パートナーシップを築くことが苦手すぎた拗らせ女、婚活して結婚しました
前回の記事を書いてから、なんと1年以上が経っていました。
皆様お久しぶりです。まだ読んでくれている方いるかな。笑
▼前回の記事
30歳になる2ヶ月前に書いた記事が最後になっていましたが、今や30歳も終えて先月31歳になりました。
前回の記事で、こんなことを書いていました。
29歳、パートナーシップに悩んでいた私ですが、このたび30歳滑り込みで、先日入籍しました!
いろんな背景から男性と1対1の関係を築くことが苦手だったのですが、試行錯誤して昨年末に出会ったお相手と、出会って8ヶ月後に入籍しました。
私にとって今回の結婚は、転職の時以上に自分と向き合ったりなどかなりの試行錯誤を経てきたもので、間違いなく人生の節目になりました。
普段はキャリアに寄った記事を書くことが多いですが、今回は結婚に至るまでの活動や葛藤について書こうと思います。
なぜ結婚しようと思ったのか?
“結婚”が入る余地がなかった20代
元々あまり結婚願望はありませんでした。
なかったというか、正確にはあるとかないとか考えてなかったんだと思います。
22歳で第一志望の自治体に入庁し、24歳から一人暮らし、26歳くらいまではたくさん遊んで飲んで、コロナ禍に突入した27歳でふと「キャリアこれでいいんだっけ?」と考え出しSHElikesに入会、28歳で転職、29歳で昇進・異動。
パートナーがいたのはこのうち1年ちょっとだけで、それ以外はちょっと仲良い男性がいたりもしたけど基本的に特定の相手はおらず、それでも仕事と自己研鑽と友人・家族との関係で充実していた20代でした。
いわゆる結婚適齢期と呼ばれる27歳〜28歳の頃は、通常みんなが就活のときに取り組む自己分析や内省に人生ではじめてどハマりしてしまったので(笑)、ここに“結婚”を組み込む余裕は全くありませんでした。
親も友人も、私は結婚しないと思っていただろうなと思います。
29歳、突如湧いてきた「人生見えきった感」
そんなこんなで転職して1年半後、仕事はある程度軌道に乗ってきたな〜と思っていた頃に29歳になったのですが、ふと「この先の人生、ずっとこんな感じなのでは?」と思いました。
ずっとレールに乗っていた人生でした。
乗せられていたのではなく、いつの分岐点も自分で判断して正しいと思う道を選択してきたつもりでしたし、そこには全く後悔はありません。
ただ、無自覚ながらも「リスキーなことはしたくない」「綺麗な肩書きでいたい」と思っていて、仕事に邪魔されずにライフプランを立てられる安定した環境で40年公務を全うするんだと思って自治体に入庁しました。
それが早くも6年で方向転換。
企業への転職は私にとっては人生でTOP3に入る大きな挑戦でした。転職も納得する形で終えられただけでなく、転職後も1年で成果を出して、2年目から希望のポジションに移してもらうなど、側から見ても順風満帆なキャリア。
社会人8年目になってはじめて、今の自分が取りうる最適解の“適職”に就くことができた年、急に「きっとこれからも定期的に自己分析や内省を繰り返して、頃合いを見て転職して、たまに友達と遊んで、こんな感じで40歳、50歳と歳を重ねていくんだろうな」と思うようになりました。
そう考えると、急に「このままずっとひとりでいるのって、つまらないかも」と思いました。
この頃私は29歳。
周りの友人もSHEで出会った人たちも素敵なパートナーシップを育んでいる人がたくさんいて、強がりではなく「焦り」は全くありませんでしたが、純粋に「いいな」と思うようになりました。
私がいろんなことを頑張ったり楽しんだり落ち込んだりしているように、大好きで信頼できる相手にも頑張りたいことや楽しいことや落ち込むことがあって、そういうのを共有できたらいいな。
安心感はもちろん、お互いにとっての生きる基盤みたいなものができて、挑戦できることも増えるんじゃないかなと。
あとこれはやや別軸ですが、私は会社や仕事において少々戦闘モードになってしまう傾向があります。
無駄に戦闘モードになって疲れるということが20代では度々あり、このままひとりで40代50代と歳を重ねていったら、もっと戦闘力上がって社会で生きるのがしんどくなるかもしれないと思ったというのもありました。笑
結婚相手に出会うまでの活動
本腰入れて相手探しを始めてから入籍まで2年弱となりましたが、実は最初から明確に「結婚相手」を探していたわけではありませんでした。
