ってるんじゃ無いかってぐらい、人に嫌われるのが得意なの。
そんなこと得意だって仕方ないのにね。
そして、上司に言われたわ。取引先のことはともかく、私の話し方は時に威圧的で周りに嫌な思いをさせているって。
そう。私はすぐ感情的になるし、真面目に話そうとするとつい自分の意見を押し付けてしまう傾向があるのよ。
嫌われる才能とその傾向とが結びつくのかは不明よ。
ただ、どちらも生きていく上では不要だし、生きにくい生き方をしているのは事実よね。
で、別の上司に言われたの「君は少しバカになった方が良い」って。
きっとそれは、私の頭の硬さや真面目すぎることを指して言ってくれた優しい一言だったのかも知れない。
私は、昔からしっかりしてることだけが取り柄の長男だったし、根はものすごく真面目。間違えてることは間違えてるって言っちゃうし、一言で言えば可愛げに欠けるのよね。
そんなところが私の弱点でもあり、嫌われる要因なのかな?なんて思ったわ。
昔から真面目に生きるってことだけは、曲げない頑固さが今の自分を苦しめてる。
だからと言ってすぐに『バカ』にはなれない。
ただね、自分の発言が攻撃的で周りの人の居心地が悪くなるのであれば、それは私の望む姿では決してないわ。
真面目すぎるから、「マウンティング」と捉えられたのかも知れないし、現に向こうはそれに腹を立てたわけ。
だから、「君は少しバカになれ」その優しくも厳しい言葉が胸の奥で反芻してるわ。
要するに、硬すぎる頭を柔らかくして、少し遊び心を持ちなさいってことなんだと思うの。
マゼンダ・ダイアゴナルは、私に間違いないし、私の愛すべき一面よ。
だから、マゼンダでいるうちは遊び心もあるし、つい攻撃的になるけど、それでも愛を常に守っているつもり。
皆んなそれぞれ色んな顔を持ってるわよね。私は出来ることならずっとマゼンダでいたい。そのぐらいマゼンダ・ダイアゴナルが好きだし、尊敬もしてるわ。(って自分なのにおかしいわね笑)
さぁ、また明日も仕事だわ。その間、私はマゼンダでは無くなるの。
だからそれがすごく怖くて堪らない。
けど、これは私が長年乗り越えなきゃならない壁なのよね。
そう思って、明日も生きていくわ。
だって、私の心には、こんなにも愛に溢れたマゼンダが居るんだもの。
すぐにバカになれなくても、いつかきっと昼間の私も、マゼンダの私も同じように愛を持って人と向き合って、そして、誰かから愛してもらえる。そんな自分になりたいわね。
今日はごめんなさい。私のつまらない愚痴ばっか言っちゃって。
私が皆んなに伝えたいのは「ありのままの貴方が好きよ💖」ってこと。
だから、私もありのままの自分が好きになれるよう頑張るわ。
その為にほんの少し勇気を分けてくれると嬉しい。
じゃあ良い加減閉店にするわね。
おやすみなさい。大好きよ💖
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