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Vスタートデッキガチ考察 〜超編〜

はじめに


 ※本記事はVスタートデッキ同士での対戦を前提に各カードの解説、プレイングの考察などをしています。それらを理解した上で読んでいただけると幸いです。

 ※見やすさを重視し、デッキレシピの順にカードを紹介していきます。ご了承ください。



デッキレシピと各ポケモン解説

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ミュウV

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 超のスタートデッキのパッケージを飾るポケモンVです。

 ミュウVのワザ、「エックスボール」はお互いのバトルポケモンについているエネルギーの数×30ダメージというワザ。

 基本的に相手のポケモンが3エネついていることが多いので、その時点でミュウVのエネルギーの数(2エネ)と合わせて、150ダメージが出ます。かなりのダメージです。


 炎や水、鋼デッキはエネルギーがたくさんつくデッキなので、そういったデッキであれば優先して出していきたいです。

 また、ミュウVに必要なエネルギーが2エネであること、エネルギーつけかえが収録されていることから、これらのデッキに対して後から出していって、前のポケモンで事前に与えておいたダメージと合わせて、ミュウVで倒しにいくことができます。


 以上のような理由もありますが、ミュウV自体のHPが高くないので、あまり序盤から出したいポケモンではありません。

 しかし、逃げるが0なので、仮にミュウVでスタートしてもすぐにベンチに逃げることができ、ダメージを受けても相手にポケモンキャッチャーでオモテを出すことを要求させるのが強いです。


 超デッキはどのポケモンも軽いエネルギーで動くことができるので、簡単に逃げることができるミュウVと、デッキ内のポケモンたちを満遍なく育て、相手を翻弄して戦いましょう。



ネイティオ系統

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 ネイティ: 2、ネイティオ: 1の配分。

 ネイティは「さきどり」という、山札を引けるワザをもっているので、対戦準備の時に出しておきたいポケモンです(枚数が少ないので難しいかもしれませんが)。


 また、進化後のネイティオが面白いワザをもっていて、「エネワープ」というワザが、名前の通り、ベンチポケモンのエネルギーをバトル場のポケモンに移動させる効果。

 「サイコキネシス」というワザが、相手のバトルポケモンについているエネルギーの数でダメージの上がるワザなので、ネイティオ単体で性能が完結しているのが強いです。その為か採用枚数が少なくされています。


 採用枚数が少ないので、ネイティオを場に出すことが難しいかもしれませんが、1エネから動けるので、サイド落ちを確認次第ネイティを出して、引けた時に進化できると良いかなと思います。

 「エネワープ」で場をかき乱し、「サイコキネシス」でトドメを刺す、というのを狙ってネイティオを使っていきましょう。



グランブル系統

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 ブルー: 3、グランブル: 2の配分。

 2エネからワザを使えるポケモンなので、デッキ内では少々重たい印象になるかもしれませんが、他のポケモンが軽いエネルギーで動ける為、その分グランブルたちにエネルギーをつけることができるので、エネルギー問題はそこまで気にならないでしょう。


 グランブルのワザが、「くらいつく」と「とびだしヘッド」で計180ダメージになるので、ほとんどのポケモンを倒すことができ、また、デッキ内においてはそこまでの火力を安定して出せるポケモンが少ないので、貴重なダメージソースとしてしっかり育てていきたいポケモンです。


 「かじりつく」と「とびだしヘッド」の組み合わせでサイドを確実に取っていきましょう。



ガラルサニーゴ

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 ガラルサニーゴは、デッキに1枚しか入っていませんが、ワザ「のろいのしずく」は上手く使えるとサイドを一気に取れる可能性のあるワザです。


 『ダメカンを乗せる』という“効果”なので、「のろいのしずく」でダメカンを乗せたことで相手をきぜつさせると、炎デッキのエンテイのワザ「まきかえす」のダメージ増加がされません。

 なので、炎デッキに対しては『ワザのダメージで倒さないように攻撃して、ガラルサニーゴを使う』というプレイができると強いですね。

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 試合のなかで、「あと10〜30ダメージ足りない! けどベンチに逃げられて呼べる手段がない!」といったシーンにガラルサニーゴはその強さを発揮します。

 超デッキのポケモンたちは基本的に相手を一撃で倒せるワザをもっていないので、そのターンで倒し切るのが難しいです。ですが、相手の残りダメージを10〜30に調整して、ガラルサニーゴで後から狙撃する、というプランが取れます。


 サイド落ちがなければどのタイミングでも使っていけるので、確認次第、相手のポケモンの残りダメージを気にしながら、試合を進めていけると良いと思います。



ブリムオン系統

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 ミブリム: 3、テブリム: 3、ブリムオン: 2の配分。