もう4年ほど恋人がいなかったので急に結婚となるとちょっとたじろいでしまう気持ちもあり、結婚するかどうかは一旦置いておいて、まずは本腰を入れてお相手探しをするところから始めようと思いました。
活動を開始したのが29歳になった夏。
この「本腰を入れて」というのは何かというと、それまでマッチングアプリを適当にやったりやめたりしていたので笑、シンプルにパートナー探しに対して時間も心もコミット力をあげようという意図でした。
以下、最終的に結婚相手に出会うまでの活動を列挙します。
パーソナライズ婚活サービス
一応固有名詞は避けますが、「パーソナライズ婚活サービス」で検索して出てくるサービスはひとつしかないので特定できると思います。笑
マッチングアプリと結婚相談所の間的なサービスで、プランナーが一人ついてくださり、自分と合いそうな人を月に2人紹介してくれます。
顔が分からない状態で30分お話をして、その後お互いが希望すればライン交換、その後交際するかしないかは本人たち次第といったサービスです。
マッチングアプリで大量の異性にいいねを押したり押されたりする挙動自体が私にとっては少々不毛で疲弊していたというのもあり、勝手に紹介してくれるサービスいいやんと思って入会しました。
無料だと気合い入らないのでさぼってしまうんですよね…
ここでの活動期間は5ヶ月くらい。
ご飯に行ったりした方もいましたが、関係が発展することはなく終了。
10人ちょっとお会いした時点で退会しました。
退会した理由は「なぜこの方を私に紹介してくださったんだろう…?」という紹介が続いたからです。
個人的な所感ですが、人の手によるマッチングを謳っていながらマッチングの質があまり高くないなと思いました。
会員数も非公開だったので、少なくとも当時は他の婚活サービスに比べて規模が小さめだったんだろうなと推測しています。
やはりお相手選びはアウトソースすべきではなく、自分の感覚を尖らせて自分で選び選ばれる方が納得感も得られそうだなと思い退会しました。
街コン&婚活パーティー
ここにきて原点回帰というか、特に目新しい出会い方ではない街コン&婚活パーティーに繰り出し始めます。これが29歳の春頃。
当時ハマってたのはいわゆる回転寿司形式ではなく、3対3の合コン形式の街コン。
これの何が良いかと言うと、「複数人の中での振る舞い」を見ることができるところ。
話に入れてない人へさりげなく話を振る方とか、他の人の話へのリアクションとか、1対1じゃ分からない魅力がわかって良いなと思いました。
あと私は見た目の印象と中身の印象がわりとかけ離れてるタイプなので、先に実物を知ってもらった方がミスマッチが起こりにくいのも良かったです。
マッチングアプリやパーソナライズ婚活サービスよりは手応えがあり、何回かご飯やデートに行った方もいたのですが、いまいち距離を詰め切れず、自分からフェードアウトする形で終了となってしまいました。
メンタルブロックカウンセリング
これだけ毛色が異なるのですが笑、私の婚活において欠かせない活動だったので書いておきます。
男性とは話せる方なのに関係を作る機会がなかったことに関して、私自身に根本的に何か問題があるのではないかなとぼんやり思いはじめたころ、とあるカウンセラーさんの「メンタルブロック解除セラピー」がインスタ広告で流れてきたのがきっかけ。
これに興味を持ち、計10回のカウンセリングを受けました。
私の恋愛・パートナーシップに対する苦手意識の大きくは幼少期の家庭環境(父親との関係)と、学生生活において異性と起きた些細ないざこざの積み重ねからきていました。
その1つ1つのエピソードを全10回、毎回詳細まで思い出して当時の自分に自分で声をかけてあげるというなんとも酷なカウンセリングでした。笑
これによる効果があったのかどうかは今でもあまり分からないですが、このカウンセリングを受けている最中にこの後出てくる結婚相談所への入会を決めたので、なんらか前向きに働いていたのかもしれません。
10回終わる頃には、カウンセラーや周りの人から「なんか雰囲気変わった?」と言われるようにもなっていました。
あと異性から見た自分に対する認知の歪みが是正されたのも良かったです。
過去の経験から自分なりに「異性から見た自分」を分析してきていたのですが、無意識に自分が女性としていかに魅力的でないかを自分で自分に刷り込んでいたことがわかりました。
それを毎回カウンセラーは、「それはnonさんの思い込みです。いいと言ってくれてる人もいましたよね?」と指摘してくれました。
