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Vスタートデッキガチ考察 〜無色編〜
はじめに
※本記事はVスタートデッキ同士での対戦を前提に各カードの解説、プレイングの考察などをしています。それらを理解した上で読んでいただけると幸いです。
※見やすさを重視し、デッキレシピの順にカードを紹介していきます。ご了承ください。
デッキレシピと各ポケモン解説
ケンタロス
デッキに2枚しか入っていないので、安定してケンタロスからスタートできる確率は低いですが、序盤から場に出して、「なかまをよぶ」を使いたいポケモンです。
逃げるが1なのも優秀で、HPも110と低くなく、「なかまをよぶ」を2回使ってたねポケモンを場に出してから、エネルギーのついたベンチのポケモンとすぐに交代できるのがケンタロスの強み。
また、いざとなれば「あばれタックル」で攻撃をすることもできるので、他のポケモンでは足りないダメージを補えるのも魅力。
無色デッキでは全体的に火力が期待できないので、こういった使い方は積極的にしていきたいです。
イーブイV
無色のスタートデッキのパッケージを飾るポケモンVです。
ワザは両方とも優秀なのですが、「もってくる」は序盤から使いたいワザなことに対し、イーブイVがデッキに1枚しか入っておらず、安定して序盤から「もってくる」が使えないこと。
「バディブレイブ」が簡単な条件で160ダメージを出せることに対し、必要なエネルギーが3エネと若干重く、1回1回手札からエネルギーをつける以外の手段のない無色デッキにおいては「バディブレイブ」を使いにくく、また、イーブイVのHPが190と高くないので、「バディブレイブ」を宣言する前に倒されてしまう可能性があること。
上記のことから、イーブイVはデッキ内であまり活躍できる場面が少ないと考えています。
イーブイVには無色デッキに採用されているツインエネルギーの恩恵も受けられないので、育てるメリットが薄いポケモンです。
ですが、序盤に「もってくる」が使えそうであれば、場に出して「もってくる」を宣言した方が強いので、「バディブレイブ」を使う為にエネルギーをつけることをしなくても、充分に活躍をしてくれると思います。
イーブイVはあくまで「もってくる」でプレイヤーをサポートしてくれるポケモン、というイメージで使えると良いでしょう。
リングマ系統
ヒメグマ: 3、リングマ: 2の配分。
無色デッキ最強のポケモンです。
まず、リングマの「ヘビーホールド」。このワザを受けたポケモンは、次の番ワザを使えないという、ワザ名どおりの拘束を相手に課すことができます。
しかし、「ヘビーホールド」を使うのに4エネ必要で、ツインエネルギーを引けたとしても、攻撃するまでに必ず3ターンを要するので、育てること自体が難しいポケモン。
だからこそ、序盤からしっかりヒメグマを出して、ツインエネルギーを引けた時はヒメグマにつけ、リングマで「ヘビーホールド」と言えるように、最優先で育てていきましょう。
チルタリス系統
チルット: 3、チルタリス: 2の配分。
正直、無色デッキの中ではいちばん弱いポケモンたちです。
理由は至極単純で、『デッキに1枚しか入っていないポケモンVより、その他多くのポケモンに有効打がある方が強い』からです。
チルタリスはその特性の強さから、普段からポケモンカードで遊んでいる方々の注目の的となっていますが、Vスタートデッキ同士のバトルでは、そのような特性は意味をもちません。
「スピードひこう」は60ダメージしか出ず、不十分なダメージで、チルタリスのHPも110と、簡単に多くのポケモン倒されてしまいます。
どのぐらいHPが物足りないかと言うと、悪デッキのアーボックに先に攻撃された場合、両方のワザを使われ、チルタリスがアーボックを倒せないままきぜつしてしまうぐらいなので、いかに活躍できる場面が限られているかが察せられるでしょう。
『ケンタロスもHP110で低くないってさっき書いてたじゃん!』とお思いの読者もいらっしゃるかと思いますが、序盤から使えるワザをもつたねポケモンのHP110と、中盤以降に使っていきたい特性をもつ進化ポケモンのHP110の価値は、雲泥の差です。
そもそも、デッキに1枚しか入ってないポケモンVを出さずとも勝てる展開は少なくない(というか引けないことを前提にプレイしなくてはいけない)ので、そこに対するピンポイントメタをデッキに入れてしまうこと自体、理解に苦しみます。
長くなりましたが、要約すると、チルタリスは育てるなということです。ツインエネルギーも、もはや基本エネルギーすらつけなくて良いです。他のポケモンにつけた方が強いので。
デッキに1枚しか入っていないことがわかりきっているVスタートデッキ同士の対戦においては、たねポケモンでHP110で「なかまをよぶ」が使えるケンタロスの方がずっとずっとえらいのでした。めでたしめでたし。
ザングース
ちょっと難しいことが書いてありますが、チルタリスより強いポケモンです。