 ブリムオン系統は全員1〜2エネで動けるので好きなタイミングでワザを使いやすいのが良いポイント。ブリムオンのワザで一撃で倒す為にミブリム、テブリムでダメージで与えていくも良し。ガラルサニーゴの「のろいのしずく」のプランを通すのにワザを使わないターンがあっても良し。

 いつでもワザを使える分、どのタイミングで使っていくかが難しいポケモンではありますが、状況に応じて使い分けができるように、プレイを磨いていくことが重要です。


 そして最大の魅力は、ブリムオンの特性「ハザードセンス」。相手からダメージを受けた時にワザを使ったポケモンをこんらんにすることができます。

 ブリムオンのもつワザが、自分のHPを30回復する効果をもっているので、相手をこんらんにすることの試行回数を稼ぐことが可能です。

 また、純粋に100ダメージ出るので、一度攻撃を耐えたらこんらんダメージ込みで230ダメージまで出せて、相手にバトル場のポケモンを引かせることを押し付けられるのが強いです。


 しんかのおこうとふしぎなアメがあるので、他のデッキより比較的早くブリムオンに進化できるでしょう。序盤からこんらんを押し付けていけると強いので、積極的に育てていけると良いと思います。


 また、ブリムオンの逃げるが2なので、ふうせんと相性が良いです。相手をこんらんにしながらベンチに逃げて、ブリムオンを倒させないプレイも強いので、ふうせんを引けたらブリムオンにつけておくと良いでしょう。


 自分は回復しながら相手を惑わす、トリッキーなブリムオンたちを上手に使いこなしてあげましょう。



イエッサン

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 イエッサンもデッキに1枚しか入っていないカードですが、かなり強いポケモンです。


 「リフレッシュタイム」で自分のポケモン全員のHPを回復することができるので、逃げるを繰り返し使いやすい超デッキにおいて、中途半端なダメージを許さないこのワザは非常に強力です。

 個人的に推したいプレイが、

ブリムオンがバトル場でダメージを受け、相手をこんらんにする。
ブリムオンが次の番、ワザを使って回復する。
その次の自分の番、ブリムオンにふうせんをつけて逃がし、イエッサンで「リフレッシュタイム」でブリムオンを更に回復させる。

という動きです。

 ブリムオンが一撃で倒されなければ、このように受け回す動きができるので、相手にサイドを取らせにくくするプレイができるのも強力。

 また、イエッサンは逃げるが1なので、「リフレッシュタイム」を使った後にイエッサンが倒されなくても、簡単にベンチのブリムオンと交代できるところが強みです。


 イエッサンの回復を活かして相手をどんどん追い詰めていきましょう。



超デッキのプレイング


 超デッキは先攻を取りたいデッキです。


 山札を引けるワザをもつネイティでスタートできることの確率の低さと、早いうちにミブリムをブリムオンに進化させたいことから、先攻を取る方が良いと考えています。


 先述した通り、超デッキは軽いエネルギーで動けるポケモンが多いことに対して、相手を一撃で倒せすことが難しいので、貴重なダメージソースとなるグランブルは、ブリムオンの次に優先して育てたいポケモンです。


 あとは満遍なくエネルギーをつけて、必要な時にポケモンを動かせるようにしておくと良いでしょう。


 超デッキは『相手のプランを通さない』イメージで動かしていくと良いと思います。

 ブリムオンの特性によるこんらんと、ワザによる回復や、ネイティオのワザによる妨害、エネルギーつけかえによるミュウVの瞬間的なダメージ増加など、『相手にどうやってプレイされたらツラいか』を考えて、ポケモンのワザを使い分けて戦っていけると超デッキの強みを活かせるでしょう。


 相手のやりたい動きを予測しながら妨害していく、トリッキーなプレイで相手を翻弄し、超デッキを勝利に導きましょう。




おわりに


 Vスタートデッキ同士の対戦における超デッキについて、自分なりに考えてみましたが、いかがだったでしょうか。


 カードリストを細かく見ていくと、超デッキは相手のやりたい動きをさせないようなワザをもつポケモンが多く入っていて、最初は使うのが難しいデッキだと思いますが、先述したような考え方はポケモンカードにおいてずっと使っていける考え方なので、その考え方が身につくように超デッキを使ってみるのも良いと思います。


 また、この記事がVスタートデッキで遊ぶことを考えている方の参考になれば幸いです。



 Vスタートデッキバトルイベントについて↓



 今回の記事は以上となります。ありがとうございました。








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