好意的でいてくれた人も0ではなかったのに、異性との嫌な思い出ばかりに囚われて、気づいたら自己肯定感が地に落ちていました。
それを掬い上げてもらえたのが良かったなと思います。
結婚相談所への入会
ここで満を持して、突然結婚相談所へ入会します。笑
きっかけは結婚相談所を運営している株式会社IBJが開催していた婚活パーティーに参加したときに勧誘を受けたことでした。
まるで突然の出会いかのような書き方ですが、婚活を始めた頃から結婚相談所はずっと視野に入れていました。
「ナレソメ予備校」という結婚相談所のYouTubeでの投稿を見続けていたからです。笑
結婚の良さ、結婚相談所の良さをウイットに富んだ会話で的確に伝えてくれる動画が多く、普通にコンテンツとして面白いと思って見ていました。
前述の通り、当初は「いきなり結婚は無理」と思っていたので、結婚相談所のように数ヶ月で成婚といった世界が自分に馴染むとは思えず、入会は見送っていました。
ところが勧誘を受けたIBJの営業担当の話術がハイレベルすぎてまんまと説得させられました。笑
大方こんなところ。
あれよあれよと言う間にIBJが運営する「IBJメンバーズ」に入会しました。
(実際にはこの後IBJメンバーズは3ヶ月で退会し、ナレソメ予備校でもない別のIBJ連盟の相談所へ移籍したのですが、その話はまたの機会に。笑)
最終的に今の旦那さんとは結婚相談所で出会いました。
結婚相談所はまたまだ昔ながらの「お見合い結婚」とも呼ばれる独特な文化も残っていますが、私にはすごく合っていたなと思います。
結果論ですが。
マッチングアプリや街コン・婚活パーティーだと、相手のモチベ(恋愛がしたいのか結婚がしたいのか)もよく分からないし、なんなら相手の情報も完全に信頼できるとは言い切れない中での活動で、縄張り意識の強い私は心を開いたり相手と距離を詰めることが難しかった。
一方結婚相談所は、まず「わりと短期間で結婚がしたい」人たちの集まり、かつ独身証明書や源泉徴収(年収の証明用)の提示が必須だったので、「この人の情報本当かなあ」といった余計な邪推が不要でした。
そして何より結婚を前提とした出会いなので、初っ端から込み入った話をしてもなんら不自然じゃないんですよね。
キャリア観、家族観、パートナーに求めること。今の旦那さんとは「不妊治療はどこまでやるか?」の話も2回目くらいからしていました。
上辺じゃない、込み入った話をして人となりを知ってから好きになるのは私にとってはむしろ自然で、結婚相談所だからこそ短期間で叶ったことでした。
とはいえ今の旦那さんに出会うまで、相談所の活動だけでも30人以上と会いました。笑
途中迷走しすぎて悩みまくりましたが、おかげで旦那さんと出会った時には初対面で「この人だ!」と思えるくらい感性も育っていました。
すべての経験が無駄じゃなかったなぁ。
旦那さんと出会ってからは4ヶ月ほどの交際期間を経てプロポーズを受け婚約。
成婚退会後、3ヶ月半で無事に入籍しました。
旦那さんのことも詳しく書きたいのですがすでに超大作になってしまっているので、またの機会に。笑
結婚して、実際どう?
一言で言うと、シンプルに幸せです。
旦那さんは出会った頃から一貫して私に揺るぎない愛情を言葉でも行動でも示してくれていて、他の誰でもない旦那さんと結婚できて本当に良かったなと思う日々です。
毎日ハグしたり、休日はふらっと飲みに行ったり、ダラダラとドラマを観たり、そんななんでもない日常がすごく楽しい。
あとこれは別軸ですが、結婚したことで「自分は結婚するのかしないのか問題」を考える必要がなくなったので、より自分の人生に集中できるようになりました。
特に仕事や自己啓発においてはもっともっとやってみたいことがあるので、これからは独身の頃以上にそちらに集中できるなと感じています。
もちろん家の購入や妊活のタイミングなど、考えることはいろいろありますが、そもそも相手がいなければこの辺りも全く見通しが立たないことです。
やろうと思えば話し合える相手がすでにいるというのはありがたいことだなと思います。
同棲し始めた頃はお互い人と空間を共にすることが不慣れすぎていざこざも多々ありましたが笑、最近ようやくお互いの距離感やペースを掴んできて、穏やかな暮らしになってきたところです。
旦那さんとはまだ出会って1年経っていないのでしばらくは2人の時間も楽しみつつ、一緒にもっと楽しく豊かな人生にしていきたいと思います。