「どつく」は特に書くことがありませんが、「ざんこくなやいば」は、非常に魅力的なワザ。
『相手のバトルポケモンに乗っているダメカンの数×10ダメージを追加』とあって、ダメージ量が想像しにくいと思いますが、限りなくわかりやすい表現をすると、相手に今乗っているダメカンが倍になって、さらに20ダメージ乗るというイメージで覚えると良いでしょう。
例えば、相手のバトル場に60ダメージを受けているポケモンがいて、ザングースが「ざんこくなやいば」を使うと、元々乗っている60ダメージ+元々のワザのダメージ20+追加分の60ダメージで、相手の受けたダメージは合計140ダメージになります。かなり強く見えますね。
しかし、これも相手がワザのダメージを受けている前提の計算なので、できれば色んなポケモンで攻撃していって、多くのポケモンにダメカンを乗せられていると、ザングースの「ざんこくなやいば」が残酷な輝きをみせます。
とはいえ、ザングースはデッキに1枚しか入っていないので、引きたい時に引ける確率は少ないと思います。
いつ、どのタイミングで「ざんこくなやいば」を当てていくか、考えながらプレイできると上手にザングースを使っていけるでしょう。
バイウールー系統
ウールー: 3、バイウールー: 2の配分。
ツインエネルギーをつけるまではいきませんが、強いポケモンです。
雑に「コットンガード」と宣言してるだけで強いので、「すてみタックル」にこだわらなくて良いところが強いです。
「コットンガード」2回と「すてみタックル」で180ダメージになり、そこでやっとほとんどのポケモンを倒せるダメージになるので、相手のポケモンのHPによりますが、「コットンガード」と「すてみタックル」で相手のポケモンを倒せるように、きずぐすりを使ってバイウールーを倒されないように戦えると良いでしょう。
バイウールーもいつでも活躍できるポケモンなので、育てられるのであれば、場に出していきたいポケモンです。
「コットンガード」を1回使えればHP実質160になり、それを一撃で突破してくるポケモンは少ないので、「すてみタックル」による自傷ダメージできぜつしないように、バイウールーで戦う時はきずぐすりをもっておくようにプレイできると良いと思います。
無色デッキのプレイング
無色デッキは、どちらかと言えば後攻をとりたいデッキです。
確率は高くないですが、ケンタロスの「なかまをよぶ」から、イーブイVの「もってくる」に繋げられる動きが強いからです。
また、1エネから動けるポケモンと言っても、数が多く入っているポケモンたちは、ダメージを与えるワザしかもっていないので、場の展開ができません。
そこを後攻をとることで補っていくということを、基本的な考え方としてプレイしていけると良いでしょう。
無色デッキはポケギア3.0や、マサキの解析が入っていて、他のデッキより場の展開の助けになるサポートやグッズにタッチしやすいのも魅力。積極的に使っていきたいです。
そして無色デッキでも異彩を放つこのサポート。
『前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていなければ使えない』という変わった条件をもっています。
その条件をクリアしやすい工夫が、無色デッキのポケモンたちにあります。そう、ケンタロスとバイウールーです。
ケンタロスは「あばれタックル」、バイウールーは「すてみタックル」による自傷ダメージが入るので、能動的に相手に倒されやすくなります。
つまり、メイを使うタイミングをコントロールできるということです。
ようは、メイが手札にある時や、ポケギア3.0、マサキの解析でメイにタッチできた時に、ポケモンたちの自傷ダメージ込みでメイをどのタイミングで使えるか、そのタイミングで使えたら何をもってくるかを考えてプレイすることができます。
とはいえ、そういったプレイが狙える、というだけの話なので、基本的には引けた時に上手い具合に使えたらいいな〜程度で考えていて良いでしょう。ただし、メイを使う時には何をもってきて、次にどう展開するかは慎重に考えてプレイしましょう。
無色デッキは、リングマにツインエネルギーをつけ、バイウールーで耐久し、ケンタロスとイーブイVで展開するのが基本的な動きとなります。
どのタイミングで「ヘビーホールド」を使い、相手を止め、倒していくのか。その見極めを正しくしていけるかどうかが、無色デッキの勝利に繋がるでしょう。
おわりに
Vスタートデッキ同士の対戦における無色デッキについて、自分なりに考えてみましたが、いかがだったでしょうか。
無色デッキは他のデッキに比べてサポートに触りやすく、展開力も低くないデッキなので、始めたばかりの方でも扱いやすいデッキのように感じました。
あと、エネルギーがフェアリーを除く全色入りなので、盤面がカラフルでかわいいと思います。目で見て楽しい、ということは大事。
この記事が何かの参考になれば幸いです。
Vスタートデッキバトルイベントについて↓
今回の記事は以上となります。ありがとうございました。