Vスタートデッキガチ考察 〜草編〜
はじめに
※本記事はVスタートデッキ同士での対戦を前提に各カードの解説、プレイングの考察などをしています。それらを理解した上で読んでいただけると幸いです。
デッキレシピと各ポケモン解説
フシギバナV
フシギバナVの強さはソーラータイフーンでホエルオーV、ジュラルドンV以外のポケモンを一撃で倒すことが可能な上、ソーラータイフーンを撃った後、かふんばくだんを撃てることにあります。
かふんばくだんは3エネで80ダメージを与えながら、相手のポケモンをどくとねむりにするという、スタートデッキ同士においては非常に強力なワザ。
どく込みで90ダメージが出せるので、次にエネルギーを貼ることが出来れば、大きなおまもりのついたホエルオーVですら(ポケモンいれかえが無ければ)、何も出来ずソーラータイフーンできぜつさせることができます。
ジュラルドンVに対しては、草抵抗持ちであること、ポケモンセンターのお姉さんがデッキに入っていることから、一見不利に思えます。
しかし、ジュラルドンVがフシギバナVを一撃で倒すのはかなり難しいので、基本的には2回ワザを撃って倒しにくるはずです。
そこで、かふんばくだんを連打し、ジュラルドンVにポケモンセンターのお姉さんを使われても、ソーラータイフーンで倒せるところまでHPを減らしてから倒すことを狙う方が賢明でしょう。
先述した通り、上記ポケモンV以外はすべて一撃で倒せるかつ、どくとねむりで相手の動きを縛ることや、大きなおまもりを貼ることでホエルオーVに対してコイン3回表を要求できること、きずぐすりで場持ちを良くする選択肢もあるので、スタートデッキの中でもかなりの高スペックなカードです。
スピアー系統
ビードル: 3 コクーン: 3 スピアー: 2 の配分。
ビードルはなかまをよぶが撃てるので、対戦準備の手札にあれば、優先して出したいポケモン。
スピアー系統は全員1エネルギーだけで行動できるので、1回エネルギーを彼につけたら、よんできたフシギバナVや、ヘラクロスに積極的にエネルギーをつけていけるのが強み。
コクーンのむしくいからスピアーのどくづきでHP120以下のポケモンを倒すことができるので、コクーンが一撃で倒されることがなさそうであれば、ふしぎなアメにこだわらず打点を重ねていく選択を取るのも悪くないでしょう。
ヘラクロス
2エネからしか動けないのが少しネックな部分はありますが、つきとばすを使うことで、前の番ワザを使ってきた、次もワザを使っていけるポケモンを一旦ベンチに下げることができる、相手にとっても厄介なポケモン。
30ダメージを乗せることができるので、つきとばされたポケモンがまた戻ってきたとしても、今度はかいりきホーンで攻撃することができ、そうなるとHP140以下のポケモンは倒されてしまうので、満遍なく準備を整えることの難しいスタートデッキにおいては、確実にサイドを取りにいけるカードだと言っても過言ではありません。
また、ヘラクロス自身がHP130なので、一撃で倒されづらいことも強み。たねポケモンなので場に出しやすく、スピアー以外のサブアタッカーとして優先して育てていきたいです。
ユキノオー系統
ユキカブリ: 3、ユキノオー: 2 の配分。
正直、デッキ内においてはあまり強くないカードです。
ユキカブリでスタートすると、逃げるが3なので、ビードルやヒメンカで場を展開させる動きに、デッキ内に2枚しかないポケモンいれかえを要求してしまい、取れる選択の幅が一気に狭くなってしまいます。
もし、ユキカブリでスタートした時は、他にポケモンが出せたらそちらにエネルギーを貼って、ユキカブリが倒された後に何かしらできる盤面にしたいです。
ユキノオーに進化すると、アロマスリープで時間稼ぎ、メガトンラリアットでアロマスリープと合わせて水と鋼のポケモンV以外の全てを倒したり、デメリット無しで140ダメージを連打できたりするので、立てば強いカードではあります。
ですが、そのエネルギーはフシギバナVにつけた方が強いので、フシギバナVがサイド落ちしていた時に、彼の代わりに育てましょう。
どの試合においても優先度は高くないカードなので、エネルギーはなるべく他のポケモンにつけることを意識して使いたいです。
ワタシラガ系統
ヒメンカ: 2、ワタシラガ: 1の配分。
対戦準備の手札にヒメンカがいたら、絶対にヒメンカを出してください。最優先のカードです。
ヒメンカのなかまをよぶはビードルと違い、ポケモンを3枚までベンチに出すことができる。その3枚でフシギバナV、ビードル、ヘラクロスあたりを出せると最高。
そしてワタシラガのめぐみのわたげが強いです。なかまをよんだヒメンカをスーパーボールやポケモンごっこやターフスタジアム、または山札を引くサポートでワタシラガを手札に加えて進化まで繋げることができればほぼ勝ち盤面になります。
ワタシラガはめぐみのわたげを宣言できれば良いので、前の番ベンチに出したポケモンにエネルギーを貼ることができ、宣言した後も逃げるが1なのでエネルギーのついた、準備万端なポケモンをバトル場に出すことができます。
仮にめぐみのわたげを宣言した返しに倒されることがなければ、もう一度宣言して山札を圧縮+ユキノオーを立てることも視野に入れて良いでしょう。
草デッキのプレイング
草デッキは後攻を取ります。
先述した通り、なかまをよぶを使って、ポケモンを展開する動きを最優先していきたいデッキなので、ワザを宣言できる後攻を取りたいです。
他のデッキにある、山札を引くワザの代わりにベンチにポケモンを展開するワザに恵まれているデッキなので、ビードルスタートでもなかまをよぶでヒメンカをよんで、次の番にヒメンカでなかまをよんで、山札を圧縮してワタシラガやサポートに触りやすくする意識で試合を運んでいけると良いと思います。
サイドにワタシラガが落ちてないことを確認する手段が、ワザ以外でポケモンごっこかターフスタジアムしか無いので、なかまをよぶを宣言した時に入念に確認しておきましょう。フシギバナVに4エネがつくかどうかはワタシラガにかかっています。
ターフスタジアム自体も1枚しか入っていないので、サイド落ちが確認できた時のポケモンごっこの使い方を間違えると大変なことになります。ポケモンごっこを引いた時は大事に使いましょう。
どのデッキに対しても、基本的にはなかまをよぶで展開し、ワタシラガまで繋げることができなくても、1エネで何かしらできるスピアー系統で小突き、その間にフシギバナVを育てていきましょう。
フシギバナVをしっかり育てられるかどうかが、勝負のカギを握っています。
おわりに
自分なりにVスタートデッキ同士の対戦においての草デッキについて考えてみましたが、いかがだったでしょうか。
ポケカ公式のイベントでもVスタートデッキの対戦イベントが開催されるようなので、そちらに参加を考えている方の参考になれば幸いです。
Vスタートデッキバトルについて↓
今回の記事は以上となります。ありがとうございました。